出禁回避、だが出荷はされる。
新施設(銭湯みたいなもの)を、建設を始め。
建築も順調に進み、1ヶ月が経とうとしていた。
狩りに関しては一人で狩りをしている以上、追いかけても無駄なのでラッキーインセクトは無視することにした。
お店に関しては、言うまでもなく絶好調である。
あれから1ヶ月後、これが何を意味するのか……。
そう、ノルン様の出禁解除日なのである。
俺は、ノルン様に元の住居の件と家賃の件を聞く必要があるのだ。
今度は、出禁になるようなことはしちゃいけないな。
スミス神父に、いつものように教会の一室を借りて眠りについた……。
あ、明るい。
いつものように、明るすぎる場所だ。
そして、いつものように女神が話しかけてきた。
「二階堂さん、お久しぶりです。
出禁解除と同時に私に会いに来るなんて、何かありました?」
「そうですね。
美しいノルン様に、いくつかお尋ねしたいことがありまして」
ノルン様と話をする時は、余計な事を考えてはいけない。
読まれるだけだ。思いのままに突っ走るのみ。
「まず、一つ目なんですけど……」
[アイテムボックス]は、出るのかなこの場所?
表示された、それなら大丈夫か。
アイテムボックスから、通帳を取り出す。
「インターネットの代金を確認してたんですけど、俺が死んだ後も通帳からネット代と家賃が引き落とされてるんですよね。ノルン様、何故ですかね?」
「えーっと、それは」ノルン様が、口ごもる。
「俺が死んだ段階で、俺には身内は家族しかいないから。
そっちに連絡いくと思うので、家賃とかは解約されると思うんですよね」
「あはは、なんのことでしょう。
二階堂さんが目立つ事なく、解約されなかったんでしょうね」
ほう、シラを切るのか……。
「ノルン様、正直に言った方が良いですよ」
「何を言ってるんですか、二階堂さん」
「シラを切るなら、仕方ないですね [若奥様]」
「ブッ!!」
女神様が噴き出した。
「ダメですよ。
私のお嫁さんなら、もっとお淑やかにしないと……」
「えーと、二階堂さん?
もしかしてTVの放送を見ました?」
「インターネットで、二階堂ノルンさんが登場する動画を見ましたね。
なんで貴方が私の部屋にいるんですか?」
「わかりました、正直に話します。
貴方のスキル、[異世界取引]は現世の何処かに拠点を持たないと使えないスキルなんです」
「なるほど、だから私の部屋が解約されなかったと。
それは納得しました。それはいいとして、なんで私の元住居が都市伝説や、心霊スポット扱いになってるんですか」
「それは、私が部屋から出歩かず。移動してたからじゃないですか?
ガスも電気も水道も、私には必要ありませんし。訂正します、電気代は必要でした」
「つまり、死んだハズの人間の部屋をいないハズの誰かが使ってる。
だから、俺が化けて出てると勘違いされたのか」
「まぁ、そうでしょうね」
「それなら何故? ノルン様、堂々とTVに出たりしたんです?」
「TVって面白いわーって思ってたところに、TV局から取材が来たでしょ。
コレは出ないと思って……」
「……」
「なんで黙るんです、二階堂さん」
「いや、予想以上に女神様が現世に慣れている事に驚いてるだけですよ。
その件は、もう良いです。うちの父と母に、TVで言ってたように説明したんです?」
「すごく喜ばれてたよ。
息子をこんなに愛してくれる娘がいるなんてと言った感じに」
あぁ、なんだか頭痛くなってきた……。
「結論から言うと、あの部屋に慣れたから女神様があの部屋から出たくないと。
それで家賃とネット料を俺が払ってるんですかね」
「まぁ、そういうことになるかな?
