第87話.到着
「お、シズタミに入ったぞ」
『ほぼ予定通りに着きましたね』
「6時間25分…」
「むにゃ…、着きました?」
「…ついたの?」
お、門だ。
「止まれー」
ブロロロ、ブオン、ブルルルル
プシュ、シュッシュー
キーッ
プシューー
「こんばんは」
「これは何だね」
「これね、車。トラックという乗り物だ」
「魔道車か?」
「あぁ、そうだ」
「シズタミにはなんの用で来た?」
「先日、サンラから代表のレギル・ファルモアが訪れたと思うんだけど、俺達は街道の状態確認と、海産物を試験的に買付・運搬するために来た」
「サンラだと?」
「えぇ。で、ここは入領税は如何程です?」
「いや、頭からは、サンラとの取引には税を徴収しないと聞いている」
「そうなんだ、助かるよ」
「あぁ、それでお前さんの名前は?」
「全員か?」
「いや、お前さんだけで良い」
「そっか、俺は、スグル・シライだ」
「スグル…だな…、男1に女が4と…、よし、通って良いぞ」
「ありがとう」
「ようこそ、シズタミへ」
ブルルル、ブルロロロロロロ…
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「商会へは明日で良いかな」
「時間も時間だから、それで良いんじゃない?」
『今夜はどうしますか?』
「そうだな…、俺はそとテントを張るから、ティファ達はこのまま車中泊で良いんじゃないか?」
『空間魔法で広げますから、主も車の中で大丈夫ですよ?』
「今さら、スグルだけ外って無いわ」
「いっしょー」
「んじゃ、奥を使わさせて貰うよ」
∽∽∽∽∽
「頭、いいですかい」
「どうしたんだい?」
「へい、サンラからスグルっていうお客人が到着しました」
「そうかい、で、宿はとったのかい?」
「いや、それが乗ってきたという魔道車で夜を明かすようです」
「ふーむ、まっ、明日になれば訪ねて来るだろう、案内をしてあげな」
「はっ」
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