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第45話.登録に来た

来ました


「ネフカさん、こんにちは」

「あ、スグルさん。今日はどのようなご用件でしょうか?」


「うん、相談が有って来たんだけど」

「相談ですか?」


「独立した形で運送業を行いたいと思ってるんだ。」

「運送業を…ですか…。例えばどのような」


「まずは“人”」

「定期馬車が走ってますね」


「次に荷物」

「定期荷馬車が走ってますね」


「で、重要性や緊急性を含むもの」

「数は少ないですが、護衛を付けるものはありますね」


「馬車では運べない物」

「諦めてますね」


「どうでしょう」

「大半は被りますが、住み別けはできそうですね」


「料金は4倍」

「え?、高い」


「例えば、4日掛かる道程(みちのり)を半日で移動できるとしても?」

「そんな、4日を半日なんて…」

「兄ちゃんさぁ、それは無理なんじゃないか?」

なんか周りに人だかりが…


「いや、試して貰って構わないぞ?」

「商業ギルドの件は噂で知ってるけどよ、あっちでは試さなかったんだろ?、なぜ此方では試しても良いんだ?」


あれってスグルだろ?怒らせると怖いって噂だぞ、って聞こえてるからな!


「見合った力量が無ければ、依頼を受けられないんだろ?、だとすれば、確かめて貰うのが良いじゃないか」

「でもよ、ギルドに登録したらランクに従って受領できる依頼が決まるぞ?」


「だから相談に来てるんだよ」

「スグルさん、これ「試験を受けて貰えばええじゃろ」ギルドマスター?」

「げ、マスターだ」


「げ、とはなんだ、げ、とは。スグルと言ったな、試験を受けさせてやろう」

「はぁ、ありがとうございます?」

「ギルドマスター、彼は」


「運送業に特化した者も居ってもよかろう。しかし、4倍の料金所を取るからには、それなりの実力は見せて貰わねばな」

「で、その試験ってのは何をするんだ?」


「丁度、馬車でも運べない荷物が有ってな、それをエステリア中央まで運んで貰いたい」

「常識的な大きさなんだろうな?」


「常識かどうか、お前さんは馬車で運べない物と言ったはずじゃが?」

「んじゃ、届ける物を見せてくれ」

「す、スグルさん、無茶は」


「なに、運んでやるさ、荷台に載せてくれたならな!」

「ぷ、わっはっはっは。そうだな、確かにそうだ。荷台に載せられないのなら運べないな!。わっはっはっは、気に入ったぞ!、だが大きさは荷馬車に収まる程度なんだが、重くてな」


「(おい、マスターに吹っ掛けられて、気に入れられたぞ)」

「(あのスグルって奴、返しがすごいな)」


-----


場所を移動して


・・・・・


「石棺…ですか?」

「そうだ」


「いや、そうだ、って云われても、これって中身入ってますよね」

「ああ、まぁ(むくろ)にはなっているだろうが、大丈夫じゃろ」


「曰く付きとか?」

「はっはっはっ、大丈夫じゃて。これはな建国王の縁の者の石棺なのだが、中央の聖堂に祀ることを約束をして果たせていないのじゃ。故に、ここに祀ってる方が危ういと思うのじゃ」


「まぁ、移動の約束事があるなら大丈夫…か。ティファ、クレーン付きの4t車に変われるか?、あと、ランドさん、ルート上に重量に耐えられないような橋とかあるか調べてくれる?」

『確認してみます』

- 『確認してみよう』


「えーっと、マスター?」

「はっはっはっ、そうじゃ、名乗って無かったな、わしは ロドリル じゃ」


「んじゃ、ロドリルさん、道程次第では日数を貰うよ。」

「ほう、なんでだ?」


「距離的には半日だけどな、石棺は壊れやすいし、道が重さに耐えられなかったら進めないからだよ」

「確かにそうじゃな」

ハードな物を運ぶことになりました。

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