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アルコール依存症考  作者: 遥(はるか)奏汰(かなた)
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アルコール依存症考〜第二話

お越しいただきありがとうございます。

今回は、わたしとお酒の切っても切れない(そしてちょっと危うい)出会いと歩みについて綴ったエッセイをお届けします。

ほろ酔い気分のノスタルジーか、それとも破滅へのカウントダウンか――。気楽にお付き合いいただければ幸いです。

 母親が買ってくるお酒の中でわたしが最も気に入っていたのが、だるまと呼ばれるサントリーオールドとボストンクラブであった。

 当時はネット環境も何もなかったから、価格は知らなかったが、あの高級感のある重厚なボトルと洗練された味が好きだったのだ。

 なんだか最初からウイスキー系のお酒に纏(まつ)わるお話ばかりしている気もするが、要するに、ウイスキーはわたしには一番相性が良いと当時から確信を持っていたのだ。何と言うか、本酒やワイン、ビールのように急激に酔いが回ってきて身動きがとれなくなるような危うい事態が起こりにくく感じるのだ。

 そして、ビールに関しては母親のガードがかたく、さらに飲み残しをとっておくというようなことは基本出来ないので保管庫に飲み掛けがあるわけでもなく、ついつい縁遠くなっていたのである。

 ビールはさほど高額でもないのだから自分で買えと仰るかもしれないけれど、当時自宅周辺の酒屋にはわたしが中学生であることはバレていたから、酒屋では売ってくれなかったのだ。よって、当時はたくさんあったビール自販機に頼ることになるのである。

 あこそこそおどおどしながら密かに自販機に走る日々も少しはあったのだが。

 ビールと本格的に愛し合うようになるのは、高校2年生になってからである。

 当時、短期間ではあるがファーストフード チェーンでバイトもしていたから、一時的にせよ多少はお金に余裕があったし、夏の缶ビールは最高の自分へのご褒美てまあった。

━━いや。ちょっと待った!これではまるでビール礼賛ビール推奨ビールCMみたいな文章ではないか!断じて言いましょう!これは、ビールは美味しいよというCMではないし、アル中は天国だよなとというエッセイではありませぬ。

 はっきり言って、お酒がなければ生きられない生き方は、お酒に操られる 行き方は非常に苦しいものでこそあれ、まあ 飲み方を考えて 限度を守れば美味しいものなのでありますが、度を超えるることは、決してお勧めできません。

 あしからず。でも、やっぱりおいしいな。

 いやいや、次章に参りましょう。また次のショーでお会いしましょう。私の生活は対廃虚していきます。お楽しみに(?)


    【次章に続く】

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

中学生時代の自販機へのこそこそダッシュや、高校生のバイト代で味わった夏の缶ビールの美味さ……思い返すと甘酸っぱくも(?)あやうい思い出ばかりです。お酒の魅力と恐怖は常に紙一重ですね。

次回はいよいよ、私の生活がじわじわと「退廃」していく展開へ突入します。どこまで落ちていくのか、温かい目(あるいはハラハラした目)で見守っていただければ幸いです。

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