パパンとの死闘 ラウンド1
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襲撃イベントを無事に終えたマサ。とうとう集落からでていくむねを言う。
マサが集落から出ていく条件は槍の名手であるパパンの撃破だった。
ガヤガヤ。
俺は目を覚ます。
エリンが馬のチェックをしている。
「(やらかした!!!俺昨日見張りいってない!!!てか見張りの話あったか?!それにエリンに何も言ってない!!)」
俺はバキに謝罪をする前に、急いでエリンの元へいく。
「エリン!」
エリンは振り向きキョトンとする
「エリン寝坊してごめん!昨日の会議で大切な話があったんだ!聞いてくれ!」
勢いよく言う俺にびっくりしたのか
キョドリつつエリンはうなずく。
「う、うん」
「俺たちが王都に行く話をしたんだが、そのためにパパと試合をしないといけないんだ。出発準備を終えたら試合をすることになってるんだ」
エリンさんがログアウトした。
エリンさんがログインしました。
「もうすぐじゃない。。。どうしてそういうこと早く言わないの!!ばかばか!!」
エリンがぷりぷり怒る、かわいい
ぼくはねぼうしたんです。はい。
「ご、ごめん。寝坊してしましました。ごめんなさい」
「も、もうぅぅぅ」
エリンはしゃがみ込む。
かなり冷たいが時間がない。
俺はエリンに再度謝罪しし、頬にキスしてバキのもとへ向かう。
タッタッタ
「バキ!昨日はすまん!!」
俺はバキの元へ着くと即座に頭を下げる。
「ん?マサ。いきなりどうした??よくわかんないけど、スズキさんとの試合がんばれよ!」
バキは頭をさげる俺にいう。
俺はバキに頭を下げたまま言う。
「いや、昨日の見張りいけなくてすまん!俺寝坊した!!本当にすまん!!」
「えっ、見張り?あぁ。大丈夫だよ、俺も見張り行ってないし」
バキはサラッと言い放ったのだった。
「(な、なんだと・・・なにいってんだコイツ・・・)」
俺は茫然として頭を上げる。
「えっ、じゃあシャアさんか???なんでお前そんなにさわやかにしてられるんだよ!」
俺は俺とともに集落の大切な任務をこなさず、平気なそぶりをするバキに、腹を立て言う。
「おいおい、怒るなよ。俺もだれがついたかなんて知らないよ。それになにも起こらなかったじゃないか。戦いの前に気持ちがたかぶっているのかい?」
「(バカにしてんのかコイツ?)」
俺は心の中でプチる
俺の怒りが収まっていないどころか増した様子を察したバキが言う。
「ちょっ、落ち着けって。どうして何も起きてないのに怒っているんだい??俺にはわけがわからないよ」
バキがおどおどし始めた。
そんなバキを見ていると少し怒りが引き
冷静に考えることを思い出す。
「(あー、そうですねー、あー、聖人ですもんねー。こいつもわざとじゃないし、今回の味を覚えて次回もサボるなんてことしないだろうなたぶん。確認してみっか・・・)」
「あー、怒ってすまん。ところでバキはなんで見張り行かなかったんだ?」
「おっ、おう。恥ずかしながら俺の魔力はもう限界でさ。昨日の会議が終わってからすぐに寝たんだが、魔力が回復しきれなかったんだ、魔力が回復してないから見張りにいけないだろ?だからさ」
「なるほど、それは仕方ないな」
「(つーか、この交代システムってダメだよな。みんなクタクタだった場合、だれも見張りにいけないことになるよな。やっぱ時間を計る手段必要だな。うん。)」
「それはそうと、もうすぐだろ?ケガに気をつけろよ!」
そういうとバキは朗らかに笑った。
「(聖人だなぁ・・・なんかどーでもいいや)」
「おう、ありがとうな!やるだけやるさ!びっくりさせてやるぜ」
俺は久しぶりの聖人の洗礼をうけ、ぐったりしつつパパンのもとへ向かうのだった。
スタスタスタ
俺の接近に気づいたパパンが俺のほうをみる。
そのすぐ後にママンも気づきみる。心配そうだ。
「パパ、ママ、おはよう」
「マサおはよう」「おはよう」
懐かしい朝の挨拶である。
小学校高学年くらいの弟のヤマトを俺に気づきやってくる。
「にいちゃん。おはよー!」
「ヤマト、おは~」
なにも知らないであろうヤマトは、にへへ~と笑う。
「(もし、勝ったらヤマトはどう思うんだろうな・・・)」
そんなことを考える。
「マサ、もういいのか?」
パパンが俺に尋ねる。
「うん、俺のほうは大丈夫だよ。パパが大丈夫ならドルドンマさんのところにいけばいいのかな?」
このやりとりを見たママンはその美しい顔にある目に涙を浮かべるが何も言わない。
「ぱぱとにいちゃんどうしたのー?」
