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第281話:それぞれの火


ユーリスと戻る頃には、

谷の大半が夜へ沈んでいた。


岩棚の上では、

何頭もの竜が翼を畳んでいる。


遠くから聞こえていた鳴き声も減り、

代わりに大きな寝息や、

岩を擦る鱗の音が低く響いていた。


隣を歩くユーリスは、

行きより少し静かだった。


「疲れたか?」


「え?」


声を掛けると、

ユーリスは一度だけ目を瞬かせた。


「……大丈夫です」


「そうか」


ならいい。


さっき聞かれたことは、

俺の中にもまだ残っている。


ルゥを見つけた後。


アンカーのことも、

今やろうとしていることも全部終わった後。


俺はどうするのか。


考えてみれば、

本当に何も決めていなかった。


ルゥを探す。


それだけは、

ずっと変わらない。


だが…。


見つけたその先は。


「……」


あいつを巻き込んで外と戦うのか…、

どこかに身を隠すのか…。


…考えそうになって、

やめた。


今ここで考え続けても、

すぐに答えが出るようなことじゃない。


岩壁を回り込み、

さっきまで皆がいた場所へ戻る。


そこで、

足が止まった。


「おいおい……何だ?」


竜が増えていた。


一頭や二頭ではない。


地面。


岩棚。


洞窟の入口。


少し離れた高い岩の上にまで何頭もの竜が集まり、

その大半がこちらを見ている。


「なんか……増えてませんか?」


横でユーリスも足を止めた。


「見れば分かる……」


「エア、人気者にゃ〜」


少し離れた場所から、

寝転がったままのミリカが手を振る。


「いらん人気だ……」


ミリカの近くにはマリスが座っていて、

少し離れたところでは、

セレスが聖杭槍杖の手入れを終え、

肩に担いで座っていた。


そのさらに奥。


ガァナが巨体を伏せている。


隣には、

試し原で俺と戦ったゼグまでいた。


「ガァナ」


呼ぶと、

ガァナが片目を開いた。


「何だ?」


「何で増えてる」


「お前を見に来たのだ」


「もう見ただろ?」


「見た者もいる。

 見ていない者もいる」


嫌な答えだ。


案の定、

岩棚の上にいた一頭がゆっくりと首を持ち上げた。


「父、我とも試せ」


続けて、

別の一頭が身体を起こす。


「我もだ。今の父を知りたい」

「火を見たい」「矛もだ」


次々に声が落ちてくる。


どうやら、

昼間の試しを見ていた奴だけで終わらなかったらしい。


「……やらん」


俺が言うと、

何頭かの竜が同時に首を傾けた。


「何故だ」


「何で一日に何頭も竜と戦わなきゃならねぇんだよ……」


昼間、

一頭とやっただけでも十分だった。


しかも今は…。


肩へ担いでいる矛を見る。


まだ受け取ったばかりだ。


俺が使っていた槍より先端が重く、

左右へ張り出した刃まである。


長さこそ近いが、

同じ感覚で使える武器じゃない。


こんな状態で、

巨大な竜相手に振り回す気にはならなかった。


何より…。


「これ、元はお前らを殺すために作られた武器なんだろ?」


矛を少し持ち上げる。


「もらったその日に、

 お前ら相手に試すのも嫌だぞ」


竜達が黙る。


俺はそのままゼグを指した。


「こいつとやれ」


「……我か?」


ゼグが顔を上げた。


「ああ。

 俺と戦っただろ。

 大体分かるだろ」


「違う」


間髪入れず、

別の竜が返す。


「我らが知りたいのはゼグではない」

「父だ」「試しを」


面倒くせぇ。


思わず額を押さえる。


「父父うるせぇな……」


「エア、諦めた方がいいんじゃないですか?」


横でユーリスが少し笑っている。


「お前は他人事だと思って……」


「実際、私には試しを求めてませんから」


「代わるか?」


「嫌です」


即答された。


その時。


―――カチャ。


金属が擦れる音がした。


顔を向ける。


少し離れたところで、

セレスが立ち上がっていた。


手には聖杭槍杖。


さっきまで磨いていたらしく、

白い穂先が月明かりを綺麗に返している。


「……」


長物。


俺の矛とは形が違うが、

間合いを取って戦う相手としてはちょうどいい。


それに、

セレスなら俺の動きもある程度知っている。


竜ほど身体が大きくないから、

新しい矛の取り回しを見るには、

むしろ向いている。


「セレス」


「何だ」


「少し付き合え」


眉が寄った。


「何故私を見る」


「この矛に慣れたい」


肩から矛を下ろし、

柄を握り直す。


「いきなり竜相手に試すより、

 お前の方がいい」


「……なるほど」


セレスは俺の持つ矛を一度見てから、

聖杭槍杖を持ち直した。


「構わん。

 私も、今のお前がどこまで動けるのかは見ておきたかった」


「本気で来るなよ?」


「それはこちらの台詞だ」


「俺はそんな馬鹿じゃない」


「……」


「何だ、その顔」


「何も言っていない……」


絶対、

何か言いたかっただろ。


少し広い場所へ移動する。


集まっていた竜達も興味を持ったらしく、

俺を追っていた視線が、

そのまま俺とセレスの間へ集まった。


ガァナも頭を持ち上げる。


ゼグは地面へ伏せたまま、

こちらをじっと見ていた。


「人同士で試すか」


「ああ。

 こいつなら長物にも慣れてるし、

