表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
80/85

第80話 街道戦

「右三!」


セイルの声が飛ぶ。


次の瞬間。


茂みからオークが飛び出した。



「グォォォッ!!」


街道襲撃。


荷馬車狙い。


完全に待ち伏せだった。



だが。


フォーチュンスターは、

誰一人慌てていない。



「前止める!!」


バルトが踏み込む。


重装。


大盾。


魔鋼鎧。



ドゴォォォッ!!


突進してきたオークを、

真正面から受け止めた。



「グォッ!?」


止まる。


完全に。



「おらぁっ!!」


片手斧。


横薙ぎ。


オークが吹き飛ぶ。



「左空いてる!」


リナが杖を向ける。



「ハイウィンド!!」


ドゴォォォッ!!


風圧。


オーク二体が街道脇へ吹き飛んだ。



そこへ。


レナの矢。



ヒュンッ!!


ヒュンッ!!


二連射。


喉。


目。


正確すぎる。



「グギャッ!?」


オークが倒れる。



その後方。


リリスが笑う。



「じゃ、

次いくね!」


杖を掲げる。


炎魔力集中。



「ファイアー!!」


ドゴォォォォッ!!


爆炎。


オーク群中央で炸裂。



さらに。


炎が地面へ走る。



ゴォォォォッ!!


炎壁。


街道を横断するように広がった。



「グォォッ!?」


オーク達が止まる。


進めない。



荷馬車内。


ボルトンが叫ぶ。



「素晴らしいです!!」


「皆さん最高です!!」


うるさい。



「静かにして!!」


リナが即ツッコむ。



その間に。


セイルが前へ出る。


魔鋼剣。


抜刀。



「強撃改」


加速。


一閃。



ザンッ!!


オークソルジャーが崩れ落ちる。


速い。


以前より明らかに。



その瞬間。


後方。


小型オークが荷馬車へ回り込む。



だが。


セイルは振り返らない。



「バルト」


「任せろ!!」


大盾投擲。



ドガァァァン!!


小型オークがまとめて吹き飛ぶ。



護衛隊の商人達が固まっていた。



「……え?」


「強くないか?」


「これ本当にCランクか?」


完全に引いていた。



数分後。


最後のオークが倒れる。


静寂。



フォーチュンスター。


誰も息を乱していない。



リリスが杖を肩へ乗せる。


「なんか最近、

オークくらいだと楽になってきたね」



レナが矢を回収しながら頷く。


「レイド経験するとね」



バルトが盾を背負い直す。


「まぁ、

オークキングいたしな」


基準がおかしくなっていた。



その横で。


セイルが小さく周囲を見る。


街道。


森。


遠くに見える次の街。



王都への旅は、

まだ始まったばかりだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