4話ーーー勇気の1発RPGの夢ーーー
グラド(これで仕留めれるかは怪しい・・・だが、出口の方に向かうにはあの坂道を上るしかない・・・
万が一にも出口方向にロックゴーレムが向かって帰る道を壊してしまったらそこで全員終わりだ・・・
最悪、私が体を張って2人が逃げるだけの時間は作らないとな!)
グラドはロックゴーレムが出口の方に向かわないように
そして、剣が折れてしまわないように慎重に時間を稼ぐ・・・
グラド「これはなかなか、辛いっ・・・!」
この時、グラドはロックゴーレムの動く範囲の想定、剣の耐久度の調整、ポーションの制限時間
を踏まえながら戦っているため、異常なほど時間を長く感じる
グラド(まだかリリー・・・)
この時、8分が経過・・・
(やばいな・・・少し体がだるくなってきてる・・・時間がないか!一か八かだ!)
そう思ったグラドは一気に勝負をかけるためにロックゴーレムの隙を狙う
刻一刻と経ってく時間
焦りが生まれそうなタイミングだがグラドは冷静に動いた
そして
グラド「今だ!・・ザ・ラストブローペネトゥレイト!!!(最後の貫きの刃・貫き)」
ドゴオォォォォォォォン!!!!
ロックゴーレムの胴体中心をめがけて打った一撃は数10メートルロックゴーレムを吹っ飛ばし
リリーがつけた傷をはるかに超えるクレーターのような凹みを生んだ
グラド「う・・・・・」
ポーションの反動でグラドは信じられない体の重さになったと体感する
「このポーション、10分経ったら動きが半分くらい鈍くなってしまうって言ってたけど
これは、歩く程度で精一杯・・くらいだな・・」
「で、ロックゴーレムは・・・」
倒れこんだゴーレムを見る
「やれたか?・・」
ミスリルの剣がパキパキパキ・・・パリンッ・・・と粉々に割れる
「はっ・・・」
グラドは苦笑いしながら
「やばいなこりゃ・・・」
そして、ロックゴーレムは数十秒程度で起き上がってきた
(体が・・・思うように動かない・・・)
膝をついたまま動けないグラド
「リリー!!!!!ルル!!!!!早く逃げろ!!!」
グラドは最後の力を振り絞り大声で叫ぶ
(くそぉ・・・私もこれまでか・・・でも最後に2人を守れてよかった・・・)
さっき戦っていた時よりもゆっくりとロックゴーレムが歩みを進める
(これなら、大丈夫だ間に合う・・・)
安心したグラドはその場に倒れこむ
ズシンッ!
(娘たちには・・申し訳ないな・・・)
ズシンッ!
(私がいなくても・・・)
ズシンッ!
(愛している・・・)
ズシンッ!
(ありがとう・・・)
ロックゴーレムがゆっくりと腕を上げて
振り下ろすモーションに入った・・・
ルル「ルルが!!!グラドおじさんを死なせない!!!」
涙ぐみながら叫ぶ!
ルルが持っていたのは先ほど、リリーがゴブリンやブルーウルフを撃った時の
PK風の機関銃だった
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!
ルルが撃った弾丸は時々安定せず、ロックゴーレムから外れながらも
銃身が焼け付けるまで撃ち尽くした・・・
ものすごい土煙が舞い
ほぼ視界ゼロになった
そして、視界が戻る
だがロックゴーレムは立っている
ルルは号泣し思考ができない状態になっている
再びロックゴーレムが腕をゆっくりと振り上げる
リリー「グラドさん!!!そのまま伏せててください!!!」
リリーが手に持っているのはRPG-7の2倍はあろうかという
バカでかくてゴツイものだった
そして、弾頭にはちょこまかと魔法石が見え隠れしている
リリーは躊躇わずそのトリガーを引いた
全員の時が止まる
そのロケット弾がグラドの開けたクレーターに向かって飛び
着弾した・・・
その瞬間・・・
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