 俺の戦い方も知ってる」


セレスが横目で俺を見る。


「知っているつもりだったが、

 今のお前については少し自信がない」


「何だよ?」


「貴様は昼間、自分で自分の力を分かっていなかっただろう」


「……それはそうだが」


言い返せない。


試し原で、

俺は自分がどこまで出来るのか分からないまま、

ゼグの前脚を受けた。


殴った時も。


火を出した時も。


以前とは、

明らかに違っていた。


今回はそこまでやるつもりはない。


あくまで、

新しい武器の重さと動きを確かめるだけだ。


俺は柄を両手で持ち、

何度か穂先を動かしてみる。


やはり重い。


今までの槍なら、

手首と腕だけでも細かく穂先を返せた。


こいつは無理だ。


先端に付いた大きな刃に引かれる。


大きく振れば、

その重さがそのまま威力になるだろう。


だが、

一度流れれば戻すまでに時間が掛かる。


セレスも正面で聖杭槍杖を構えた。


その瞬間。


白い火が、

穂先から静かに広がった。


「火も使うのか?」


「貴様相手には、これでも足りん」


周囲の竜達が僅かに反応する。


一頭が鼻先を持ち上げた。


「白い」


別の竜も、

セレスの火を見つめる。


「父の火とは違う」


セレスの目が、

ほんの少しだけ動いた。


白火が揺れる。


「人が変えた火か」


「……」


セレスは答えない。


すると、

岩棚の上にいた若い竜が首を傾けた。


「父の火を模した……偽りか?」


「……」


セレスの表情は変わらなかった。


だが。


聖杭槍杖を握る指へ、

僅かに力が入った。


俺はその竜を見る。


「なら、お前らのも偽物だろ」


「……?」


何頭もの竜が、

一斉に俺へ顔を向けた。


「我らの火が?」


「ああ」


「我らは父の火を知っている」


「知ってるっつうか、

 俺の火を追ってきたんだろ?」


「そうだ」


「なら、さっきの肉を焼いてみろ」


「……肉?」


「焦がすなよ。

 表面だけ真っ黒にして終わりじゃなく、

 中までちゃんと食えるように焼けるか?」


返事はない。


俺は続ける。


「寒い奴の身体を温めるだけの火は?」


また沈黙。


「暗い場所を照らして、

 周りの物を燃やさずに残す火は?」


竜達が黙ったまま、

こちらを見ている。


「家族のすぐ横に影がいたとして、

 その家族を傷付けずに影だけ焼けるか?」


「……」


ガァナすら、

何も答えなかった。


俺は肩を竦める。


「出来ねぇなら、

 俺の火と同じじゃない」


ゼグが、

ゆっくりと首を傾けた。


「だが、我らは父の火を目指した」


「目指した結果、

 それがお前らの火になったんだろ」


「……」


「俺から見れば、

 お前らの火だって俺の火そのものじゃない」


そこで、

セレスの聖杭槍杖へ目を向ける。


静かに燃えている白い火。


「こいつのも同じだ」


セレスが俺を見る。


「色も違う。

 使い方も違う。

 多分、俺には出来ない使い方もしてる」


白い火を圧縮し。


聖杭槍杖へ沿わせ。


形を保ったまま戦う。


あれは、

俺の使い方じゃない。


「俺と同じじゃないからって、

 それが偽物になるのか?」


誰も答えなかった。


というより。


俺には、

そもそもその考え方がよく分からない。


火なんて、

燃えるものだ。


獲物を焼き。


夜を照らすこともある。


誰かを温めることも出来る。


敵を殺すためにも使う…、

…守るためにも。


俺だって、

最初から今みたいに使っていたわけじゃない。


ルクナスと契約し、

初めて火を手にして。


使って、

失敗して。


自分なりに覚えていった。


竜達だって。


人間達だって。


同じように、

自分達が必要とした形へ変わっていっただけだろう。


「本物とか偽物とか……そもそも、そんなものあるのか?」


竜達を見る。


「お前らは、

 お前らの火を使ってる」


それから。


セレスを見る。


白い髪。


白い火。


「セレスは、

 セレスの火を使ってる」


「……」


セレスの目が、

僅かに見開かれた。


「それでいいだろ」


しばらく、

誰も喋らなかった。


俺としては、

それほど変なことを言ったつもりはない。


同じ火なんて、

そもそも無理だ。


使う身体も。


生きてきた時間も。


何のために火を必要としたのかも違う。


なら、

変わって当然だ。


ガァナが、

ゆっくりと鼻から息を吐いた。


「……そうか」


それだけ言った。


何に納得したのかは、

分からない。


俺は矛を構え直す。


「で、やるぞ」


セレスは、

まだ俺を見ていた。


「……お前は」


「何だ?」


「……いや」


聖杭槍杖が持ち上がる。


「何でもない」


その瞬間。


白い火が強くなった。


セレスの足が地面を蹴る。


―――ギィンッ!!


真正面から入ってきた穂先を、

矛の柄で受ける。


「ッ……!」


受けた瞬間。


矛の先端が、

予想以上に流れた。


セレスの一撃そのものより、

受けた後に重い穂先へ腕を引かれる。


姿勢が僅かに崩れた。


そこへ。


セレスが迷わず一歩入る。


聖杭槍杖が、

下から跳ね上がった。


「ちっ!」


矛を引く。


間に合わない。


なら。


中央から張り出した刃を使う。


柄を横へ捻る。


―――ガギィンッ!!


