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みんながみんな戦闘狂な訳がない

アクセスありがとうございます。

遠征開始から4日、今遠征隊初の戦闘は味方の死亡0で終えた。

俺たちは食料を中心に敵の物資を回収する。

俺の予想通り予定よりも早く戦闘は終わった。

このまま移動すると大幅に野営予定ポイントで時間をつぶすことになる。


俺は味方が物資を回収する間にこっそりと捕虜を選別する。

この捕虜には俺の旅の娯楽と長命種の意識改革のための生贄になってもらうつもりだった。


敵の物資に対して俺たちは数が少ないのですべてを鹵獲しない。

だが俺は納得いかないので出発前に意見具申するつもりだった。


出発前

「よーし!!!皆の者いけるか??」

女王がパイプを片手に煙を吐きつついう。彼女の全身は血で真っ赤だ。

俺を除く全員がうなずく。

そして俺は意見する。


「すいません、疑問があります」

「ん??くそがき。なんだ??」

「このままだと予定地にかなり早く着きますよね?」

俺は疑問をぶつける。


「あぁ、戦闘があったから長く休むつもりだ!!!」

「(なるほど、そっちね)」

「それならば、ここで休みませんか?ちょうど短命種の天幕もありますし、俺もやりたいことがあるので先に見張りやりますよ」

「だ!!そうだ!!!皆の者?!」


「そうねぇ~まぁ~どこでも変わらないわねぇ~いいわよぉ~」

「そうだなー変わらんなー俺もかまわんぞー」

「そういうことならあなた~はやくいきましょ~」

「ひいいぃぃぃ、俺は疲れてるんだよ・・・」

旦那は生きていたがこれから殺されるようだった。


「だが!!!あたしはあまり疲れてないがせっかくマサちゃんが見張りしてくれてもすぐ交代だぞ??」

「(本当に聖人だよなぁ・・・女王が率先して見張りってすごいよなぁ・・・)」


「では、俺が陛下を呼びにいきますよ!見張りながら物資からたばこ集めておきますし」

「そうか!!!だが!!もう残ってないと思うぞ!!!あーっはっはっは!!!」


そんなやりとりのあと仲間たちは適当な天幕で休憩に入っていった。

「(ふぅー、聖人は組みやすいぜマジで)」

俺は邪悪なことを心の中でつぶやくのだった。


俺は残り少ない魔力を動員して物資を一か所に集めれるだけあつめる。

しかし、敵は大軍団なので物資の展開も広範囲だった。

なので本当にできるだけである。


集めるついでにタバコがあれば回収。

物資を集め終えたら物資の周りに燃えやすい物を散らしておく。

そして俺がみた範囲では唯一の生き残りとなった捕虜をだれもいない俺が休む天幕の裏に猿轡を噛ませ転がす。

最後に体力の限界を感じつつ天幕を覗けるだけ覗き書類のありそうな天幕から書類を奪う。

その後女王と交代し、やっと休むことができた。


「(あー、自分で言いだしたことだが、きっつい・・・疲れた・・・)」

俺は2秒で意識を失った。


ゴフッ!!!!誰かに骨が折れない程度の絶妙な力加減で蹴られる。

俺は悶絶しつつ俺を蹴った人物にあたりをつける。


「(くっそ、教官か・・・)」

こんな俺の耐久力を知りつつ絶妙に苦しませてくれる蹴りを放つやつなんて彼女以外考えられなかった。


「ゴホッ、ゴホッ、教官ありがとうございます」

「いいわよぉ~、そろそろ出発よぉ~、敵の陣地で休むのもなかなかいいわねぇ~」

「ゴホッ、そうでしたか、それはよかったですね」

「さっいきましょぉ~」


俺が天幕から出ると敵の物資を満載した馬車が40台、騎馬が6騎、騎手のいなくなった馬が40頭待っていた。

俺は急いで捕虜を回収し意識を刈り、馬車の荷台に放り込み御者席に座る。


