街に来た!
言語の習得に苦戦するマサであった
俺が魔法の自重を解禁してから、冬が来て、冬が終わった。
そうかなり月日が経過したのだ。言語については進展がない。しかし魔法では収穫があった。
俺が念動力魔法をその辺でつかっても両親は咎めることもしないし、枯渇でぶっ倒れても魔法を禁止されることなかった。まぁ禁止されたとこで魔法は使えるんだが。魔法はイメージだからな。
だが当然のように視認したほうがやりやすい。また魔法に集中したほうが発動しやすい。とまぁ至極もっともな感じなのである。だが、枯渇が効率に行えるので、ナメクジの行軍並みの速度でしか実感わかない魔力の増加でも、明らかに増えている実感がある。さらに発熱魔法は俺のオリジナルのようだった。
ただ発熱魔法は、ママンがとても心配するのでこっそりである。
魔法解禁により、ご近所?さんなどが俺を見物にくることも増えた。よって知ってる巨人が隣人1号達だけでなくなったのである。とまぁ変化はこんくらい。
話は変わって移動するらしい。周期は本当にわかんねぇな、まぁ日も結局数えてないけど。
ドドドドドド のんびり移動する。かなりの月日を移動したと思う。ちなみに野営は野宿です。はい。
ドドドドドド 今すごいもん通過したぞ!!!俺はいや、俺たちはいま、門を通過したのだ!!
生まれて何日たったか知らないがとうとう俺は街にきたんだ!!だがその感動はすぐに消えたのだった。
「(うーん、臭い。やっぱ人口が多いとこういう問題があるんだな。)」
ママンの体に顔をうずめてクンクンしたいのを堪え俺たちは進む。この街、道が広い。俺たちの馬がスイスイ通る。あっ、そっかこいつらみんな同じ巨人族か!納得。納得。
進む進む。そして俺ら家族だけ、建物にはいる。声のトーンから悪い雰囲気ではなさそうだ。
俺はママンに抱きかかえ正面のおっさんを見る。状況がまだつかめんぞ。俺は狂人だったがKYではない。
空気読まないといけないのはわかってるのに「(まいっかー)」って感じになるだけなのだ。
だが、せっかくの都会?だ言語、文字をゲットするチャンスだぜ。さて、このチャンスモノにしますよ
おっさんとパパンがおしゃべりしてる。悪い雰囲気ではない。ふむ、俺は用無しかかな?
ママンの表情がわからないのがつらい、未だに首が座っていないのだ!!
このおっさん、両親の友達みたいだし俺が魔法出しても問題ないよね?
てか、魔法解禁で処刑されるかもって思ってやってきるし、ここでも迷わずGOだろ。
「(動かせそうなもの・・・・んー・・・お茶とかもないしな・・・おっみっけ)」
俺はパパンに呼びかけ、無駄に器用にうごく丸々とした指で窓を指す。
「ぱーぱー(にっこり)」窓を閉める、開ける。「ぱーぱー(きゃっきゃっ)」
「(我ながらなんというあざとい笑いなんだ・・・この実子天使スマイルを食らえ!!)」
にこにこ
パパンにこうかはばつぐんだ!!デレデレである。
おっさんは状態異常:フリーズ
「(おっさん死ぬな!!)」俺はきゃっきゃと笑いながら窓を開けたり閉めたりする。
「(これ俗にいうエクソシストじゃん・・・そろそろやめとくか・・・)」
ログアウトしたおっさんがログインしたようだ。
信じられないテンションで話す。「(なにいってんだかわかんねーんだよ!)」
だが空気の読めるチートベイビーな俺はこの流れを理解した。
俺様ひっさつの発熱魔法を見せればいいんだろ?しかし問題があるのだった。
「(ママン、ぼくを話して・・・発熱魔法は必殺ではなくひっさつ、なんだけど不安なんだ・・・)」
首が回らない、とにかくママンに察してもらうしかない。
「(ママンは美人で優しくて前世母親のようにねっちこいところがないから好きなんだけど、察する能力がないんだよなぁ・・・)」
とにかく、俺の使えるカードで戦うしかない!いくぞ最強カード!
「まーま。まーま」呼びかつつ手足をバタバタする。
「(くそ、ハグの威力が増したぞ!!絶体絶命じゃないか・・・最強カードが破られるなんて・・・)」
最強の武器は灰燼に帰した俺の絶望的な戦いはまだ、はじまったばかりだった・・・
「(わが眷属、パパン気づけ!!)」珍しく心の中でつぶやかず、パパンに念を送る。念話のイメージだ。無駄だったようだ。
俺の戦いは終わらない。