白い穂先が、

二枚の刃の間へ滑り込んだ。


「……!」


セレスの動きが止まる。


「こう使うのか?」


「戦いながら試すな!」


「そのためにやってんだろ!」


そのまま矛を捻り、

聖杭槍杖を引っ掛けて押し下げる。


だが。


セレスも、

すぐに柄を回した。


白い火が弾け、

互いの刃が外れる。


次の瞬間には。


穂先が、

俺の脇腹へ伸びてきた。


身を引く。


白い熱が、

装具の表面を掠めた。


「危ねぇな!」


「本気で来いと言ったのはお前だ」


「本気なんて言ってねぇ!」


「手合わせなら似たようなものだ!」


違う。


絶対違う。


もう一度、

踏み込む。


今度は大きく振り切らない。


矛の重さを利用しながら途中で軌道を変え、

セレスの聖杭槍杖へ横刃を合わせる。


セレスは受けると思ったのか、

柄を僅かに持ち上げた。


その下。


滑らせる。


引っ掛ける。


「ッ!」


そのまま引くと、

セレスの聖杭槍杖が横へ流れた。


そこへ、

中央の穂先を向ける。


首の手前。


止める。


「……」


セレスも止まった。


俺の穂先は、

喉の少し前。


セレスの聖杭槍杖は、

俺の腹へ向いている。


互いに、

あと少し動かせば届く距離だった。


「……引き分けか」


俺が言う。


「私の方が先だ」


「…、俺だろ」


「私だ」


「何でだよ?。

 矛はまだ止まりきっていなかった」


「止めた」


「嘘をつけ」


言い合いながら、

互いに武器を引く。


白火が消え。


さっきまで続いていた金属音も途切れた。


その途端。


周囲が妙に静かなことへ気付いた。


「……?」


顔を上げる。


竜達が、

こちらを見ている。


いや、さっきとは少し違った。


俺に集まっていた視線の多くが。


今はセレスへ向いていた。


「……人」


岩棚の上にいた一頭が、

低く呟く。


「父と渡り合うか?」


「こいつ、結構強いぞ」


「……お前に言われると腹が立つ」


セレスが俺を睨む。


だが、

竜達は俺達のやり取りなんて気にしていなかった。


一頭が岩棚から身体を起こす。


大きな翼が開き、

月明かりが一瞬遮られた。


「白き火を使う人よ」


「……何だ」


セレスがそちらを見る。


「次は、我と試せ」


「……なに?」


セレスの顔が止まった。


ほんの一瞬。


本当に僅かに。


片足が、

後ろへ動く。


「……」


俺は見た。


セレスも、

俺が見たことに気付いたらしい。


すぐに足を元の位置へ戻し、

聖杭槍杖を立て直した。


「……構わん」


声だけは、

いつもと変わらない。


だが。


目の前にいる竜は、

ゼグより少し大きい。


昼間、

ゼグと俺が戦ったところを見た後なら、

さすがのセレスでも何も感じないわけじゃないらしい。


すると。


別の方向から。


「我も」


もう一頭が起き上がる。


「その白き火を見たい」


さらに。


「我とも試せ」


「我もだ」


「……」


セレスの顔が、

少しずつ険しくなっていく。


珍しく、困ってる。


「……お前ら」


セレスが聖杭槍杖を握り直した。


「……一度に来る気ではないだろうな?」


「それでは試しにならぬ」


「……ならいい」


言葉だけ聞けば、

完全に受けて立つ気だ。


だが。


目の前の竜が一歩動くたびに、

セレスの視線が爪、牙、翼へと順番に動いている。


「……」


無理もない。


俺だって、

今日もう一回ゼグとやれと言われたら嫌だ。


「勘弁しろ」


俺が間へ入る。


セレスがこっちを見る。


竜も俺を見る。


「今日はもうやらん」


「我らはまだ――」


「知らん」


即答する。


「俺もセレスも、

 今日はもう十分戦った」


「わ、私はまだ戦える……」


横から声が飛んできた。


「……」


見る。


「勝手に終わらせるな…」


「じゃあ今からやるか?」


「……」


セレスが、

目の前の巨大な竜を見上げる。


相手も、

