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0歳児ボヤを起こす

ママンの笑顔を糧に肺をさがすマサ。しかし、体に異変がおこる・・・・

熱い。熱い。熱い。しかし、俺は深呼吸をやめない。理由は1時間前にさかのぼる。

1時間前

ママンのハッピースマイルに希望をもらった俺は体内のどこかにある肺を探すため、体内動いている部位を探しつつ、深呼吸を繰り返していた。そしてついに、体内の変動を感知したのだった。

その変動は部位ではなかった。臓器ではなかったのだ。変動は全身。すわなち血管である。

そこからは早かった、前世の知識をフル動員し体内の血管、毛細血管、ついでにリンパ節までもイメージして深呼吸をする。「(いいぞ!!俺は虫だったんだ!血液にじかに酸素を取り込んでいたんだ!)」

もはや、肺の捜索はこの発見の前に忘れてしまった。


血管イメージからしばらく、俺は全身が熱をもってきたことに気づく。そして熱い。ただ熱い。

これはアカンと本能が警報をならす。だが俺は前世持ちのチート野郎だ。俺はこの警報の正体をしっている。

これは無視していい警報!2回死んだ俺だからわかる。これはぶっ飛んでいいやつだ!!!

心の中で叫ぶ「(うおおおおぉぉぉぉぉ)」

ボッ!その時俺をくるんでいる麻布が燃え始めた。

「(リアル炎はアカン!!!)」俺は必死でママンを呼ぶ。くそ背中にやけどが・・・くそ・・・

「まーまー!!!まーまーー!!まーーま!!!」ドアが開きママンが半狂乱になって俺を抱き上げ

そしてさらに叫ぶ。

「(そうか、俺の体熱いんだ・・・美しいママンにやけどを負わせてしまう・・・いやだ)」

ママンは顔をしかめつつも俺を必死で抱きあやす。胸の服はとうに焼け焦げ皮膚は熱した鉄を押し付けたようになっていた。

「(お母さんほんとうにごめんなさい。ごめんなさい。想像力、魔法は想像力!)」

「(<(ヴォイス)>俺の未来の上司。信じてるぞ。想像力)」人間の皮膚の構造!

「(上皮組織があって上皮組織の保護上皮?だったかがあって・・・あーもう!!もう!!細部があいまい)」案の定、表面の再生した皮膚はすぐにはがれた。

「(いや、いっそのことあの資料集の皮膚のページまるまるイメージでいこう。それが最小単位にして1mmだと目が粗いから、1mmをさらに細かく俺が明確にイメージできる限界で資料の皮膚のあれをママンに!!)」

そして俺の全身をもやが多い、ママンの皮膚が治っていく

「(クラクラする・・・完全に治すんだ。いつも見てるママンの胸をイメージしてもとに戻す)」

そして俺の目の前は真っ暗になった・・・・


目を覚ます。俺はママンに抱かれている。その胸元はいつものママンの胸元だった。

「(ふぅ・・・夢か・・・久しぶりにやばいやつだったなー。だが魔法がイメージだとしたらあんな感じかー)」

俺は安定しない首であたりを見る。そしてフリーズした・・・・再起動

「(うそだろ・・・あれは夢じゃなかった・・・現実・・・・)」

目線の先には焦げたベビーベッドがあった・・・・

俺はクラっとするのをグッとこらえる。

「(あれが魔法。じゃあこの体内に流れるのは、魔力・・・そして魔力は大気中にある。魔力は高速循環で熱をもつ・・・・)」

いつものチャランポランな感じではなくこれは真実、いや真理だと<(ヴォイス)>が言ってる気がする。

そして俺はなぜここまで近づくことができたかというとうっすらと見えているからだ。自覚してからうっすらと見える。ママンの胸元にもやが集まり細かく、細かくなり浸透していく様子が・・・

「(こうやって治療しているのか。この世界の医療はこういうしくみか・・・)」

「(俺の自己満の前世の趣味がここで活きるのか)」俺は感動して涙を流した。

「(ぐすっ、赤ん坊も感動で涙でるんだな、ぐすっ)」


俺がぐすぐすしていると隣で寝ていたパパンが目を覚ました。ママンはまだ寝息を立てている。

「ぱーぱー」パパンは寝たまま優しく俺とママンを抱きしめた。

「マサ****、****」よくわからないが、にっこりして抱きつくことにした。

「(ママンちゃんと目を覚ますといいな。いやなフラグたつなよ・・・頼む・・・)」

頼むと内心でつぶやきながらも空腹に負けた俺は自我を飛び越えてとうとう泣き出す。

「おぎゃあ、おぎゃあ」「(泣き止め俺!精強だろ!!泣き止め!)」

泣き止まない。「おぎゃあ、おぎゃあ」パパンがあやしてくれるが、これは違うんだよ・・・・

だが、15分ほどで俺が待ちに望んだ結果が訪れる。ママンの起床である!

「うっううん。。。マサ!!!**** マサ****!」

ママンが俺を抱きしめあやす。

「(ママンごめんよ、違うんだ。おなかが・・・くそ、言わないといけないのか・・・実母に・・・くそ・・・)」

「おぎゃあ、おぎゃあ、ひっく、ひっく、まま、おっぱい」


「(・・・・・言ってしまった・・・・・俺の数少ない自尊心が今また一つ死んだ・・・・)」


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