表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
75/76

第75話 Cランク試験

ラグナス冒険者ギルド。


朝。


掲示板前。


フォーチュンスターは、

妙に視線を集めていた。



理由は簡単。


全員知っているからだ。



オークキングレイド。


魔鋼鉱脈。


二層攻略。


最近の話題、

だいたいフォーチュンスターだった。



なのに。


まだDランク。



「いや絶対おかしいだろ」


後ろで誰かが呟く。



「今日試験らしいぞ」


「マジか」


ざわついていた。



その時。


ギルド奥からローガンが出てくる。



「来たか」


セイル達を見る。



「Cランク昇格試験、

始めるぞ」


リナが少し緊張した顔になる。


「なんか急に実感出てきた……」



レナは冷静。


「今更落ちたら逆に恥ずかしいわ」


かなり正論だった。



その横で。


バルトが腕を鳴らす。


「模擬戦あるならやりたい」


やる気だった。



リリスは少し苦笑する。


「戦闘好きだよねぇ……」



ローガンが歩きながら説明する。


「試験内容は三つ」



「筆記」


「実技」


「連携確認」



リナが止まる。


「筆記あるの!?」


ローガンが即答する。


「ある」



「聞いてない!!」


ギルド内で笑いが起きた。



レナが呆れる。


「常識問題でしょ」



「それが怖いんだってぇ!」


完全にリナだけ騒いでいた。



数十分後。


筆記終了。



「終わった……」


リナが机へ突っ伏す。



「どうだった?」


リリスが聞く。



「ポーションの適正保存温度とか知らないよ……」


「冒険者としては知っときなさい」


レナが冷静だった。



その横。


セイルは普通。


バルトは眉を寄せていた。



「なんで魔物生態まで出んだよ……」


「討伐するからでしょ」


レナが正論を刺す。



そして。


次。


実技試験場。



広い訓練場。


周囲には冒険者達。


完全に観客化していた。



「おぉ、

始まるぞ」


「レイドの連中だろ?」


視線が集まる。



試験官が前へ出る。


Bランク冒険者。


斧使い。


かなり大柄だった。



「実技は模擬戦」


「実力確認を行う」


視線がセイル達へ向く。



「順番は——」


そこで止まる。


バルトを見る。


重装。


大盾。


角付き。



試験官が少し笑った。


「お前、

見た目だけは強そうだな」


周囲から小さく笑いが起きる。



バルトの眉がぴくっと動いた。



リナが小声で言う。


「絶対怒った」


レナが頷く。


「怒ったわね」



バルトが前へ出る。


大盾を持つ。



「始め!」


次の瞬間。


試験官が踏み込む。


速い。


斧が振り下ろされる。



だが。


ドゴォォォォン!!


止まった。



バルト。


微動だにしない。



「……は?」


試験官が固まる。


周囲も静まった。



重装。


大盾。


魔鋼。


全部噛み合っていた。



バルトがニヤッと笑う。


「見た目だけじゃねぇよ」


その瞬間。


周囲がざわついた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