第29話.商業ギルド長に?
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戻ってくるのも何の演出も無しかー
「ふぅ、降りるか」
『お疲れ様です』
プシュー、とドアを開けて外に出る。
「あ、レギルさんただいま」
「おお戻ってきたか、それで───」
「15人とも中で眠ってるよ、移してもらえるかな?」
「あぁ分かった。こっちでやっておく」
馬車数台を使って、領主館から治療院へ搬送された。
応接室で休んで居ると、部屋の外が騒がしくなる。
バンッ
勢いよく扉が開けられ、レギルに似た男が入ってきた。
「おいっ、スグルってのはお前か!」
え?なに?殺っちゃっていいの?
ティファに止められる。
「おい、聞いているのか!」
「煩いな聞いてるよ」
「じゃあ、お前がスグルだな?」
「それが何か?」
気まずい雰囲気…
「ありがとお!、息子を見つけ出してくれてよおお」
両手を取ってブンブン振られる。
「あぁ、まぁ偶々だ。偶々」
「それでもよお、ありがとなあ」
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「落ち着いたか、アギル。」
「レギル兄、すまんかった。いままで何をしていたのか…」
「まぁ憑き物が落ちた感じがするな。これから頑張って挽回すれば良い」
「あとスグルもすまんかった。俺はレギル兄の弟のアギル・ファルモアだ。」
「アギルに話しがあるんだが」
「それなんだが、俺、この街を出ようと思うんだ」
「な、それは待ってくれ」
「そうだ待つんだ」
仕事を押し付けるチャンスなのに、出ていかれてたまるか。
「二人とも何を…」
「いいかアギル。お前に頼みたいことがあるんだが、聞いてくれ」
「まぁ、聞くだけなら…」
「そうか、そうか。それじゃ、商業ギルドのギルド長に就いてくれないか」
「え?、いや、ダメだよ、俺迷惑とか掛けて…」
「アギル、迷惑を掛けたとか言うが、お前がやっていた取引は常に真っ当なものだったのだ。その手腕を生かして欲しい」
こうして、商業ギルドのギルド長には領主レギルの弟、アギルが就任することになりました。
「めでたし、めでたし」
『主…』(呆れ)
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「でもレギル兄」
「なんだ」
「ギルド長って商売するもんなの」
「え?、あ」
2018.03.10 台詞部分修正




