表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
84/100

第八十四話 魔獣と会話

根田さんが図星を突かれます。

人頭羊にロリコン呼ばわりされたが、俺は、ロリコンでは無い!

ピチピチギャルは嫌いでは無いが、俺の様な中年のおっさんは、子供や少女に近づくだけで通報必至だからな!何もしなくてもさ。

大体、俺は子供の純真な眼差しが苦手なんだよ!

俺は、妖しく、胡散臭く、いかがわしいのが、好きなんだから!

言い訳してると気分が滅入るので、気を取り直して山羊と鳥を捕獲に行こう。


根田 「山側に行って、山羊と鳥の捕獲をしましょう。」


光華 「太郎様、エンゲーイでは、ロリコンは犯罪じゃないです。」


その情報、今言う必要あるの?


根田 「光華さん。私はロリコンじゃないですよ。」


黒乃 「別に嘘つかなくていい。太郎様が、大人の女性怖いの知ってる。」


別に怖くは無いよ。前に精霊達に言ったのは、本来の姿は綺麗だけど顔が濃いからだ。

でも黙っておこう。正直に言うと怒られそうだし。


根田 「別に怖くは無いです。黒乃さん達が、男性の姿でいやらしい攻撃したら、怖いですけど。」


そう言うと、黒乃さんは、口をへの字にして黙った。


玉樹 「太郎様が、前に大人の女性が怖いって言ったのは、精霊が男にもなれるからですか?」


そうだよ。光の上位精霊のふんどしおっさん姿でトラウマだからね。他にもいろいろあったしさ。それに、叱られる場合、女性でも少女の姿で怒られるのと大人の女性に怒られるのでは、迫力が違うから。これは、内緒にしておこう。秘密にしないと俺が困る。


根田 「まあ、いいじゃないですか。先にするべきことをしましょう。」


竜 「太郎様は、闇の大神殿で魔族に純真な眼差しで見つめられた時、居心地悪そうでしたから、無邪気な子供は苦手だと思います。」


竜が笑いながら、図星を突いてきた。


根田 「ははっ。そ、そんなことは無いよ。」


麒麟 「根田様は、孤児院の子供と仲が良いですから、子供が苦手では無いでしょう?性欲が無いので、女性は苦手かもしれませんけど。」


麒麟よ。ナイスフォローだ!


根田 「その話は終わりです。捕獲に行きますよ!」


話していても、からかわれるだけなので、無視して山側に向かった。



◇◆◇◆◇◆



山羊がいる場所に向かっているが、鳥では無い飛行物体がいる。

何だろう?アレ。


根田 「大きい飛行物体がいますが、何でしょう?鳥では無いようですけど。」


光華 「あ、珍しい。鳥では無いですが、鳥の因子も持ってますよ。アレ。」


鳥の因子持ってるの?


