9話ーーー圧倒的な敵、願いをささげる乙女ーーー
そして
ギルドマスタージン「なかなか早い帰還だったな・・・」
グラド「ええ・・」
ギルドマスタージン「それでどうだった?」
グラド「それでなんですが、裏の訓練場のスペースお借りできますか?」
ギルドマスタージン「もちろんだ、しかしなぜそんな場所に行く必要があるんだ?」
グラド「ちょっと説明しにくいんです・・」
ギルドマスタージン「そうか?わかった」
訓練スペースに移動して
グラド「ルルちゃん出してもらえるか?」
ルル「はいっ!」
アイテムボックスからクリスタルゴーレムを出す
ギルドマスタージン「な、なんじゃ・・これは!!
くっクリスタルゴーレムか!?それもかなり大きくこんなの見たこともない」
「しかし、魔石は・・・どこに?」
グラド「魔石は倒すときに中央に大穴を開けたせいか、もしかしたら壊れたのか見つかりませんでした」
(コアを抜いてただのクリスタル化したなんて言えない・・・苦しいが・・・どうだ?)
アラーレ「ごめんなさいね、ジンさん」
ギルドマスタージン「あなたは・・・アラーレさん!」
(そうか、確かに見たこともない胸部の破損具合・・私も見たことがアラーレさんの
魔法ならそれもあり得るのかもしれん)
少し考え
「魔石がないとその分の報酬は払えんがそれでもいいか?」
グラド「それは・・致し方ないです」
ギルドマスタージン「それでも、これだけのクリスタル・・ギルドで買い取らせてもらってもいいか?」
グラド「はい!」
ギルドマスタージン「まあ、これだけのものだすぐに報酬は用意できん・・・一週間後でも構わないかね?」
「しかし、あんな所にどうやってこんな・・・」
アラーレ「あくまで予想なんですけれど・・・周りに純度に高い鉱石が多かったことでそれを元に変異したのではないかしら?」
ギルドマスタージン「そうか、確かにそう言った事例も聞いたことがある・・・ダンジョンでもないから吸収されず原型がある・・・」
少し間をおいて
「わかった!少し時間はかかるが今回はありがとう」
ギルドを後にして
アラーレ「ほら?やっぱりイケたでしょ?」
グラド「まあ・・・そうだな結果オーライだ」
(なんか、ジンさん不思議がってた感じだったけど・・・)
アラーレ「私、少し前からSランク冒険者だからいい感じに解釈してくれると思ったのよね」
グラド「Sランク?・・・そうなのか・・・」
アラーレ「あら、グラドあなたはSランクなってないの?」
グラド「あぁ、パーティから抜けた後から変わっていない」
アラーレ「え・・・嘘でしょ?」
グラド「本当だ・・・低級モンスターばかり倒して生活していた」
アラーレ「あら、そう・・・あの誰より強いモンスターに挑むことばかり考えてたあなたがねー」
グラド「私にも事情があるんだよ」
アラーレ「・・・そういえば、あなたなんでそんな武器使ってるの?」
グラド「ああ、このミスリルの剣のことか?」
アラーレ「そうよ」
グラド「何か、おかしいだろうか?」
アラーレ(え?本気で言ってる?・・・気づいてないわけないわよね・・・何か意図があるのかしら・・・)
「まあ、あなたがあえてそれを選んでるならいいのよ」
グラド(どういう意味なんだ?)
リリー「2人で何、話してるんですか?」
アラーレ「・・・内緒よ?」
リリー「えーズルいですよー教えてください!」
グラド「そんな大した話はしてないぞ?」
リリー「ホントですか?・・・あー絶対はぐらかされてるー!」
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