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6話ーーー1度よく考えてみてーーー



もぬけの殻の店内だった


リリー「え?どういうこと・・・確かにここだったはずなんだけど・・・」




グラド「リリー・・落ち着いて聞いてほしい」


「リリー君は騙されたんだ」


「これはポンジスキームという古くからある投資詐欺のやり方だ・・・」



リリー「え・・・うそ・・・そんな・・・」


グラド「まず、考えてみてほしい」


「半年で20%、1年で40%の利益を預けた人が出すということは

お金を預かった人は少なくとも年60%から80%の利益が出ないと成り立たない」


「簡単に言えば、ベルグルドの町が1年で人口が2倍くらいになるっていうことだ

そんなことあると思うか?」



リリー「2倍にはいきなり、ならないと思います・・・」


グラド「そうなんだ、ほぼ不可能だと思うものなのにそれが予想できるわけがないんだ」


「私がやっている投資5%と聞いて低いと思ったかもしれないがこの世界で人口が少しずつ増えるなら

これは現実的だと分かるが数字の高い低いだけ追うと分からなくなる」


「誰かの商店や町に投資するとこれくらいになってしまうんだ」


「それ以上の利益を得たいなら自分で商店を開くか、町を作るか、膨大な富がないとできない」


リリー「世知辛い・・・」


うなだれるリリー



グラド「まあ、仕方ない・・・また1からみんなで頑張ろう」


ルル「ルルもリリーお姉ちゃんの為に頑張ります」



グラド「リリーお金は失ったかもしれないが、稼ぎ方を覚えているだろ?

また稼いで同じ失敗をしなければいいんだ!」


「幸いなことに、鉱山に行く前に買った魔法石の残りとミスリルがある!

君ならまた道具を作って私たちを冒険すればすぐにどうにかなるだろう?」


リリーはうるうるしながら30万ゴールドをすごく惜しいように言っていたが


数十分したら吹っ切れたようで元気になったかと思えば


お腹が「ぐーーー」と悲鳴を上げて


グラドがしょうがない、ご飯に行くか!と誘い3人仲良く夜ご飯に向かった



ご飯を食べながら


リリー「ご飯代無いですグラドさん・・・」


グラド「リリー君は一体いくら・・・・今、いくら持ってるんだ?」


リリー「今、200ゴールドです・・・」


ルル「ルルお金持ってるからリリーお姉ちゃんの分出しますよ」


グラド「ルルちゃん、ちょっと待って?

リリーをあんまり甘やかさなくていいから・・リリーがずっとお金頼ってきたら大変・・・」


ルル(リリーお姉ちゃんがずっと私を必要としてくれる!にひひひ(歓喜))


グラド「あれ、ルルちゃん?・・・まあ、今日は私が払って明日からのはギルド報酬から

引かせてもらうぞ、わかったなリリー?」


リリー「はーい・・・」


グラド「そもそも、なんでそんなお金のほとんどを一気に預けたんだ?」


リリー「毎月、1万ゴールドとか入ってくるなら今お金持ってなくてもいいと思って・・・」


グラドは少しため息をつきながら


グラド「そうか、私が最初に教え忘れていたのか・・・すまない」


リリー「何をですか?」


グラド「ルルちゃんが言っていた、いっぱいお金持ってても使えないお金・・・

つまり、しばらく使わない資金で投資とは行うものなんだ」


ルル「あ!言ったかも」


グラド「そう、生活費の半年から1年分をまず手元に持っておいて、それを含めない

余った資金を投資には使うべきってのをしっかり教えておくべきだったな」


リリーは嘘でしょみたいな目でルルを見つめると


ルルは何のためらいもなく、何度もうなずく


しょんぼりするリリー



その後



宿屋に戻り・・・



小声でぼやくリリー


リリー「私の30万ゴールド・・・」


「なにも作れない・・・終わった・・・」

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。

是非お気軽に評価、感想書いて教えていただけますと嬉しいです♪

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