心の病から抜け出す
あいまいなまま医療行為を行った者への罰か・・・マサはしばらくおとなしくしているしかなったのだ。
翌朝
目を覚ます。目の前には美女が。そして逆サイドには美男子が寝ている。
「(ふむ。俺はアイネアスだな。だって英雄になるんだしな)」
朝からしょーもないことを心の中でつぶやく。
今日から暇だなー。どうすっかなー。いつものようにあーでもないこーでもないと思考すると
ふと思う。「(俺こっちにきてから病気に遭遇したことがない・・・)」
いや、俺が運よく罹患してないだけだ、うんうん。心臓、肺といいこういう不気味なフラグはダメだ。
まぁ、病気がないのはいいことなんだけど、世界征服には料理チートもするから菌はいてもらわないと。
俺は納豆が大好きだった。
「(てか、パンも食ったことないな。)」歯が生えてからは毎日ふやかした草が入ったチーズ入りのスープだ。「(あっチーズあるからちゃんと菌もいるじゃん!!セーフ)」チーズって発酵食品だよね?
異世界転生の先輩たちの冒険譚。異世界といったら固いパンでスープに浸すやつやってみたかったな。
もし俺が転生じゃなくて召喚だったら、スープにつけずにかみ砕いてやる。毎日おんなじ食事、粗末なものだが、そんなの俺には問題なかった。てか、両親は普通に虫食ってるしな。
あっ、異世界召喚っていつも学生が多いけど、駐屯地丸ごと転移とかしたらどうなるんだろ。
大人は汚いからなんか、つまらなそうな話になるなー。やっぱお話は夢がないとね。そう思うとお話を作る人達はすごいよな。汚い現代の大人の世界に比べたら異世界のほうがマシそうだし。殴って解決できるのも大きい・・・
思考の迷宮探索をしていると、ママンとパパンが同時に起床した。
「(二人とも地球ルールに当てはめると10代なんだよなー)」しみじみと両親をみつめる。
「(今日はママンのお手伝いでもしますかな、なんか大切?なこと忘れてる気がするけど、いっか)」
俺がなんか忘れてる気がするときは確実に忘れているだが・・俺は深く考えていなかった。
「ままー。きょーはおてつだいしていいーですかー?(にこにこ)」
ママンの内職は麻細工だ、服を編んだりひもを編んだり。あとはママンも魔法の練習してる。
武力、魔力は必須スキルだ。
「マサごめんねー。今はあんまりお手伝いいらないよー(にこにこ)」ママンかわいい。
「じゃーままはきょーなにするのー?」「カレンさんのお手伝いよー」
ママンはほんとこういうとこがいけない。察してくれない・・・手伝うっていってるんだから息子もつれていけよ・・・
「じゃ!ぼくもいくー!!」カレンさんはかつて俺が隣人1号といっていたお隣さんだ。去年赤ちゃんが生まれたらしい。
「いいわよ(にこにこ)」許そう!
