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8話ーーーものに優先順位をつけようーーー


迫りくる矢はもうあと僅かでルルにあたってしまう


そんな時


ラビ「きゅぅぅぅぅぅ!」


間一髪で矢が見えない壁にあたったように明後日の方向に弾かれた



この事態を把握しているのはアラーレとグラドのみで


グラド(いったい何が起きたんだ?アラーレか?)


アラーレ(あらあら、おもしろい子ね)


矢が弾かれて数秒もしないうちに


アラーレ「マルチプルチャント・サンダージャベリン!」


遠くで「うぁぁぁぁぁ」という叫び声が聞こえる


アラーレ「ごめんなさいね!・・少し倒し損ねてたわ」


グラド「アラーレ、今のルルのとこの魔法なにか使ったのか?」


アラーレ「私じゃないわ・・・きっとあの子よ」


とアラーレは言ってルルの肩にちょこんと座っているラビットをさした



グラドは驚きこう言った


グラド「どういうことだ?無詠唱魔法じゃないのか?」


アラーレ「いいえ、飛んできた矢を弾いたのはこのうさぎちゃんの魔法だと思うわ・・


私の無詠唱魔法は早いかもしれないけど効果としては少し弱くなっちゃうから・・・


飛んできた矢を弾くというよりは止める感じになると思うの」



一同で驚く


リリー「えーーー!ということはこのラビちゃん魔法使えるんですか?」


アラーレ「ええ、その子は珍しい個体のミラクルラビットだと思うわ」


ルル「ら、ラビちゃんそんなにすごい子だったの?」


ラビ「キュイイ!」



アラーレ「そんな珍しい子どこで手に入れたの?」


ルル「え・・・」


リリー「茂みから出てきてご飯あげたらルルちゃんがテイムしたんだよ?」


唖然とするアラーレ


アラーレ「あ、あのね・・・そのミラクルラビットってそんな・・・」


頭を抱えるミラーレ


気まずそうに前に出てくる御者のグリフ


グリフ「あの、昨日テイムしてから今日出発する時に私からお伝えしようと思っていたのですが


その子はミラクルラビットで間違えありません。ミラクルラビットというのは本来テイムする方は


滅多におられず、観賞用に飼うにも一匹で500万ゴールド程の値付けがされているようなとても珍しい個体なんですよ」


リリーの目が¥¥お金のマークになる


リリー(500万ゴールド!!)


リリーにグラドは小声で言った


グラド「おい、リリーダメだぞ!」


我を取り戻すリリー


アラーレ「そう、この御者の言う通りそう簡単に見つかるものでもなければ、簡単にハイッ!テイムできました


なんてならないの・・・」



ルル「うーん、難しいことはよくわからないですけど・・すごく珍しくてこの子が


高価だとしてもルルはこのラビちゃんを手放したりしません」



アラーレ「そ・・そうね!大事にしなさいね」


グラド「ああ!」


アラーレ「そういえば、この賊の連中なんだけど・・私これ依頼で頼まれてるんだけど


持って行っちゃっていいかしら?」


グラド(今しれっと、報奨金あるいい方したな・・まあ、こちらで処理するのもあれだしいいか)


「もちろんだ!」


アラーレ「ふふふ、わかったわ」


リリー「でも、アラーレさん凄くタイミングよく助けてくれてありがとうございました」


アラーレ「いいのよ、上からみ・・・たまたま通りかかっただけだから!」


グラド(今、上から見てたって言いかけたよな・・・さては囮にしたな・・)


見透かした目をするグラドにアラーレは慌てて


アラーレ「あ!そういえば!」


あたかも思いついたように罪滅ぼしと言わんばかりに


「リリーちゃん!ルルちゃん!あのね、これ渡しておくわ!」


そう言ってアラーレはルルとリリーにネックレスを渡す


ルル「これは何ですか?」

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

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