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魔法使いメルトの物語  作者: 奈々宮 紬
特異点
82/90

捌拾弐話.選択

ギリギリまで迷った。


この先にいう言葉を


「お前と一緒に行きたい。」


にしようか、


「お前を危険な目に合わせたくない。」


にしようか。


選べば、メルトは俺の意見に賛成するだろう。


俺たちはほとんど同じなのだから。


この簡単には選べない2択。


それを、ギリギリまで迷って、そしてひねり出した言葉。


「メルト、俺は......





































お前と一緒に生きたい。ただ、それだけだ。」


「......ありがとう、本当にありがとう。許してくれて......また一緒に生きようって言ってくれて......本当に、ありがとう。」

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