根田 「鳥の因子も持ってるということは、キメラですか?それとも魔族ですか?」


黒乃 「あれは、獣。魔獣と言われる獣で、知能が高い。魔法も使える。」


獣なんだ。


根田 「魔獣ですか?獣の竜が、魔獣の一種でしたね。あれは、竜では無いようですが。」


玉樹 「あれは、スピンクスです。人語を理解して、話すことも出来ますよ。」


スピンクスか。ギリシア神話に出てくる奴だな。エジプトのスフィンクスの同類だけど、見た目が違う。

ライオンの体に美しい人間の女性の顔と乳房のある胸、鷲の翼を持ってる。

エジプトのスフィンクスは、種類が多いけど人の頭が付いたライオンの体の奴が有名だよね。


竜 「従魔にしますか?太郎様ならスキルで出来ますよ。」


要らない。だって、スピンクスはトップレスだからな。巨乳じゃないけど貧乳でもない。形の良いおっぱいがプルプルしてる。

こんなの従魔にしたら目立つし、魔物と違って食事もいるからね。


根田 「別に要らないです。話ができるのは、面白そうですけど。」


麒麟 「話してみては?スピンクスは強力な獣ですが、好戦的では無いですから。」


そうなんだ。話してみるか。


根田 「話してみましょう。面白そうです。」


そう言って、スピンクスの前に出た。


根田 「魔獣スピンクスよ。止まってくれ。話がしたい。」


神力でプレッシャーを掛けてみた。


スピンクス 「この力、魔族では無いな。肌が黄色いが、何者だ?我が知る地上の者より、力ある存在よ。」


そう言って、スピンクスは、地上に降りた。

俺もそれに続く。


根田 「お前は、人語を理解し、話すことができるからな。行動制限と情報統制を掛けさせてもらう。」


スピンクスは力の差を理解しているようで、黙って頷いた。


根田 「俺の名は、根田太郎。地上の者では無い。そう言えば分るな?」


スピンクスが頷き、口を開く。


スピンクス 「聖獣が人化しているのか?いや、力からすると神か。地上に顕現して、我に何か用か?」


神と理解したか。知能が高いのは嘘ではないようだな。


根田 「俺は、異世界から召喚された神だ。地上を見聞している。スピンクスは知能が高く、会話が可能だと聞き、話しかけた。」


スピンクス 「なるほど。見聞の一環か。魔族領の案内ならできるが、必要か?神よ。」


根田 「案内は必要ない。精霊と聖獣が従者にいるからな。」


スピンクス 「そうか。残念だ。神の案内をする栄誉は得られんか。」


根田 「質問して良いか?」


スピンクス 「何なりと。」


根田 「スピンクスは雌だけなのか?」


スピンクス 「雄もいる。髭面だ。」


雄もいるのか。まあ、獣だからな。


根田 「お前たちは、鳥の因子を持っているそうだが、卵生なのか?」


スピンクス 「違う。胎生だ。鳥の因子は、羽を持っているだけだ。羽は魔道具のようなもので、魔力を通すと飛行可能だ。」


なるほどね。物理法則で飛んでいないとは思ったが、羽が一種の魔道具なのか。


根田 「なるほど。会話可能な知的生物を食うわけには、いかないが、鳥の因子があるということは食えるのか?」


スピンクス 「我らは、捕食はされないぞ。これでも強力な魔獣だからな。人族を襲う魔物でも体が獅子の我らは、獲物と思われない。肉食獣と思われるのだろう。食っても不味いと判断するようだぞ。まあ、ノミやダニなどの蟲の魔物が血を吸おうとはするが。」


そうなのか。まあ、美味そうでは無いな。


根田 「そうか。獅子の体の部分を撫でてみても良いか?」


スピンクス 「それは困るが、神の頼みだ、少しなら良いぞ。」


許可が出たので、撫でてみる。

猫みたいな感じかと思ったら、ゴワゴワしてるな。毛が固い。


根田 「毛が固いのだな。柔らかいのかと思った。」


スピンクス 「我は魔獣だからな。魔物を捕食するのに必要なことだ。毛が防具も兼ねている。胸は柔らかいぞ?少しなら揉んでいいぞ。神に大サービスだ!」


別にいいよ。変な噂になったら嫌だ。万年青の神々が見てるだろうし。


根田 「それは遠慮する。万年青の神々が見てるだろうし、噂になったら困る。」


スピンクス 「そうなのか?神に揉まれたら、自慢できるのだが。」


そんなの自慢すんな!


根田 「いや、俺が困るから。話は変わるが、スピンクスよ、この辺に人頭種の鳥は、どんなのがいる?」


スピンクス 「人頭種の鳥か?うーん。あ、いるぞ。ハーピーがいる。アレは魔物で人頭種だ。雌しかいないが卵も産むぞ。しかも卵が孵ることもある。肉も卵もなかなか美味だぞ。大きさは2種類だ。種別が違うようだが、大きさが違うだけで、見た目は同じだ。だから大きいのは、小さいものが進化するわけでは無い。」


へー。人頭種って気色悪いから、捕食されないかと思ったけど、ハーピーは捕食されるのか。卵が孵るの不思議に思うだろうけど、比率調整は地上の生物は知らないからな。教えるわけにいかないし。


根田 「そうか。教えてくれて有難う。狩ってみることにするよ。」


スピンクス 「そうするといい。良い見聞になると思う。そろそろ、良いか?巣に戻る途中なのだ。」


根田 「色々教えてくれて、有難う。達者でな。」


そう言って、スピンクスを見送った。



◇◆◇◆◇◆



根田 「スピンクスは、協力的でしたね。」


光華 「太郎様、プレッシャー掛けましたからね。」


黒乃 「知能が高いから、従うべき相手は理解する。」


玉樹 「胸揉まなくて、良かったんですか?見聞ですから、揉ませて貰えば良かったのに。」


嫌だよ。後で色々言われるだろうし。


竜 「でも生息数が少ないですから、見れるのは珍しいですよ。」


そうなんだ。


麒麟 「根田様は、縁起神ですからね。珍しくても会えますよ。」


まあね。それはあるだろう。

それは置いておくとして、山羊と鳥だ。


根田 「それより、スピンクスと話して予定がずれました。山羊と鳥を捕獲しますよ!」


だけど、魔獣と話すとかファンタジーだよな。

魔族もそうだけどさ。

人頭種は、出来の悪い作り物って感じだしね。

日本の寺に祀られてる河童とか人魚のミイラみたいに、作り物っぽい。

あれは、見世物で複数の動物を組み合わせて作った奴だったりするみたいだけど。

本物もあるのかなぁ。俺も神様だったりするからさ。

最近良く分からなくなってきた。

まあ、そのことは、万年青に戻ってから聞いても良いしね。

今は、”エンゲーイ”にいるんだから、やるべきことをしよう。

ハーピーの鳥糞攻撃に注意しないといけないな。

気持ちを切り替えて、山羊の生息場所へ向かった。


作者は、鳥は好きじゃないです。

近所の家で、燕の巣を置いているのがあるのですが、糞が酷いです。

作者は外で作業もするのですが、トンビに何度か襲われて、怪我をしたことがあります。

カラスがゴミをあさって散らかしたりもしますし。

まあ、食べるのは好きですけどね。鳥。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