11話ーーーまずはお客さんを見つけようーーー
リリー「間取り図見て決めちゃいました」
グラド「それは家賃いくらの物件なんだ?」
リリー「1万2000ゴールドって言ってました」
グラド(つまり、14年分より下回ってる・・・取得平均は15~18年分だから・・・かなりお得に買ってないか?)
「お得に買ったようだな・・・しかし、家具なんかの見積もりは甘かったな・・・」
リリー「うぅ・・・」
グラド「まあ、みんなで住むのであればみんなで、家具なんかは出し合うとするか!」
ルル「はい!賛成です!」
それからは、家具や店内の棚なんかを買い物をしながら1か月を過ごした
リリー「よーしこれで!お店開始できるぞー!」
リリーは大量に材料を仕入れ、スキルで武器をかなりの量を増産し
店内にずらりと武器を並べていた
ルル「すごい量です!!!」
グラド「これまた、大量に作ったなー・・・」
リリー「頑張りました!!」
そして開店し1時間・・・そして1時間・・・また1時間と時間が経つ
ルル「誰も来ないですね・・・」
グラド「あぁ・・・」
ルル「なんでなんでしょう?開店したばかりなのに・・・」
グラド「開店初日は普通、関係者とかで賑わうもんだが・・・」
ルル「そういえば、リリーお姉ちゃん・・何売るのかとか誰かに話したりしました?」
リリー「え?」
ルル「え?」
リリー「店舗構えたら、人が来てくれるものじゃないの?」
ハッとするルルとグラド
グラド「ちょっと待てよ・・・」
そう言って、店の外に出るグラドとルル
そして、店の中に戻ってきて
グラド「リリー・・・何屋って書いてないんだが・・・」
リリー「え?」
グラド「何屋かわかんなかったらここは街のメイン通りじゃないんだから・・・」
「つまり、ちょっと寄ってみたい店でも欲しい物が見当つかない」
「目的もなしに歩いてて買い物をしに入ってこないと思わないか?」
リリー「あ・・・」
グラド「そもそも、リリーの武器屋アイテムを知ってて欲しいっていう人、見てみたい人に
アプローチしてなかったらわざわざここに来ないって思わなかったのか?」
リリー「えーと・・それは・・・」
グラド「どんなにいいものを作っても、知られてないとダメなんだ・・・
そもそも、みんなにリリーの作った物がいいと知ってもらわないと・・・」
リリー「・・・・・」
グラド「まあ、ここは持ち物件だし借りてるわけじゃないだから、毎月お金が消えていくということがない
だから、時間はある・・まずは知ってもらう所からだ!」
リリー「はい!」
ルル「ルルもお姉ちゃんを応援するよ!」
リリー「ありがとう」
その後、1ヶ月ほど武器をギルドや知り合いに見てもらい話をしていくのだが
どうも反応がかんばしくなかった
リリー「どうしてなんだろー・・・」
グラド「それは今冒険者にニーズがないのかもしれない」
リリー「でも、簡単に倒せるようになるんですよ?」
グラド「そもそも、冒険者であれば自分の腕っぷしで倒せてしまうし
使うたびにコストのかかるこの武器は魅力的じゃないのかもしれないな」
リリー「どうしたらいいんですかねー」
ルル「お姉ちゃんの武器とかアイテムって、どっちかというと守りの武器とかですからねー」
リリー「うーん・・・」
グラド「まあ、考えていてもなんだ、とりあえず私達の連携を深めるためにクエストをこなしていこう」
それから、3ヶ月が経ち
グラド「ルルちゃんなかなかスキルをうまく使えるようになってきたな!」
ルル「はい!思うように武器とか使えます!」
グラド「やはり、あそこでスキルを買って正解だったな!本来の成長スピードより圧倒的に早い」
ルル「最初は銃の狙いも大きいものだと付けられませんでしたけどどうにか扱えるようになりました!」
「でも、なんでゴーレムのクエストを最近は受けないんですか?」
グラド「リリーの作る武器は動きの遅い相手だから今までやってこれたが
動きの速いモンスターにも対応できないとこれからはやっていけないと思ったからだ」
ルル「なるほど!」
グラド「ゴーレムに全振りすればお金はいいかもしれないが、他でも対応できないと
なにか緊急で対応しないといけないクエストなんかが入った時に見せかけの冒険者ランクで対応できずに
全滅したりしても困るからな」
ルル「そうですね」
グラド「ホントはこの連携の訓練リリーにも参加してほしかったんだがな・・・」
ルル「お姉ちゃん、今商品売ることに集中してますからね・・・」
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