「おい!!!そいつはなんだ???食うのか???生きてるぞ???」

「(なんでみんな食うのか聞くのだろう・・・)」


「いえ、飼うんですよ。敵の馬と一緒です。俺の食べ物を分けるので心配しないでください」

「そうか!!!じゃ、しゅっぱーつ!!!」


2騎が先導し馬車がぞろぞろと続く。

合間に俺たちの馬の群れがあとにつづき、再び馬車がつづく最後に2騎が続き、残った2騎は周囲を警戒する。


俺は出発直後に準備していた数本のたいまつに火をつけ、サイキックでまとめた敵の物資へと飛ばす。

俺たちがあとにした戦場に火柱があがっていた。

俺以外はだれも後ろを振り返らなかった。


予定通りにポイントに到達してみな休憩に入る。

俺の見張りはいつも最後だ。

俺の馬車には俺の使う物資と仲間の物資が乗っている。

そして俺の物資は仲間の誰よりも量が多い。

せっせと継ぎ足したのだ。

故に俺の馬車が一番荷物がのっており眠る際に狭かった。


まぁ皆が、皆馬車の中で寝るわけではないが・・・

そして俺の馬車にはもう一つ余計な者が載せてあった。

俺が選別した捕虜である。

俺は移動中はこいつらを調教し、情報を聞き出す予定だったのだ。

だがうるさくできないので若くて俺がイケる個体を選別したのだった。


ちなみに某夫婦の馬車と俺の馬車からはときどき怪しい音がするのだったが、気にするものはいなかったのだった。


一回目の戦闘から3日目の夕暮れ会議にて。

「んー!!!おっかしいなー!!!」

女王がなんか悩んでる。


女王は約2000歳、そして生涯のほとんどを戦いに費やしているはずなのに顔には傷一つない。

また彼女も例にもれず美人である。

いるよね、めっちゃ美人な50代って。欲情はしないが。


「そうですねぇ~不思議ですねぇ~」「「だなー」」

俺を含めた若手以外がなにやら悩んでいた。

俺は聞く。


「なにが不思議なんですか?」

「おー!!!いつもだとそろそろ次のこびとちゃんたちが見えるんだよ!!!だが!!!見ないだけでなく、来る気配もない!!!だから不思議なのさ!!!」


「(なるほどね、まぁこないよ。俺が物資を減らしたから軍備に遅れがでてるんでしょ。あんたらが何百年もお人よしだからさ)」

俺は心の中で毒づく。


「そうなんですか。それは寂しいですね」

「そうなんだよな!!!ま、あいつらも戦い大好きだしそのうち遊びにくるだろ!!!じゃ!!!次回はここでいくぞ!!!いいな??」

一同うなずく。


女王を含めた長命種は短命種が攻め来る理由を自分たちと同じくバトルジャンキーだと思ってるようだがそれは違う。

短命種が攻めてくる理由は奴隷の確保と豊かなバタダ王国の資源だ。

長命種は聖人なので奴隷になっても従順で逃げることがない、さらに戦闘で捕虜をとらないので短命種の情報が全くないのだ。


俺は事前に短命種の内情を掴んでおり、遠征軍が遠征に必要な物資以外を放置しているせいで、短命種が残った物資を回収し軍備の再編をしていることを知っている。

加えて今回は俺が現在進行形で敵の情報を整理中である。

そのおかげで敵の予定布陣も把握していたりする。

敗戦によってインテルを失い変更しているかもしれないが。


だが、俺はソイツ王国が何百年と突撃しかしない俺らに対してタカくくっており、そのため作戦全体の絵図は変えてないとアタリをつけていた。


「(ソイツの国内観光といきますか)」

そんなことを心の中でつぶやき、未だに従順にならない捕虜を調教しつつ敵の情報の精査をするのだった。


「んんーっ んんーっ んんーっ」

夜が更けていく。


読んでくれてありがとうございます。

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