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1話ーーー判断を人に任せるとは・・・ーーー


グラド「あのなーリリー働いたことがあるって言ってたよな?その時と比べてどうだ?」






リリー「めちゃくちゃ少ないです・・・」




グラド「だよな」




リリー「はい・・・でもこんなに少ないって知らなくて・・・」




グラド「始める前に調べなかったのか?」




リリー「まったく調べてなかったです華やかなものだとばかり・・・」




グラド「まあ、確かにAランクSランクであれば一討伐50万から100万ゴールドなんかゴロゴロいるが・・・」




少し間を置きこういった




グラド「まずだ、この世界下手に冒険者になるよりも勤めて働く方が圧倒的に簡単だ」




リリー「でも、なんでこんなにも報酬少ないんですかー!」




グラド「当たり前だ、誰でもほぼリスクなしで簡単に倒せるスライムを倒しても高額になるわけがない」




リリー「むしろ最初に倒した三体のゴブリンはいくらなんですか?」




グラド「一体50ゴールドだ」




リリー「え、やっすい・・・え?うそ・・」




グラド「まあ、そうだろうなゴブリンは一体一体は強くないが囲まれると一気に話が変わる


本来、囲まれないように立ち回るものなんだ」




本来は訓練場でこういう教えがあると思ったグラドは




グラド「リリーまさか訓練も受けず下調べも何もしてないのか?」




リリー「やってみたらわかると思って~・・・」




あまりの無計画さにグラドは手で顔を覆う




グラド「はぁ~・・・リリーそもそもだなんでこんなになるまで資金が足りなくなることに気づかなかった?」




リリー「なーんか少ないなーって思ってたんだけど明日今日より頑張れば行けるって思って~・・・」




グラド「つまり、明日頑張ればどうにかなると思ってサボり続けたな?」




ギクッとしてリリーは目をそらしながら言い訳がましくこう言った




リリー「今日が終わったら明日頑張るしかないじゃないですか・・・」




ちょっと怒りながらグラドは抑えるようにこう言った




グラド「それは現実逃避だ!明日頑張るを積み重ねたところで何も成長しない」




リリー「うぅぅ・・」




グラド「そもそもだ、最初の換金で分かったはずだ、50ゴールドで今日寝て食べることができるのかくらいは・・・」




リリー「まだ、手持ちあるからいいかなと思って」




グラド「・・・そもそも、リリー働いていたときはどれくらい収入があったんだ?」




リリー「月に2万ゴールド程です・・・」




グラド「足し算ができるなら分かったハズだ・・・スライムだけ倒して2万ゴールド


得るためには2000体倒さなければならないんだ」




リリー「げ・・・考えないようにしてたけどそんなに・・・」




グラド「今の冒険者は命を懸けてるのにそんなにお金にならなくて辞めていくやつが殆どなのは


この低い報酬のせいだ、誰が好き好んでこれをやるというのか・・・もっと効率よく魔法のようなもので


グルグルっと一掃していければいいんだがな・・」




現状の冒険者たちは新人が育たず、ベテランしか残っていないことに頭を抱える






リリー「(グルグルっと・・・いっそう・・・グルグルっと・・・ぐるっと回って一掃したい、グルグル掃除・・・)」










???「そこのお兄さんとお姉さん冒険者の方っすか?チラッと聞こえたんですけど!」




グラド「ああ、冒険者をやっているモノだ」




ケイム「おれはケイムって言うっす!道具屋で働いてるっす!冒険者って言えばドカンって


買い物してくれるんで景気いいって思ってますけど、そこんとこどうなんすか?」






グラド「確かに高難易度クエストを受ければ報酬は確かに大きいが・・・」






話の途中でケイムは話し出す






ケイム「やっぱりそうなんすか!じゃあ、お兄さんも稼いでるんですね!」




周りが全く見えていなかったリリーは急に大きな声で何かを思いついたようにこう言った




リリー「ぐるっと掃除機!!!これだーーー!」




みんなが驚く、意味不明の発言に空気が凍る




グラド「ど、、、どうしたんだリリー?」




リリー「ごめんなさい、なんでもないです・・・」






グラド「まあいい、確かに高難易度クエストを受けて討伐したら大金が入ってくるしかしだ・・・」




渋い顔をしてグラドは続ける






グラド「だがな、高難易度クエストは俺にとってはリスクが高すぎる」




リリーも不思議そうな顔をして質問をする






リリー「え!?グラドさん実力ならクリアすることは難しいように思えません、ゴブリンも一瞬で倒しちゃうじゃないですか!」




リリーは何かを閃いた。そしてその思い付きを形にする方法を考えていた


ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

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