何かを感じるのかヤマトが無邪気にきく。
「俺とマサ兄ちゃんはこれから試合をするのさ」
パパンがにっこりとヤマトにいう。
「しあいぃ?こんなあさかられんしゅーするのー?へんなのー」
俺はなにか勘違いしてるヤマトに言う
俺へのヤマトの嫌いゲージを下げさせないために。
「今日の試合は、兄ちゃんがパパをひどくいじめる試合なんだ。だからヤマトは兄ちゃんのこと嫌いになるかもしれない」
「えー、だめだよー!いじわるだめだよー!なかよくしよーよ!!」
聖人成分の強いヤマトはこう言うのだった。
ヤマト、ごめんな、もう決まっているんだ、できたら俺のこと嫌いにならないでくれると嬉しいな」
「うんー?わかったー。にいちゃんのことすきなままでいるねー」
無邪気にヤマトは言う。
そんな中パパンが朗らかに笑い言う。
「ハッハッハ、マサ~俺だってマサをいじめてやるぞ~」
「えー、パパだめだよー!いじわるだめだよー!なかよくしよーよ!!」
何かのプログラムのように同じことをヤマトはいうのだった。
「はっはっは、マサ。いこうか」
「うん」
俺たちはドンドルマ先生のもとへと向かった。
「先生おはようございます」
「おっきたか、私から声かけるつもりだったんだがな。はっはっは」
「(そういうことは昨日いってよ~)」
相変わらずの聖人ペースである。
「では、カトー一家とザク一家にも声をかけにいきましょう」
俺たちはそれぞれの一家のもとへいき、これから試合をする旨を伝える。
俺とパパンが本隊からすこし外れて試合の準備をしていると
呼んだ家以外の人たちも集まってきた。
「ではよろしいですか?ちょうどいいですし、審判はバルザックお願いできますか?私は周囲に被害がでないようにします」
ドルドンマ先生が提案する。
「わかりました」バルザックが了承する。
そしてバルザックがいう。
「両者、距離をとって」
俺とパパンは3mほど距離をとる
「では!殺し、および欠損は無しでおねがいしますよ。はじめ!」
開始と同時にパパンの周囲に置いてある槍と同じ長さの棒が一斉に中に浮く!
その数8!
バッ!
一回の跳躍で両手で棒をもつパパンが接近してくる!
「(うぉ!!)」
俺は若干遅れたことを自覚しつつバックステップをし、上体を反らす。
俺の腹を棒の先がかすめ、パパンの周囲の棒が俺を囲み、迫る!!!
俺は反らした状態を解除し、自ら背中から地面に倒れ転がり、棒の輪を回避する。
「(殺す気マンマンじゃねーか・・・)」
パパンは棒をすばやく引くと即座に倒れる俺に突き出す!
すかざす転がる。
直前まで自分がいた場所にパパンの突きが刺さる!!
パパンの棒が引かれる、タイムラグを補うかのように。
浮遊していた棒がものすごい勢いで飛んでくる!
俺は無様に転がることしかできていなかった。
一方的にパパンの突きと浮遊棒の突きを転がり避けているだが
反撃のビジョンはちゃんと見えていた。
パパンの一連の攻撃の2週目が終わった。
すでに俺の転がり量は把握されいる。
パパンの突きがきた!転がる俺、突きがわき腹をえぐる!!
しかし、わき腹に風穴が空くことはなかった。
だが、棒による攻撃とは思えない勢いでわき腹が切れ、出血する。
躊躇なく、浮遊棒が襲い掛かる!
俺は回避しなかった。
浮遊棒が俺の腹、しかも正中線を正確に突く!
浮遊棒が俺を串刺しにすることはなかった。
刺さるの棒の先端は燃え始め、俺は刺さる棒の腹を持ち
刺さる棒の勢いをとめる。
俺は刺さる直前の息を思いっきり吸い込み腹をすぼめ
回避しつつ覚えたタイミングで。
棒の勢いを止めつつ、息を吐き
もとに戻る腹に触れた棒は俺の外道魔法で発火したのだ。
正確すぎる攻撃のため、タイミングがはかりやすかったのは言うまでもない。
俺はすぐに立ち上がり、先端の燃える棒で次々に襲い掛かる浮遊棒をはたき落とし、突きを構えるパパンに燃える棒をパパンに投擲した。
パパンは手に持つ棒で飛んでくる火の棒をはじく。
俺はその間に、集中のそれたパパンの浮遊棒のコントロールを奪う。
俺は初めからすべてのコントロールを奪えるなんて思っていないので、二本だけと絞っていた。
すかさず二本の棒をそれぞれの手にもち、俺の胴体に触れさせ着火。同様に投擲する!
ボッ!ボッ!ビュッ!ビュッ!カンカンッ!!
ボッ!ボッ!ビュッ!ビュッ!カンカンッ!!
ボッ!ボッ!ビュッ!ビュッ!カンカンッ!!
ボッ!ビュッ!カンッ!
パパンの浮遊棒だったものが散らばっている。
パパンは浮遊棒を失い、手持ちの棒だけになった。
さあ!第二ラウンドだぜ!
読んでくれてありがとうございます。




