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第65話.再興の危機

「ふー、良い汗かいたー!」


何かふっきれた感じで、爽やかな表情の彼と


「す、スグル殿、い、いきなり何、なんなんですか!」


ぜーぜーと呼吸が荒く、疲れ果てた表情のレギル一行。


「ははは、俺を除け者にした罰だ!」

「除け者ににした覚えなどありませんぞ!」


「そうか…。んじゃ、国王様からの申し付け聞く?」

「え?、申し付けですか?」


「あぁ、国王様もとんだ狸だ。領主はファルモア家が存続。税金は多分、今年から。以上」

「あの、多分というのは?」


「レシカさん説明してあげて」

「え?、あ、はい…。


えっと、国王様には見透かされていると思うのですが、まず、サンラ領が疫病で全滅したものとして話をされました。その為、街を再び活性化させるためにスグルさんが行動に出ました。


サンラ領の領主は()()()()()()が引き続き対応とする。

私じゃ無く“家”での領主継続です。

つまりお父様が表れることも示唆されたものと思っています。


次に、領民ですが、国王様が認識しているのは厳密には3名、私、ネフカさん、ミレーヌさんだけです。

スグルさんは、一応は商業・冒険者ギルド員となっていますが、土地や家、住居を持っていませんので領民には含まれません。

ですが再興するため、領民ではないスグルさんとティファさん、ランドさんにミーさんを筆頭として、私たち3人の計7名で運営しなければなりませんでした。


そこで気になるのが国に納める税金です。

領土の広さや資金などで納める金額は変わります。そのためスグルさんは街の再興計画を作り、国王様の了承を得て進めるつもりでした。この再興計画には、スグルさんの土地取得…、えっと石棺運搬の報酬も含まれていて、これを進めるのに3年の税金の猶予を頂きました。


お分かりですか?お父様」


「あ、あぁ。街の再興計画…」

「つまり、街も出来上がっていて住人の居る状況では、計画は不要となるのです。結果、税金の猶予も無くなるとスグルさんは仰りたいのですよ。」


「あとさ、このサンラは時空連結で今の刻の流れに繋がって進みだしたけどさ、95年も他所との交易が止まってるの理解している?」

「交易?」


「ではミレーヌさん、説明してあげてください」

「別に私でなくても…、ヒッ


こ、交易についてですね、えっと、95年前に滅びたわけですが、まぁご存じの通り、その後95年間は交易していた過去を繰り返して居たわけです。


内輪では取引をしていたとしても、外には出ず、外から入らず、というのが続いてました。


つまり、現状では滅んだ後の“サンラ”と取り引きしてくれる外部の商人が居ないのです。しかも、疫病という曰く付きの街と交易を好むとも思いません。


3年の計画の間にスグルさんが仲介し取引を続け、その後に、国王様より再興宣言でも出れば普通の流通が行えたでしょうね…」


「我々が良かれと思ったことが…」

「…」




「で、魔動具か何かで聞いてんだろ?、国王様」

【「はっはっはっ、気付いておったか。うむ、面白い立ち回りじゃったの」】


「お宅のご先祖様が絡んでるんだけど、どうします?」

【「どう、とは?」】


「見られていた通り、街は区画整理も終わっており住人も引き続き住んでいます」

【「ふむ、実質、再興計画は完了したと捉えられるな」】


「しかし、生活基盤が完全ではありません」

【「交易が無ければ詰むのう」】


「かと言って、王国から支援を受けるには、街の環境が王国より進みすぎています」

【「そうじゃな、支援はできないな」】


「そこで提案があるんだけど」

【「はっはっはっ、皆まで言わんでも良い。お主の言いたいのは、サンラに王族の別邸でも作れと言うのじゃろ?」】

いつもお読み頂きありがとうございます。

話を進め出せたのは良いのですが、修正案が出せないでトラブル方面に向かっちゃうのは何故なんでしょう。ストレスかな…。

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