第30話.調べよう
次にやらなければならないこと、それは───
水問題だよねぇ
ブルーと約束してるし、早めに解決しないとな。
あー、街の井戸も汲みにくいって言ってたな。
関連があるのかも知れないな。
まずは記録があれば、可能な限りの期間。できれば周期的な天気を調べて、あとはあの溜池と川の上流を調査だな。
領主の館の応接室へ向かう。
そうそう、屋敷の譲渡については話しは流れた。
もちろん領主の弟が精神的に復活したからだ。
甥の方も診療所で療養中で、毒気を抜かれたように明るく振る舞っているようだ。
なので、現在は領主の館の裏手に車を置かさせてもらいキャンピングカーでの生活を始めたところだ。
「こんちわー」
『おじゃまします』
「お、スグル殿来たか。話しがあるのは例のフェンリルのことか?」
「え?、あ、えぇそうです。溜池の視察ですね。」
「おい、忘れておったろ」
「はははは、何のことやら」
「まぁ良い、で、いつ頃が適している?」
「あちらさんは何時でもと仰ってましたね。ただ───」
- 『はい。日帰りが望ましいので、時間は、朝に出立して昼頃に到着。視察や会談をして帰投、夕刻には戻ってくる行程になりますね』
「友好を築ければ、泊まりがけもいけるだろうな。こっちは特に無いから、スグル殿の判断に任せる」
「そうですね、調べものもありますし、すこし時間をください。そうですね、3日後で調整をしといてください。」
「分かった」
「ちなみに、同行者は────」
「はいっ、はいっ、私も行きたいです」
いつのまにやら応接室に入ってきてたレシカさんが、勢いよく割り込んできた。
「こらっ、レシカ」
「きゃ、ごめんなさい」
「それじゃ、またワゴン車で向かいますか」
「3日後ね、楽しみにしてるわ」
そう言ってお嬢さんは部屋を出ていった。
「はぁレシカのやつ…、で、なにを調べるのだ?」
「そうですね、川も干上がってたことを考えると、ここ半年ほどの天気が知りたいですね」
「天気か、たしか商業ギルドや冒険者ギルドでは記録をのこしていたはずだ」
「ならば、そちらの方へ伺いますね」
「その天気で何が分かるのだ?」
「そうですね、範囲が詳細に分かればいいのですが、雨の量で水不足になるのかどうか、シミュレーションをします」
「しみゅれいしょん?」
「シミュレーションです。たとえば…、そうですね、水にちなんで、井戸が枯れたら、街の人たちはどうなりますかね」
「枯れたら…か。少ない水の奪い合いとか…か?」
「そうです。そういった事象に条件を変えながら予測するのです。さて、レギルさんにも課題ができましたね。可能な限り、使われている井戸の水量を調査して、枯れ始めたらどうなるのか、シミュレーションしてみてください」
「ぁ、ぁぁ。分かった」
「そいじゃ、商業と冒険者ギルドに行ってみるよ」
いつ運送業を始めるのか気になりますか?
話数は多いですが、内容量は高評価を得ている作家さんの数十分の一以下で進んでいると思います。
気長にお待ちいただければと思います。
2018.03.10 台詞部分修正




