↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
95/115

第95話 地竜

「撤退する!?」


リリスが叫ぶ。



だが。


レナはすぐに否定した。



「まだ距離がある!」


「落ち着いて!」



アースドラゴン。


巨大。


重圧。


ただ存在しているだけで、

空気が重い。



ズシン。



一歩。


それだけで地面が揺れた。



「でかすぎだろ……」


バルトが斧を構える。



だが。


逃げるには遅い。


通路幅。


位置。


そして。



後ろには、

まだリザードマンが残っていた。



「囲まれてる……!」


リリスの顔が強張る。



セイルは冷静に周囲を見る。



(前突破しかない)



その瞬間。


アースドラゴンが口を開く。



「来る!」


レナが叫ぶ。



次の瞬間。



ドゴォォォォッ!!


地面が爆ぜた。



土塊。


岩。


衝撃波。



「うわぁっ!?」


リナが吹き飛ばされる。



「リナ!」


セイルが動く。



「ハイヒール!!」


光。


傷を塞ぐ。



だが。


全員理解した。



強い。


今までと格が違う。



「これBランクだろ……!」


バルトが歯を食いしばる。



その時。


リザードマン二体が動く。



「邪魔!!」


リリス。



「ファイアー!!」


爆炎。



今度は船じゃない。


全力火力。



ドゴォォォッ!!


リザードマンが吹き飛ぶ。



「おぉ……」


リナが少し引いた。



「やっと全力撃てる……!」


リリスが若干嬉しそうだった。



だが。


アースドラゴンは止まらない。



ズシン。



巨大な尻尾。



「バルト!!」



ガギィィィィンッ!!


直撃。



「ぐっ……!!」



重い。



バルトの身体が滑る。


床を削りながら押される。



「防いだ!?」


リリスが驚く。



だが。


バルトの腕は震えていた。



「いや……

これ長く受けられねぇ……!」



その瞬間。


セイルの視線が走る。



鱗。


硬い。


だが。



「目と口は柔らかい!」



「レナ!」



「分かってる!」


ヒュンッ!!


矢が飛ぶ。



だが。



ガギィン!!



「弾かれた!?」



まぶた。


硬い。



「嘘でしょ……」


レナの顔色が変わる。



アースドラゴンが、

ゆっくり口を開く。



土色の光。



「まずい!」



魔力が集まる。



セイルの本能が叫ぶ。



(食らったら終わる)



その瞬間。


バルトが前へ出た。



「挑発!!」



空気が揺れる。



アースドラゴンの視線。


止まる。



完全に。


バルトへ向いた。



「……効いた」


バルト自身が一番驚いていた。



次の瞬間。


巨大地竜が咆哮する。



ドゴォォォォォッ!!



一直線に、

バルトへ突進した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。