2話ーーージェットストリームサイクロンーーー
???「イテててて・・・」
壁にめり込んだ何かが引いて砂煙の中から姿を現した
グラドは気を取り直して剣を構えて臨戦態勢をとっている
???「人がいるなんて思わなかったからびっくりしちゃったよ~
あの~大丈夫ですか?」
グラド「え?・・・人?」
???「・・・あーちょっと曲がちゃったなー・・・ってグラドさん!?」
グラド「・・って、リリーかっ!?・・・なんだその変な武器みたいなものは!?」
リリー「あ・・・これですか?これはジェットストリームサイクロンくん一号です!」
リリーの腕にはやたらデカい飛行機についているジェットエンジンと掃除機を合わせたような
謎の武器?をどうだと言わんばかりに見せつけ
ドヤ顔のリリー
グラドはあっけにとられてている
リリー「どうかしました?」
グラドは頭を抱えながら、自分の頭の辞書にないその物を指さし
グラド「リリーその・・・手に持っているサイクロン・・・なんとかってなんだ?」
リリー「これですか???これは私の自信作です!!!」
グラド「作ったというのか?」
リリー「はい!そうですよ?この前お話してる時にアイディアが湧いてきて
私の唯一のスキルは素材があればイメージしているものを作れるんですよ
でも、非戦闘系スキルだし・・素材も持ってないと何もできないスキルで・・・」
グラド「そ、それなら生産職についていればかなり重宝されるすごいスキルじゃないか!」
リリー「でもですね・・・このスキルすっごく疲れるので使いたくないんですよー
それに剣だって防具だって一日一個二個、作るくらいでは商売にならないかと思って・・・」
グラド「そんなことはないと思うが・・・ちょっと待て、素材が必要といったよな!
どこからそんな素材手に入れてきた?」
リリー「それは・・・あの・・・フルプレートアーマートの一部と・・・」
グラドはケイムとの話を思い出していた
そういえば、こないだの女の子この前来て風の魔法石をなんかすごく買っていきましたよ!
ちょっと待てよ・・そもそもこの子魔法石なんか買うお金どこから・・・
度して何か煮え切らない言い方を・・・
グラド「リリー?・・・君はまさか・・・」
リリー「あはははは・・・・・お母さんにちょっと・・・借りました・・あは・・・」
グラド「まあ、身内であればまだいいか・・・(友人に借りてないなら縁が切れずにセーフか)
しかし、返す当てはあるのか?」
リリー「そ、それは・・・えーと」
保護者のように見つめるグラド
リリー「これをこうしたら・・・」
ジェットストリームサイクロンの一部をリリーが外すと・・・
タンクからはあふれんばかりの魔石
グラド「なんだこれはーーー!!!!!!!!!」
口の塞がらないグラドびっくりしすぎて言葉をしばらく失った
モンスターから出る魔石は弱いほど小さな魔石だがあまりにも
桁違いの量だった・・・・
そして、ダンジョンを出て二人はギルドに向かった
リリー「スライムの魔石の換金をお願いします!」
リリーはタンクをひっくり返し大量の魔石が
カウンターからこぼれ落ちんばかりに広がった
ギルドの受付嬢「キャーーーーーーーーーーーー!」
受付嬢の悲鳴からギルド全体から視線が集まる
そして、大騒動になり
ギルド受付嬢総出で魔石の鑑定をする
そしてしばらくして・・・
ギルド受付嬢「今回大量発生していたスライムの討伐のお礼なども含めまして・・・
5万ゴールドになります・・・」
一匹10ゴールドのスライムでまさかの5万ゴールドという大金・・・
その場に居合わせた誰もが驚き
そのFランク最低報酬金額のモンスターからCランク上位の報酬を得たことにより
ベルグルドの町ではひそかなスライム伝説となった
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