女神に対してお布施と思いなさい、私の敬虔な教徒を嫁にもらったんだから」
「ぐぬぬ、それを言われると……何も言い返せませんね」
え? なんで、この人その事知ってんだ? ……と考えた直後。
「私は女神ですよ、貴方の行動は全て把握してますよ。
砂漠で赤芋虫を、全力で追いかけたのになんの成果も得られず。
海釣りで釣果0匹で、帰ってきた親父さんの心境になってた事とか」
なんで、そんな俺の黒歴史を掘り返そうとする。
「それじゃ、エミリーとあんな事してたってのも」
「ノーコメントで」と、ノルン様は赤くなりながら言ってきた。
「だいたいの事情は、わかったんで納得できました。
それはそうと、ノルン様。日本で人気ですね」
「あはは、テレビに出たからかしら」
「天使だとか言われてましたよ。夜這いしなきゃとかも……」(小声
「なんで、二階堂さん日本の情報がわかるのかしら?」
「ネットに繋げるようになったじゃないですか。
日本の、貴方のファンが描いた絵を見てやってくださいよ」
アイテムボックスから、勇者達の熱い想いのこもった120枚の絵を
ノルン様に渡した……。
ノルン様が、赤くなって座り込んだ。
あっ、可愛い……。
「な、なんで、全ての絵で私が裸にされてるんです?」
「ノルン様が、可愛かったからじゃないですか?
絵師さんは、女神だとしりませんし」
「二階堂さん。
こんなものを持ってきてまた、出禁を食いたいのですか?」
「ちょっと、待ってくださいよ。
確かに、絵師さん達が描いたものは裸かもしれない。
たった、一度のTV出演で貴方の信者がそれだけ増えたんですよ。
ノルン様が美しいからこその結果ですよ。
貴方が人気あるんですよと、伝えたくて持ってきただけなんです」
ノルン様の溜飲が、少し治ったみたいだ。
「そうよね、ヌードも芸術よね。
あれっ? 私、 脱いでもいないのに、この人達は裸がかけるの」
「その道の、プロの方達ですから……」
「わかりました。
再び出禁喰らわせようと思いましたが、許してあげましょう」
「御心が広い、流石ノルン様です」
「では、女神ノルンの名を持って命じます!! 二階堂さん。
貴方が、これを持ってきた理由を正直に述べなさい」
「ノルン様にセクハラして、赤くなってるところが見たいからです。
すごく可愛いんで……」
げっ!!本心が、隠す事なく出てしまった。
ちょっと、そんな力あるなんて聞いてません……。
「言ってませんし。女神の前で隠し事が通せるわけがありませんよ。
ただ、そうですか……。可愛いですか……」
「あれ、これは許してもらえる流れかな?」
「出禁と天罰を加える事は、無しにしましょう」
「良かった……って、ノルン様。ナニ出荷の準備してるんです?
許してくれたんじゃ……うぐっ」
羽衣を体に巻きつけられた。
「度を超えたセクハラは許しませんよ。二階堂さん」
「むぐぐ、これキツイんで……もう許して」
女神が笑顔で、「許しません」と、即答された。
ああ、女神の笑顔って怖いんだな……。
ぐるぐるぐるぐる……。
潰されて、死ぬぅぅ!!
ぐるぐるぐるぐる……。
俺は気を失った……。
「セクハラ男は、異世界に出荷よー!!」と、女神は嬉しそうに俺を再び出荷した。
「(´・ω・`)そんなー!」と、つい叫んでいた。
……。
…………。
仏の顔も三度までという言葉があるし。
次セクハラするのは辞めとこう、本当に天罰食らいそうだ。
いつものように、スミス神父が部屋に入ってきた。
「また、聖痕が付いた状態になってるね……」
セレスも、体についた聖痕?羽衣で巻いた後を見ながら。
「これが、神の使いの啓示なのね」と関心していた。
「今度は、出禁にはなりませんでしたので、大丈夫ですよ」
天罰食らいそうになりましたけど……。
気になってたことも、解決出来たし明日も頑張ろう。
これで、教会で啓示を受けて、ノルン様と会うの(セクハラ)は最後になります。
ノルン様出てこなくなる?必ず出します。




