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すでに成長の止まった赤子

俺はとうとう実母にむかって「おっぱいが欲しい」と懇願するのだった・・・

「ひっく、ひっく、まーま、おっぱい」

「(くそう・・・・なんていう・・・くそう・・・実母だぞ・・・・)」

ママンはそんな俺の心の中の慟哭を聞くことなく、にっこり笑い乳房を出した。

「(俺の体はなんて・・・これが赤ん坊か・・・)」

胸を一生懸命に吸う。今まで本能だし~ってとくに意識してなかったけど、いざ意識するとこれはなんという恥辱プレイなんだ・・・


俺もこれでもなんだかんだで自衛官。しかも女人禁制の部隊。ついでにいうとちょっとモテる部隊にいた身だ。それなりに経験もある。さらに自衛官しかも、男子校の男子高校生みたいなやつらでその中でも体力とエネルギーが余ってるやつらに酒を投入すると最後はお姉ちゃんのいる店にいくことになる。

だが、俺たちは普通のお姉ちゃんのとこにはいかない。駐屯地周辺はもうマスターした。そんなとき俺たちがむかうの房総半島随一の色町そのなかでも、くっそ安い店だ。ポイントはくっそ安い店だ。くっそ安い店ではでてくるのは大体決まってる。病気持ちかババアかモンスターかミックスだ。俺たちは酔った勢いで自らの金を使いモンスターハントを行い、相手の凶暴さにムスコは萎え、最悪次の健康診断で病気がみつかる。俺はそんな修羅場を超えてきた。そしてレンジャーともなると、人前でクソを漏らすのなんて恥ずかしくともなんともなくなる。そう俺には人としての尊厳もほとんど残ってないはずなのだ。

そんな俺にわずかに残された尊厳。それが<実母の母乳を吸いたいと懇願する>だったとは・・・

もし俺が前世のように黒髪だったのならば、真っ白になっていたであろう・・・

大脱線終わり。


おなかもいっぱいになったしママンの再生も滞りなく行われているようだし。よかったよかった。なんか俺は大切なモノを失った気がするけど、なんだろう。あっ!やりすぎない程度に魔力の訓練だ!!今日から俺の第二?三?の人生に新たな色彩が加わるんだ!うれしいなあ・・・

「(おっといかんいかん、思考に飲み込まれ行くとこだった・・・)」


こーしておれは深呼吸をしつつ、親の目をこっそり盗んでは近くのモノを浮かせるなどをして発熱に注意して魔法を鍛えるのだった・・・

「(んー俺ってもうすぐ1歳?だよなたぶん。でもこの体成長しないな~)」


この大気には地球と同じように水分がある。間違いない。なぜなら俺が発熱すると湯気がでるから。

そして、発熱、念移動をしているとふと気づいた。

「(俺ってゲームでいう、やけど無効、高熱無効スキルがあるんじゃねーか?)」

例のボヤ騒ぎ、あのときたしかに背中を焼かれ、ひどいやけどを覚悟した。1回しかやってない再生魔法は目視しないと厳しそうだしな。イメージしにくい。自分の背中が。だが、最近は高熱であるだろう水蒸気に覆われても俺のおなかは真っ白だ。そんなわけで勝手にスキル制を導入したのだった。


ボヤから、我が家にベビーベッドは消え失せた。どうやら我が家では新たに家具を買う余裕までは無い様子

そして、川の字で寝ることになったのだが、最近はパパンとママンがお隣でにゃんにゃんしようのがなんとも言えない気持ちになる。


この世界で俺がしってる人間?巨人?は4人だ。

パパンとママンと隣人1号(男)と(女)だ。一回だけした移動の時もまわり巨人がいたが、巨人が襲ってきた人間に対して明らかに少ない気がする。両親は結構な頻度でにゃんにゃんしてるが、俺に兄弟ができる様子はない。まぁ。どうでもいいんだけどねw


あと思うのは俺は病気なんじゃないかってこと。心?頭?うん?そのネタは前世でさんざん言われたお。

違うんだ、俺の体が成長しないんだ。ちびのまんまはまだ許せる。寝る子はきっと育つから!でも納得いかないのはいつまでも、髪の毛がない、首が座らないこと。おかしい。1年が何日かしらんが確実に365日は生きてる。周りに子供がいないから比較もできん・・・不安になる・・泣いちゃう・・・


と、魔法で遊びつつ言葉をがんばって覚えつつ(ぜんぜん進まない)俺たちの移動のがはじまった。

あれ?移動は365日周期ではないようだな、もっと短いのか。日があいまいなのもカレンダーなんてないこの世界ではやばいのかもしれん・・・早く文字覚えたいな~ そのためには<文字>の単語みつないとな

課題はまだまだありそうだ・・・




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