街を探索したいですが、歩けません
自称チートベイビーのマサは謎の街の謎のおっさんに自身のオリジナルであるだろう、発熱魔法を披露しようとする。しかし、その前に<さいきょうのてきママン>が立ちふさがり、最強の武器「まーま、」眷属パパンも敗れたのだった・・・
「(くそ手持ちはもうないぞ・・・不安になってきた・・・やばい・・・)」
「おぎゃあ。おぎゃあ。おぎゃあ。」
「(やってしまった・・・泣いてしまった・・・くそう・・もういいや・・・)」
ママンが慌てて俺に正対しあやす、俺は泣き止み、潤いの残る眼で言葉を発する。
「まーまー(にっこりウルウルにっこりウルウル)」
そして泣きながら循環を速めた魔力により熱を帯びる。「(ママンごめんよ・・)」
ママンは俺ににっこり&うるうるコンボにより破顔している。そこにポカポカしている俺
「(よし、悲しい思いはさせてないみたいだ。パパン早く気づけ!!)」
「ぱぱ!」パパンに手を伸ばす。パパンはプリティな長男が自分にも構ってもらえると思ったのか、
俺の伸ばした手をつかむ。そしてヤツはとうとう気づいた!
「*****!*****!」パパンがなにか言うとおっさんが話し始めた。
「****!」俺はママンに微笑みかけて行ってきますのジェスチャーをする。これはパパンが家をでるときにママンと俺にするしぐさだからだ。外れてなければいける!
「(トドメだ!!)」俺はママンに呼びかけにっこり笑い抱きつき、<行ってきます>をした。
さいきょうのてきママン。攻略!!「(よっしゃーー!!!!)」
内心で雄たけびをあげポカポカした俺はおっさんに抱っこされる。
「(ちっ、今だけだぞ!)」
おっさんは目をこれでもかと見開いて俺を持ち上げる。
「(もしこれが襟を捕まれてたらお前の耳を食いちぎるからな。歯ないけど)」
過去のトラウマをほじくる拷問をおっさんは俺に施し、丁重にママンに返された。
俺はおっさんに<行ってきます>してにっこり笑ってやった。
「(ふっ拷問吏のおっさんよ、初回サービスだぜ!)」
そして俺は抱きしめるママンの手をにぎにぎしてやるのだった。
その後おっさんとパパンがいい感じで話、俺は体力の限界で寝落ちし。朝になっていた。
「(思ったよりも疲れてたんだな、まぁ強敵との闘いだったしな。楽しかったな。)」
そんなことを心の中でつぶやき、パパンとママンの手をにぎにぎしながら二人が起きるのを待つのであった。
街にて、都会の人間に俺は発熱魔法を披露するミッションを成功した。
「(さてお次はなにかな? ん?なんか違和感がするぞ・・・)」
俺はいつものように心の中でつぶやく。
この違和感はなんだ、授乳したよな?うん。おしめも替えたよな?うん。
!?そうだよ。俺は言語を獲得するきっかけをこの街で確保しないといけないんだ!!
俺が昨日新たに使役した仲間を使う時だな、うん。
俺は思考から答えを導きだし、行動を開始する。
街きているのに、パパンはおでかけだ。ママンがかわいそう。
女性はちゃんとかまって、あげないといけないんだぞ。
俺はママンを呼ぶ。「まーま、まーま」
俺ができるのは声を出すことと手足を動かすことだけなのだ、この寝たきりの生活なのにぶくぶくと太ることはない不思議ボディ。踏ん張っても腹筋が一回もできないわがままボディ。はぁ・・・
ママンが俺を見下ろす。俺は出口があるである方向に干し草を向ける。「まさ!!まさ!」
ママンがドアに向かう「(ちがう!!ちがうよ!!!俺と一緒にだよ・・・)」
相変わらずママンは察してくれない。強敵だ。
ママンがドアから戻ってくる。俺はすぐに「まーま、ぱーぱー」やぶれかぶれのパパンのとこ行きたいアピールだ!
ママンは<こんらん>している・・・「(くっそ・・・)」
そんなやり取りを飽きることなく?やっているとママンに天啓が下りたのか、俺を抱っこしてドアに向かう。俺は余すことなく笑顔を振りまき、ママンに抱きつくのだった。
行きはメインストリートと、泊っている宿屋?の通りは別のようだ。この辺は飲食店が多いな。俺のターゲットは<串焼き>だ!なんとか<肉>などの共通の文字を確保しつつ、書くための棒をゲットしたい。
人通りは集落よりかは多いが、なんというかごちゃごちゃしてないな。相変わらず人間臭いが、この人口密度なら比較的低ストレスで住めそうな街だな、などど考えてつついくつかの単語の候補を定める。
ママンが一軒の露店で足をとめる。俺もなにがあるか見てみたい。しかし抱っこされてるからママンの見てるものは俺には見えないのだ。ママンはどこまでも強者なのだ。
「(はぁ・・・パクって被害だすしかないかな・・・この子供特権かわいさでどうにかなんねーかな)」
などどゲスい考えを俺は心の中でつぶやくのだった・・・




