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「2日目:Another view」
彼が逃げて行く。
慌てた様子で駆け出して、その背中には酷く怯えた雰囲気を纏っている。
「……っ」
追わなければならない。もう何度目か分からないけれど、私は彼を追わなくてはならない。彼の行く先を……この世界から消さないと、未来は無いのだから。
――殺しちゃえばいいのに。
そんな言葉が私の頭の中で響き、彼を追おうとした足が止まる。私はその言葉を振り払うようにして、虚勢を張った。
「ククク……鬼ごっこ?仕方無いなぁ。少しだけ遊んであげる!」
私は声を張り上げ、彼に恐怖心を与えるようにしてチェーンソーの音を響かせる。
自分が出来る事はこれしか無いから、これしか見つからないから……そんな事を思いながら、私は口には出さずに呟くのであった……――
――ごめんね、と。




