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コメント男子と失神系女子の宿探し

アクセスありがとうございます!


家族と別れ王都へやってきたマサとエリンだった

王都へやってきた。


俺とエリンの持ち物は、トラの毛皮と浴槽と罠セットと木の札の束だ。

そう俺の持ち物だけだ。

エリンの私物はない。


なぜなら俺の私物は集落では利用価値がないからだ。


一方、彼女の私物で利用価値があるからだ。

そのため財産分配のため彼女の持ち物は着ている服と紅のネックレスだけだ。


俺の名誉のために言い訳すると、罠セットのロープはすべて献上した。

そのため罠セットの中身は爪と煙玉だ。


王都での住む場所などはこれから探す。

そんな行き当たりばっりでいいのかって?いいんです。


なぜなら、集落では情報がないのだから、集落に残ってる人で王都に住んでるなんていないから集落に住んでいるのだから。


じゃあ、どうするのかって?そんなの王都にいる人に聞けばいいのです。

たとえバトルジャンキーでも、全員が全員バトルジャンキーではないのです。


もし、全員バトルジャンキーならば人は生活できないのです。


聖人に呆れているくせに都合のいいとこは聖人に頼るのが異世界人が異世界人なゆえんなのだ。


やはり、聖人は聖人の中でしか生きていけないのだ。


そんなことをうだうだ思考しながら王都を行く。


集落の人々は宿屋というか適当に散って交渉して家に一晩お世話になるスタイルらしい。

ほら、王都にも聖人いるでしょ?


そんなふうに馬もない俺とエリンは王都での聞き込みを開始した。


「いらっしゃい、いらっしゃい~そこのお嬢さんがたどうだい~」


いろいろな呼び声が聞こえる。

俺らは金を持っていない。


「あ!マサあそこ!いいにおいがするよ!!いこっ!!」


金をもってないが、かわいいエリンにそんなこと言われたら


「(金がねーんだよ!!わかれや!!)」


なんて言えない。


そんなことを心の中でつぶやきながら、エリンと露店へいく。

たしかにすごくいい匂いでなんだか懐かしい、なんだこれ。


「お!お嬢ちゃん?達いらっしゃい~どうだい~一本。一本たったの100円だよ~」

「(はっ???円???今、円つった???マジ?!)」

「お姉さん一本100円っていった?」


俺はびっくり仰天して尋ねる。

お姉さんはびっくり仰天してこたえる。


「ほえー!!!あんな嬢ちゃんじゃなくて兄ちゃんだったかいーてっきり嬢ちゃんかとおもったよー、どーりで男みたいな顔してるわけだー」

「俺のことはいいからさ、一本100円なの?」

「あーあー、ごめんね~そうだよ~一本100円さ~」


「(まじか・・・・なんという偶然・・・)」


「そうなんだ、でもお姉さんごめんなさい、俺たち集落からでたばっかりで金がないんだ」

「そうかいそうかい、金がないなら物でもいいし、仕事でもいいよ~」


「仕事?どういうこと?」

「うん、仕事。例えばこの肉はマーチウルフの肉をウチ自家製のでグォウで味付けしてる。だからマーチウルフの肉狩ってくるか、串につかう木材をもってくれば仕事に応じて譲ってやるよ!」


「へぇーじゃあ、そういうのって仕入れの専門のいるわけじゃないんだ?」

「いんや、いるよー専門の人つーか、組織だなー」


「へぇーなんていうの?」

「交易所」


「(名前が組織の名前じゃねぇぇぇぇぇぇぇ)」

心の中で盛大につっこんだ。


「そ、そうなんだ・・・じゃあお姉さん物ならこれと交換は?」


俺はじゃらじゃらと石や爪、牙、牙ナイフをだす。


「ほー、いろいろあるねぇ。あっこれなんてマーチウルフの牙だよ~、あっこれほしいな。このナイフとなら2本と交換しよう~、まー、いやなら今度お金持ってきてよ」


「(今度って・・・一生いらない感じじゃん・・・マジかよ・・・実験してみるか)」


俺は王都で聖人の洗礼を受けるのだった。


「あっじゃあ、お姉さん。今は無理だから、今度このナイフと交換でいいかな?」

「うん、いいよ~じゃ、2本ね!感想よろしく!!感想が大事だからさ!」


「(はいはいっと)」


俺はマーチウルフ(よく狩るオオカミだった)の串焼きをもらいエリンに渡す。


パクッ もぐもぐ。


「(やばい・・・俺この味しってる・・・これコショウやん。うっま。てかうまいっていう感覚久しぶりすぎる!!!これが<食>だよ!!今まではただ焼く、とか味付けはチーズの塩分活かしただけとかだもん・・・すごいはこれ・・・)」