じっとセレスを見下ろしている。


少しの間。


睨み合う。


「……明日でも構わん」


「ほら」


「貴様……」


睨まれた。


やっぱり嫌なんじゃねぇか。


「せめて明日にしろ、そしたら俺がやってやる」


竜達を見る。


「どうせ俺達も今日はここにいる」


これで終わると思った。


だが、

最初にセレスへ声を掛けた竜は、

まだ身体を伏せなかった。


「明日ならば、白き者は試すのか?」


「……」


俺はセレスを見る。


セレスも、

俺を見る。


目が合った瞬間。


少し嫌な予感でもしたのか、

眉が寄った。


ここで断ればいい。


別に。


竜と片っ端から戦う必要なんてない。


頭上へ広がる翼を見る。


昼間。


こいつらが飛ぶところは、

何度も見た。


速い。


俺達が船や輸送鳥で移動するのとは、

比べ物にならない。


そして。


俺達には、

この先もアンカーを巡る必要がある。


次の場所まで。


地面を歩き。


船を探し。


道を回るより。


こいつらに乗せてもらった方が、

どう考えても早い。


「……やってもいい、が」


俺が言う。


「エア?」


ユーリスがこちらを見る。


セレスも。


嫌な予感が当たったみたいな顔で、

俺を見た。


「ただし、条件がある」


竜の目が細くなる。


「言え」


「俺達を運べ」


「……?」


「次のアンカーまでだ」


竜達の間で、

僅かに気配が動いた。


俺は続ける。


「お前らなら空を飛べる。

 俺達が地面を歩いて行くより遥かに早い」


「待て」


横から、

低い声が聞こえた。


聞こえないふりをする。


「次の場所まで俺達を乗せていけ。

 それを飲む奴がいるなら――」


竜達を見る。


それから、

セレスを指した。


「こいつが受けて立つ」


「貴様!?」


横から、

今までで一番大きな声が飛んできた。


振り向く。


セレスが、

ものすごい顔で俺を睨んでいる。


「何故私を勝手に取引へ使っている!」


「使ってねぇよ。

 条件を付けただけだ」


「私が戦うことを条件にしている時点で同じだ!」


「お前、さっき構わんって言っただろ」


「一頭にな!」


その間にも、

竜達が動き始める。


「我が運ぼう」


一頭。


「我もよい」


もう一頭。


「ならば我が先に試す」

「待て。我が先だ」「我も白き火を見たい」


急に話が進んだ。


「一頭でいい!」


思わず声を上げる。


竜達が止まった。


「俺達全員を乗せられれば、それでいい。

 次のアンカーまで運ぶ奴、一頭。

 それが条件だ」


少しの沈黙。


竜たちは顔を見合わせ、

最初にセレスへ試しを求めた竜が、

ゆっくりと頭を下げた。


「よい。

 我が運ぼう」


「決まりだな」


「決まりではない!」


セレスが、

聖杭槍杖の柄で俺の脇腹を突いた。


「いてっ」


「何故私が戦う前提になっている!」


「嫌なら断ってもいいぞ、俺がやる」


「……」


セレスが止まる。


周囲の竜達が、

一斉にセレスを見る。


「……」


白い眉が、

ぴくりと動いた。


「…誰が断ると言った」


やっぱり。


そうなるよな。


「なら決まりだ」


「エア……」


今度は、

はっきり恨みの混じった声だった。


俺は目を逸らす。


横を見ると、

ユーリスが口元へ手を当てている。


「笑うな!」


「わ、笑ってません」


「笑っているだろう!」


「少しだけです」


「ユーリス!」


セレスがユーリスへ詰め寄る。


その反対側では、

マリスが微動だにせず座っていた。


……が。


「……っぷ」


「マリス?貴様……」


少し離れたところでは、

ミリカが腹を抱えて笑っている。


「セレス、人気者にゃ!」


「黙れ!」


さっきまで静かだった竜達の谷へ、

セレスの声が響いた。


その向こう。


明日の相手になるらしい竜が、

満足そうに翼を畳んだ。

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