18話ーーー知識は武器になるーーー
ラフィン「色んな町をめぐり実際に営業を体験してみてどうでしたか?」
リリー「すごく、すごーく断られました、でもいいって言ってくれるところもありました」
ラフィン「うんうん、そうでしょう」
ルル「実際に契約しようって言ってくれる人たちもかなり契約内容に差があって
同じことでもこんなに違うんだなって思いました」
「グランゼンミューロだと手数料とか違約金がついてたりそもそも相手をしてくれるところが少なかったです」
「逆に真ん中にあるコモリリアーノは領主様も商人の方も前のめりにお話をしてくれました」
ラフィン「そうなんですよ、商品1つ売るにしてもそこの家賃が高かったり
モノが飽和していたりするとやはり手数料を取られたり条件が厳しくなります」
「まあ、コモリリアーノという町は地理上、通り道で滞在してくれる人が少ないですので
なにかしら、売り出すものが欲しい、もしくは冒険者などが少ないので防衛力を強めたい
という所があるでしょうな!」
リリー「言われてみれば、冒険者と兵士の数は3つの町を比べて少なかった気がします」
ルル「あ!言われてみればそうですね!宿屋とかが少ない割に
住居みたいなところは多くて不思議でした・・なんでなんでしょう」
ラフィン「コモリリアーノは大きな町ではないですが近くに栄えている2つの町があることから
歳をとった人達が移住してくるとかコモリリアーノから出稼ぎに行く人
現地で育てたり作った物を売る商人が多いんですよ、だからでしょうな!」
リリー「でも、なんであんなに私達のお店のこととか商会のことを聞いてきて
断ったり、手数料多くしてくるところ多かったのかなって・・・」
ラフィン「それは、安心して取引できるのかという所
そして自分たちの縄張りを守ってるからだと思います」
リリー「でも、お互い儲かるならよくないですか?」
ラフィン「それがそこの商人たちが元々売っているものが売れなくなってあなた達から
仕入れてるものが販売の大半になってしまった場合、利益が減りますし
パワーバランスが逆転しますよね?そうなることを恐れている可能性もあります」
ルル「だから、むしろ契約を持ちかける人たちは手数料なんかを高くしていたんですね」
ラフィン「ええ、それもあるでしょうし、何も知らなさそうな若者を
食い物にしようとする人たちもいるでしょうね」
リリー「え?じゃあ、あの人たちはみんな私達を・・・」
怒るリリーを見てラフィンは
ラフィン「まあ、一例ですので落ち着いてください、みんながそう風に
考えているわけではありませんよ」
ルル「リリーお姉ちゃん、ちゃんと取引してくれそうな人もいたじゃないですか?」
リリーはハッとして
リリー「ごめんごめんつい・・」
ラフィン「そこでです」
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