俺はあまりのうまさに心の中で長文を唱える。


パクパク ごくり パクパク ごくり パクパク ごくり・・・


隣の我が妻はものすごい勢いで食べてる。串が喉にささりそうだ。


「(エリンに俺のもたべるか聞いてみようかな)」


「エリン、すっごくおいしいね!!」


コクコクコクコクコク

エリンは無言で壊れた機械のようにうなずきまくる。


「エリンが幸せそうだから俺の分けてあげるよ」

エリンは背中から倒れた。通りの人かびっくりする。露店のねーちゃんも目を見開く。


「(なんだこれ・・・)」


俺もすこしログアウトした。

マサさんがログインしました。

店員さんがログインしました。


「う、うちの商品に毒ははいってないよぅ・・・」

「いや、違います。うますぎて感動して倒れただけです、俺もうますぎで同じ気持ちでした。

マーチウルフは俺たちもよく食べてたんですけど、こんなに美味くてそのうえ、噛むとジュワァっとマーチウルフ特有の味がして、これがまたグォウの味でひきたつんですね。すごいです」


「嬢ちゃんの反応もすごいけど、兄ちゃんのコメントもすごいねぇ・・・なんかあたしもよくわかんなくなっちまったよ。。とりあえずもう一本ずつもらっておくれ。お金は2本分でいいからさ!」

「あ、ありがとうございます!!」


俺はとりあえず食べかけの一本を食べ、湯気の出る2本を片手にエリンをおぶり交易所を探すのだった。


「(あ、さっきの店員から交易所の場所きいてないや・・・まっどうにかなるでしょ)」


お気楽に入場した門から逆方向にむかって進むのだった。


店員と別れて15分後。エリンさんがログインしました。


「あっエリン、おはよー。さっきのお姉さんがサービスでくれたよ。冷めちゃったけど」

「えっえっえっええええ!」


とりあえず耳元で叫ばれて頭がキンキンする。


俺はエリンを下ろし、開いた口に串をツッコむ。


もにゅもにゅもにゅ かわいい


「(かわいいけど、やばい方向に進んでないか、これ・・・)」


俺は心配になりつつ進むのだった。


進めば進むほど人気がなくなる、露店はとうのむかしに消え失せた。

そして建物だけが延々とあり、目の前にでっかい宮殿がみえる。


「(どうみてもあれが王宮だろ、王宮じゃなかったらなんなんだよってかんじだな)」


いきなり王宮へコンニチワして、最強のバトルジャンキー、バタダ女王陛下に


「無礼者だな、死すべし!」


なんてされたらいやなので、回れ右するか否か考えるのだった。


「(エリンちゃんにきいてみますかな)」


「エリン、交易所にいきたいんだけど、どうしたらいいと思う?人もいないから聞けないし、目の前は王宮みたいじゃない?なんかいきなり行くのはよくない気がしてさ・・・」

「んー、じゃあさっきの露店にいこうよ!!」


エリンは元気よくこたえる


「(お前肉食いたいだけじゃねーのか??)」


そんなことを思いながらも回れ右をしてもどるのだった。


テクテク


こうやって異性と手をつないで歩いてると心がぽかぽかするよね?え?しねーよこのチェリー!

そ、そんなぁ・・・

そんなカオスな思考に沈みつつ歩く。


さっきの露店に戻ってきた。もうすぐ夕方だ。てかのど渇いた。


「おねーさん!」

「あ!コメント男女と失神系女子!」


「(なにそれ・・・)」


俺は華麗にスルーし要件を尋ねる。


「おねーさん、交易所ってどういったらいいんですか?」

「あ~、今いるのは王都の北側で、おたくらはたぶん北門から入ったと思うんよ~。で、交易所は1ブロック東に進んだほうだよ~。あ、東わかる~?東はあっちね!」


「ご丁寧にどうもありがとうございます、美人なお姉さん。ついでに水もらっていいですか?」

「いえいえ、あんたも男のくせに美人だと思うよ。水は1杯10円だから串とあわせて220円よろしくね!」

「あっわかりました」


俺とエリンはのどを潤し、コップを返納し、東へ急ぎ気味で向かうのだった。日が暮れる。


タッタッタ


1ブロックって何ブロックだよ!!はい、1ブロックです。

それらしき建物が見えない、一本道をエリンの手を引いて進む。


「(だめだ・・困った。もう夕方だ。最終手段を使うしかない)」


「エリン、ちょっと今日中には交易所無理だ。寝るとこさがすぞ」

「えっ、うん」


エリンはなぜか顔を赤めている。かわいいけど意味わからん。


コンコンッ


俺は適当な家にノックをする。反応がない。お隣りへ。反応がない。・・・

5件目とうとう反応があった


「はいはい」


お兄さんがでてきた。


「(俺がエリンをまもる!)」


心に誓いを立て俺はいう


「あの、一晩泊めてもらえませんか?怪しいじゃないんです」


怪しさ満点である。


「ちょっとまちな。おーい」どたどた

妊婦さんがあらわれた。


「あらんどしたのん?」

「こいつら怪しくないから泊めてほしいってよ。どすうる?」

「べつにいいわよん」


こうして俺たちは宿をみつけた。



読んでくれてありがとうございます。

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