「おっマサ、でも体に無理かけるな、一緒に散歩いくのが遅れてしまうからな。」寂しそうに言うパパンまじイケメンほれる。この世界では俺はチョロインでありチョロ男だ。
さて、朝のコントからのお食事も終わったし、ママンの抱っこまちだ。今日は服というなの布を装備している。
お隣さんですし、速攻で到着。
「カレンさんおはようございますー(ますー!)」
「はいはい。おやー、マサちゃんじゃない~めずらしい~昨日は裸んぼうで、うんうんやってたけど、今日はどうしたんだい~?」
完全に会話の内容だけで俺がおかしい子みたいに聞こえるが、集落の人間はおれの行動が常軌を逸してるとは思っていない。彼らがびっくり仰天したのは俺の魔法解禁くらいだ、それくらいショボい魔法の自覚はむずかしい?のか俺はみんながもっとがっつけばすぐだと思うと思うが成長の件もあるしな、とも思う。
カレンさんちは旦那さんのザクさん133歳、カレンさんは110歳、子供はエリンちゃんというらしい。俺の10個下だ。会うのは今日がはじめてだったりする。ちなみにカレンさんは20代後半な感じザクさんは30代って感じ。エリンちゃんは二人の待望。愛の結晶だ。
俺がくる予定はなかったので、二人は二人で内職をさっさとやることにしたらしい。
俺がエリンちゃんを見るのだ。だって動けないし。もちろん、エリンちゃんも動けない。手足をパタパタするだけだ。いないいないバー!や、魔法でこっそりぶつけてもやもやでくすぐってやるとめっちゃ喜ぶ。楽しい。かわいい。
エリンちゃんは目が真っ赤だ。完全にドラキュラな子だ。吸血娘だな。髪の色は俺のパパンの色と同じ青銀。てか、青銀は割と多い。しかもここのお家はみんな紅の瞳だ。厨二心をくすぐるぜー。でもな、俺もいつか返信できるんだ!元盗賊の仲間が殺されたときとかに。
遊び疲れてエリンちゃんはおねむ。ママン達はガールズトークしてる。ほかの長命種はしらんけど、俺らの集落はみんなバカップルだ。こいつらは浮気が汚らわしいとかそういった感情が一切無い。なんで特定の相手がいるのに他所にいくのー?って感じ。まぁ直接きいたことないけど。つーわで、とっても神聖なんですよねー。ただでさえ子供ができにくい、そして襲われるのにハーレム、逆ハーレムつくらないから、どんどん減っていく。日本みたいだ。でも、彼らが幸せならいいだと思う。部外者の俺には関係ないことだ。きっと俺がハーレムつくっても彼らはなにも言わないだろう。そういう種族なのだ。
そもそも、そんな思想だから、俺がハーレムつくれるかどうかも眉唾だがな。
ヴォイスのいう<豊かにしろ>が産めよ増えよじゃないのかもしれないけど、略奪、戦争が常のこの世界で、いつものほほん。っていうのは明らかにおかしいって思うのは納得だ。たしかにこの世界は異常だ
なんてことをエリンちゃんなでなでしながら考えてた。このいつまでも弱っちい存在をみてると、俺が忘れていたことを思い出す。
「(そうだ、俺は人殺しのショックで次の略奪で殺し慣れするんだった。んー、でもいろいろやって今このザマだし、別に無理に殺らなくても、弱い仲間を助けることを第一にしていけばいいんだ)」
なーんてことを心の中でぶつぶつ言っていると、スッキリした。
「(ちょっと違うかもだけど、前も仲間を無事に逃がすことでいっぱいいっぱいだからうまくいったんだっけ。最近思い出し作業も、武術、内政に偏ってるからなぁ・・・こうやって前世のことを忘れていくんだろう。なんかに書いておこうかな)」なーんてことやってたら帰る時間。
昔のことをじっくり思い出し、小さな命を身近に感じると、いろいろふっ切れてスッキリした。
そんな俺に対するヴォイスからのご褒美なのか、次に俺がすべきことが見えてきた。明日からさっそく挑戦だ!
「マサ~、かえろ~」「うん!」「カレンさんまたね~」「アンちゃんまた!」「ぼくもまたきます!」
「わかった!エリン今日おとなしかったしね!ありがとうね!!」「はいっ!」ここでは伝わらないであろう敬礼をしてやった、しかも帽子かぶってないといけないやつ。帽子かぶってないのにww
カレンさんは一瞬キョトンとして、ニコニコ笑って手を振る。
俺はママンに抱かれて速攻で帰ってきたのだった。
「まーま、たのしかったー?」「うん!たのしかったよ~、マサがきれくれてよかった~ エリンちゃんかわいかったね~、はやく赤ちゃんほしーなー、マサも兄弟ほしいよね?」俺もまだベイビーだぜハニーって思ったけど、ママンらしくてなんかほっこりしたしまぁいい。「うん!ほしいよ!」
今日は俺は端っこに行ったほうがよさそうだ数センチ先ではすさまじい戦闘が行われるからだ。
こうして初心?に帰る一日は終わった。




