第74話 レベル15
二層帰り。
ラグナス近郊。
夕方。
フォーチュンスターは、
いつものように歩いていた。
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護衛任務。
素材集め。
二層周回。
最近はほぼ毎日潜っている。
その成果もあって——
全員かなり強くなっていた。
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「今日の報酬うまかったねー」
リナが上機嫌で言う。
バルトが肩を回した。
重装にも、
少しずつ慣れてきている。
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「その代わり疲れるけどな……」
「前出すぎなのよ」
レナが呆れる。
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その時。
セイルが少し止まった。
「……ん?」
全員が見る。
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「どうした?」
バルトが聞く。
セイルは少し考えてから言った。
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「レベル上がった」
リナが目を輝かせる。
「おぉ!」
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セイルは視線を下へ向ける。
本人だけに見える画面。
久しぶりのステータス確認だった。
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Lv:15
HP:132
MP:108
STR:39
VIT:34
AGI:41
DEX:38
INT:33
MND:31
LUK:19
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【習得済みスキル】
・強撃
・強撃改
・ファイアー
・ウィンド
・ヒール
・サーチ改
・短剣術
・アイスボール
・アイスランス
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【連携技】
・双風刃
・爆風刃
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【レシピ(本人のみ表示)】
・強撃烈
格上使用:18 / 30
・ハイヒール
MND:31 / 30
ヒール使用:43 / 50
・ハイウィンド
INT:33 / 35
ウィンド使用:76 / 100
・解体
解体観察:12 / 30
・二刀流
短剣術:28 / 100
同時戦闘:9 / 30
・ファイアーボール
INT:33 / 35
ファイアー使用:71 / 100
・アイスブレード
氷生成:44 / 50
武器付与:17 / 20
・複合魔法系統
属性連携確認済み
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セイルが少し目を細める。
かなり増えていた。
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「どうだった?」
リナが聞く。
セイルは少し考える。
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「……色々増えてた」
「ざっくりすぎるわね」
レナが呆れた。
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その横で。
バルトが腕を組む。
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「なぁ」
「挑発ってあるよな?」
セイルが顔を上げる。
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「敵集めるやつ」
「俺、
あれ欲しいんだけど」
かなり真剣だった。
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リナが吹き出す。
「絶対バルト向き!」
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レナも苦笑する。
「まぁ、
壁役だしね」
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だが。
バルトは真顔だった。
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「けど覚えねぇ」
「防御系ばっか増える」
本気で悩んでいるらしい。
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セイルも少し考える。
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「……見たことないから、
俺も分からない」
「レシピないのか?」
「うん」
つまり未知。
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バルトがため息を吐く。
「スキルブック探すしかねぇのかな……」
かなり欲しいらしかった。
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その横で。
リリスが笑う。
「バルト、
絶対似合うよね」
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「だろ?」
ちょっと嬉しそうだった。
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リナが笑う。
「オークキング戦でも、
めっちゃ壁してたし」
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バルトは少し照れくさそうに鼻を掻く。
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その時。
セイルがもう一度画面を見る。
ハイヒール。
あと少し。
アイスブレード。
これも近い。
少しずつ。
確実に。
出来ることが増えている。
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セイルは小さく笑った。
フォーチュンスター。
五人。
まだ成長途中。
でも——
かなり良いパーティになってきていた。




