第28話.種の分類
「さてと、あまり長く居ても迷惑だろうし、そろそろ行くよ」
「べ、べつに迷惑じゃありませんよ?」
『あ、主、あの』
「ん、どうした?」
『バスなんですが』
「うん」
『マニュアル車ですけど運転は大丈夫ですか?』
「あぁ大丈夫」
さて、大型のマニュアルって確か、普通車の1速(Low)のところにバック(R/Reverse)があるんだよな。
昔は、大型車は3速発進かよ、と思ってたもんな。
「そうだアテラさん、聞きたいことが有るんだけど、良い?」
「なんでしょう」
「ランドさんが言うには、あ、ランドさんってティファが喚んだ地球の人工衛星なんだけど、俺らがアテラさんに送られた星って、人が暮らしているところは3割ほどらしいんだ。人の街の方向も教えて貰ったし、人以外の種族が居るの?」
「え?どうしてですか」
「だってさ、アテラさんが初めに言ってたじゃない、
魔法の話しで知能を持つ生命体って」
「大抵は知能を持ちますよ?」
「うん、そこなんだよ。まずは意思疎通のとれる狼種が居たんだ」
「え?もう遭われたのですか?」
「まぁ、今回のあの15人に関わるものなんだけど」
「あー(察し)」
「それでどんな分布なのかな、と」
「短時間でそこまで気付きましたか」
「あとは、人の街とどこかを結ぶ街道に出たってのもあるな」
「まぁ簡潔に言うとですね、人族、魔族、獣族・獣人族と別れていますね」
「獣耳っ娘!?」
『主?』
うおっほん
「んじゃ、草原で遇った狼種がその獣族に中るわけだ」
「そうなります」
「じゃぁさ、魔族の定義ってなに?」
「大雑把なんですが、人族でも獣族・獣人族でもない種族の集まりでしょうか」
「ふむふむ、んじゃぁ、魔物と魔獣の扱いは?」
「魔素溜まりなどで発生するのが殆んどですね。あとは魔素に侵されたりとか。」
人でも魔素に侵されると─────
『魔人…でしょうか』
「「………」」
「アテラさん、なんか曖昧な分け方ですよ、これ」
「ぅぅぅ、そこには触れないでください…」
「そいじゃ戻りますかね。アテラさん、今度はお土産持ってくるね」
「ですから、普通はここに来られないのですよ?」
「ははは、来るときは普通じゃないときですよ」
「もう」
「それじゃ」
『行ってきます』
お読み頂きありがとうございます。
2018.03.10 台詞部分修正




