2話ーーージェットストリームサイクロンーーー
武器屋のおやじ(もう、勘弁してくれぇーほかの人が買いに来なくなっちまうよー!)
「って、ちょっと泣いてました」
グラド「リリー・・・(君って子は加減を知らないなぁー・・・)」
グラドは苦笑しながら自分にはない発想に若さって、すごい!
ここまで自分の生まれ持った能力を活用する方法があるのだと感心した
グラド「しかし、炎、水、風、土、雷がある中でなぜ風属性に目を付けたんだリリー?」
リリー「それはですね・・・」
息をのむグラド
少しの沈黙がありリリーはこう言った
リリー「この前、ダンジョンで使ってたジェットストリームサイクロンって
お屋敷とかにはある掃除機で思いついて、そのゴミが溜まるところに刃物を付けたら
スライムを吸い込んだら、中で討伐して魔石が中に溜まるなーってそれで風にしたんです」
グラド「え・・・掃除機!?(確かにあれは初級風魔法の道具か・・・)」
リリー「あはは・・・そうなんですお恥ずかしながら・・・」
グラド「いや、でもすごいよ!」
リリー「ありがとうございます」
グラド「ちなみにリリーは他に魔法をみたことはあるのかい?」
リリー「そうですねー、初級魔術は見せてもらったりしたことはあるんですが・・・
中級、上級魔法はまだあんまり見たことないです・・・」
グラド「そうなのか・・・参考になるかはわからないが炎であればより高熱で大きく広範囲に、水であれば水量が増え
高密度で発射できれば弾丸や刃のように使ったり、土であれば壁を大きな石つぶてだったり強固な壁、風はかまいたちのような
切れ味を作ったりできるらしい、雷はあまり見たことがないが電気ショックのようなものからイカヅチを落とせるようになったりするらしい・・・」
リリー「グラドさんありがとうございます。凄いですね!物知りです」
グラド「ほめても何も出ないぞ!」
リリー「えーーー」
二人は笑いながら歩みを進める
リリー「そういえば、グラドさんの固有スキルってなんなんですか?」
グラド「私か?・・・私はローヒールだ・・」
リリー「え!加護持ちなんですか!」
グラド「加護持ちとはいえ最低ランクのローヒールだ・・・」
リリー「でも、加護で回復系は珍しいって・・・!!」
グラド「確かにあんまりいないが回復専門のヒーラーからしてみれば、そこまで良いものじゃない・・・」
「だが私たちは今持っているもので勝負していくしかない、役に立たなさそうなこのスキルでもソロで
活動している今はポーションの量も少なくて済むし、パーティで戦ってる時もヒールが間に合わないときとかもなにげに
私を支えてくれる・・・考え方、使い方で持っているのものは輝くってことかもしれないな!」
リリー「私のスキルもうまく使えるようにもっとこのスキル好きになって頑張ります!」
グラド「(すでに私よりも使いこなせている気がするが・・・黙っておこう)」
そして、もうそろそろ鉱山につく頃
リリーとグラドは他のパーティ?を目にすることにそこでなにか強い言葉で
話しているのが聞こえ、しげみに隠れ様子を見ることに・・・
???「おい!荷物持ち!早くしろ!」
???「す、すみません・・・」
???「だっははは!」
そこには、30代位の男3人と幼い10代前半位のショートカットの荷物持ちと言われている小さな子がいた
明らかにガラの悪いパーティだった
リリー「なんかすごくムカつきます!」
グラド「落ち着けリリー」
リリー「でも・・・」
グラド「今行ってどうなる?」
小声で喋っていたのだが
リリーは怒ってその男たちの方へ向かう
グラド「ちょ・・・リリー!!」
男B「兄貴、誰かきやしたぜ!」
男A「お前らわかってるな?」
男C「へい!」
リリー「あのあなた達!」
グラドが慌ててリリーの口を塞ぐ
グラド「すみません、夜に明かりが見えたもので・・・」
男A「ああ、そうでしたかもしよろしければご一緒しますか?」
グラド「いいえ、ご迷惑になってしまうので少し離れたところで休ませてもらおうと思ってます」
男A「そうですか、何かあったらお声かけてください」
そうして、少し暴れるリリーを抑えつつ少し離れた場所に・・・
リリー「なんでですか!!あんなの許せない・・・」
グラド「落ち着くんだリリー!あそこでいきなり怒鳴ったとしてどうする?」
リリー「グラドさんはあの小さいショートカットの子、可哀想だとは思わないんですか?」
グラド「今、それを口にしてあの子が助かると思うか?あの男たちがハイ分かりましたと
あの子を開放すると思うか?」
リリー「・・・いえ、でも・・・」
グラド「なにも、助けたくないわけじゃないんだちょっと様子を見よう!」
男B「兄貴、さっきのやつらどうします?」
男A「そうだな、冒険者のようだったが相手は2人深夜になったら・・・わかるよな?」
男C「兄貴、それは楽しみっすね!」
男達「はっはっは!」
それを聞いていた小さな子はまたいつもの略奪が始まることを考え
少し離れた場所で、息ができないくらい苦しい思いをして嘔吐していた
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