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第39話.検討

「商業ギルドへの登録を含めて、各共同井戸への濾過機設置と使い方の説明を依頼しますか」

「依頼は私が行おう。設置費用や移送費用はどのくらい妥当か…」


「街中への配達ってどのくらいなんです?」

「セバス、教えてくれ」

「お久しぶりですな」


「毎日一緒に居たではないか」

「ほっほっほっ。さて配達に関しては、大きさ、重さ、距離で決められております」


「ふむ」

「そこで、スグル殿、この濾過機の設置にどのくらい時間を要しますかな?」

「設置は、井戸の脇に置いて、足元に杭を打つだけだが、15分は掛からないんじゃないかな。あと使い方の説明で10分ほど、まぁ30分見積もれば良いんじゃないか?」


「さすがスグル殿ですな。説明時間も含めてくれた。で、旦那様、1箇所につき30分ですと、1日に設置できるのは1組で多くても10件と見た方が良いでしょう」

「そうなると43組が必要か…」

「冒険者ギルドにも頼めば人員確保できるんじゃ?」


「歩合制でも良いんだけど、ティファ、濾過機はナンバリングしてるんだっけ?」

- 『はい。領主様の元にあるのをオリジナル000として、複製には001から427までのナンバーを付与しています』


「じゃあ普通の報酬でも良いかもね」

「依頼達成の報酬ですか?」


「うん、10件設置完了で、距離はほぼ同じにして、4人一組一律5000Enyで」

「いやスグル殿、高くないか?」


「そう?、運送と設置、説明が含まれるんだけど」

「うーん」


「あと、手を抜いたら結果で分かるからね、そこの地域を担当した依頼受領者の仕事ぶりを量る指標にもなるよ」

「なるほど、高い給金で手を抜くか、丁寧に対応するか見極めるんだな?」


「そういう事。しかも運搬に使う荷車や道具は依頼受領者で準備。一応人命に関わる依頼だからね、どのくらいで対応してくれるやら」

「ふむ、それならその金額でも有りだな」

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