質拾玖話.ファーノの手帳
1日目
異世界に来たみたい。お姉ちゃんが“エリアヒール”なんて凄い魔法を使っちゃったから私たちの強さが王様にバレちゃった。
2日目
王様と謁見した。聞いてる限り、私たちは王族と同じ扱いを受けられるみたい。あ〜楽できるな〜!
3日目
お世話をしてくれるメイドさん達が挨拶しに来てくれた。明日にはお屋敷が貰えるって!楽しみだなぁ〜
4日目
とっても広いお屋敷を貰っちゃった!お姉ちゃんと私の2人が住むにしても広すぎるよ〜、そういえば昨日きたメイドさん達も15人くらいいたな〜
5日目
ベッドがふかふか!いつも硬いベッドだったからとっても寝心地がよかったよ〜。あぁもうこの家の虜!食べ物は何もしなくてもメイドさんが作ってくれるし最高!
6日目
今日からお姉ちゃんと私の初めての仕事を始める。私は戦地の砦に行くけど、お姉ちゃんは王都の治癒院に行くんだって!離れ離れは嫌だなぁ。
7日目
うん、何も起こらない!兵長さんも、こんな砦どの国の誰が攻めるんだよ、って言ってたし多分このまま見張るだけかな〜、あぁ早く帰りたいなぁ。
8日目
明日さえ乗り切れば帰れる!家に帰ったらお姉ちゃんと一緒に寝よ〜っと!
9日目
10日目
まさか魔族が攻めてくるなんか思わなかった。理由も分からないけど、私は明日、戦場に出なきゃいけないみたい。お姉ちゃんも今向かってるらしいけど、多分到着は明日の昼ごろになるって......会えないね。
11日目
12日目
13日目
14日目
15日目
やっと、第一波を退けた。でも、兵長さんによると、明後日の午後には第二波がくるみたい。でもちょっとだけ休憩するために野営地へ向かってるから明日にはお姉ちゃんに会えるかな!
16日目
野営地にお姉ちゃんはいなかった。お姉ちゃんはもう別の隊を癒しているみたい。......やっぱりお姉ちゃんは優しい、優しすぎるよ〜。
17日目
18日目
19日目
20日目
21日目
22日目
23日目
24日目
25日目
26日目
27日目
28日目
29日目
30日目
もし、この手帳を読んでる人がいるなら、私は死んでるか、助けてほしい時。その判断はこの下に血文字があると思うけど、その文字が鮮やかだったら私は生きてる。......くすんでいたら私はこの世にいないかなー......
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ps.
お姉ちゃんへ
私は何があっても、お姉ちゃんを探し続けるよ。
今、実は大変なことになってるんだけど、これが片付いたらお姉ちゃんを探す。
私が生きていても死んでいても、お姉ちゃんを探す。
私たちは2人で1つなんだから!




