第22話.発見
コボロに浄化を掛けたら、敵意表示されていたマークが緑色になった。
これは黒幕が居るってことだな、少なくとも商業ギルドが関わっている。
- 『スグル殿、いま少し良いかな?』
離れていても、ステータスウインドウやカーナビを介して会話ができる。
「どうしたんだ?」
- 『いえ、先程の魔法攻撃を調べましたところ、魔紋が残っておりましてな、それで魔法を放った者が分かるのではないかと思いまして』
ほほう、魔紋とな。
「なぁ、魔紋てなんだ?」とコボロ聞いてくる。
「指紋って知ってるか?」
「サモンと似たものか?」
「サモン!?、召喚系の魔法か!」
「あ、あぁ」
「そこを詳しく!」
『主、』
おほん
気を取り直して
「それで魔法にも紋様が見つかったのか?」
- 『はい左様です』
「へー、どんな感じに見えるんだ?」
- 『見え方としては、声紋と同じと考えて良いかと』
「声紋か」
- 『はい。発する波長は異なるものの言葉として成り立ち意味を持ちます』
「確かに。“水”は誰が話しても“水”だもんな」
「なぁ、どういう事なんだ?」
「んじゃ、目を瞑ってみろ」
「あ?あぁ」
『今、話しているのは誰でしょうか』
「姉さんの方だな」
「目、開けて良いぞ」
「なるほど、声で“誰か”が判ると…」
- 『それが魔法にも当てはまると思ってください』
「それが魔紋か、いいね新語だね、きっと」
「んじゃ、コボロもう一回目を瞑って」
「あぁ、また声当てだな?よし」
『では『今、話しているのは誰でしょうか』』
「え?」
コボロが驚いて目を開けた
「今、同じ声が重なって聞こえたんだが」
「うん間違ってはいないな」
「声真似?いや、でも…え?」
「まぁ、これはまだ秘密だ」
ステータスウインドウに、録音・録画と再生する機能が付いていた。
何処に記録されるのか原理は不明だが、恐らくティファの空間や時空魔法に関わっているのだろう。
録画については俺が見ている向きの全視野が記録されるようだ。
音声は何か知らないけど臨場感がある。
「いや、しかし…」
「商業ギルドに入ってるんなら、秘密の意味は分かるよな?。ちなみに魔道具ではないぞ」
ステータスウインドウだからな、道具ではないはず。
ちなみに、記録容量は1,000YB以上空いているようだ。
TでもなくY…
ははは、とんでもない与太話だ。
20話過ぎても運送業始まらないなー、と思っていませんか?
異世界に来てまだ4日目なんですが、一話一話が短いので勘弁してください。
気長にお付き合い頂けると助かります。
2018.03.10 台詞部分修正




