10話ーーー気づかぬうちに潜むリスクーーー
後日
リリー「あー!今回はいるお金で何しよっかなー!」
ルル「リリーお姉ちゃん、今度はミスリルじゃなくて鉄とかでヘブンズリースピア作ってみたらどうですか?」
リリー「え?・・・どうして?ルルちゃん」
ルル「ミスリルの素材だとアラーレさんに素材分解してミスリルまた再利用できるようになりましたけど・・」
リリー「あぁ!そうだね」
ルル「でも、そんなにいっぱい作れないし、無くしてしまったらすごく・・もったいなくないですか?」
リリー「確かに!」
ルル「御者のグリフさんが私たちの作ったランタン・・売れるんじゃないかって話もあったじゃないですか?」
リリー「いってたね!」
ルル「だから、今後その鉄で作ったりした安価な素材の武器も売るのいいんじゃないかなーって・・」
リリー「ルルちゃんもしかして・・商売上手?」
コンコンッ
ドアをノックする音がしてリリー達は返事をした
グラド「入っていいか?」
リリーとルル「もちろんです」
そして、今話していたことをグラドに説明する
グラド「なるほど・・・それは面白いかもな!」
「で、それはどうやってリピートしてもらうんだ?」
リリー「え・・・わかんない・・作るしかできないから・・」
ルル「そこはですね!」
ルルが得意げに話し始める
「まず、ランタンなんですけど魔法石を使うので一定時間使うとどうしても石のもつ魔力切れで交換が必要になります
なので、そこで来店してもらって改めて付け直して・・・」
「鉄とかで作るヘブンズリースピアはそもそも硬度がそこまで強くないのでどこかに当たると
曲がったり凹んだりするので使いきりになると思います」
グラド「鉄のヘブンズリースピアは材料を仕入れてくればいいが・・」
「しかしだ、それだとランタンは自分で魔法石を取り替えたらいいとかならないか?」
ルル「そ、そうですね・・・」
少し考えてルルは言う
「確かに鉄のヘブンズリースピアでコストが・・・・・あ!」
「例えば、使い終えたヘブンズリースピアは回収して持ってきてもらうのはどうですか?」
グラド「使った後のだと曲がってたり凹んでたりするんじゃないのか?」
「それは使えなくないか?」
ルル「それなら、この前のミスリルのヘブンズリースピアを分解したときの感じで鉄も分解して
再利用したらいいと思いませんか?」
グラド「なるほど・・・その手があったか!」
リリー「えーと、どういうこと?それで儲かるの?」
グラド「簡単に言うと、髭剃りなんかの売り方と似ていて」
「本体を安く売って、継続的に替え刃を買わせるやり方だ」
リリー「それは何がいいんですか?」
グラド「そうだな、一度使って気に入ったら消耗する部分はそれを必要とする限り
買い続けてもらえるんだ」
リリー「え、それってずっとお金が入ってくるってこと?」
グラド「そうだ」
ルル「それに、スピアを回収すると少しだけど報酬が出るっていう風にするのどうですか?」
グラド「それはどうして?」
ルル「冒険者はランニングコスト安くなりますし
スピアを回収してくれる人がお小遣い稼ぎにでてくるかなーなんて・・・」
グラド「それはありうるな・・!」
「ランタンの方はどうだ?」
ルル「うーん、難しいですね・・・」
「いっそランタンの方はあえて、少し高価にして自分で取り変えれるようにして宣伝用とか・・・」
グラド「そうだなー数も出るときには一気に出るし、毎回専門業者を呼ぶのも手間だし
付け替えの仕事にしてもあまりに低単価で数が多くなった時に困るかもしれないな」
ルル「そうですね!」
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