第60話.再会
魔獣と対峙中
- 『スグル殿、ちょっと話し合いをしてきます』
「え?、ちょ、ランドさん?大丈夫…」
ガチャ、ガーー
後部ドアを開け、街道に降り立つ。
ガーーバン
「大丈夫かなぁ」
『主、心配し過ぎでは』
「いや、でも、ここら辺の時空?時系列がどうなってるか分からないし」
時空連結が行われたとすれば、フェンリルも引き続き存在する訳で…
あ、ランドさんにお腹向けた…
- 『あは、覚えてたみたいだね』
「あの時の種で合っているのか?」
- 『うん、ただブルーは居ないみたい』
「そっか」
フェンリルが立ち上がり、一つ吠えると、もと来た方へ引き返していった。
- 『スグル殿、良かったですな』
「何がだい?、話が見えてこないんだけど」
- 『彼らはブルー殿の配下でして、昨日の時空連結にて同じく今の世界に残ったようですな』
「残ったっていうことは、残らなかったフェンリルも居るってこと?」
- 『そこなんですが、恐らく、95年前に水害の被害に遭っていた生態系全てがこの時系列に引き継がれたようですな』
「水害に遭った…」
- 『スグル殿とティファ殿で水抜をしなければ起こっていた水害ですな。なので、95年目にして水害に遭わずに抜け出せた状態、ですかな』
「俺らが居た所が引き続き存在するってことね。んじゃ、さっきのフェンリルは、ブルーも残ってるんだね」
- 『はい、見回りを統括されているそうです』
「んじゃあ、俺らの所に来たのは?」
- 『まぁ、暗闇を光る二つ目の何かが奇妙な音をたてて移動しておれば怪しいでしょうな』
「あー、警戒の意味がわかったわ。でも街道を見回りしてくれて助かるな」
- 『そうですな』
「ほぇー、ランドさん凄いですー」
「完全に手懐けてたわね…」
「あのフェンリルが服従なんて…名うてのテイマーに違いないわ」
「なんか気が抜けたら眠くなってきたよ、この先の休憩地で一眠りして街に向かって良い?」
『私は安全運転して貰いたいので良いのですが…』
「「「良いです」」」
「んじゃ、休まさせて貰うね」
いつもお読み頂きありがとうございます。
60話目を迎えました。
20180330 サブタイトル修正:再開→再会




