表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
59/75

第59話 試験採掘成功

「ガァァァァァァッ!!」


ロックファングの主が暴れる。


右肩。


完全凍結。


アイスランスが、

深く突き刺さっていた。



「まだ動くの!?」


リナが驚く。


主級。


生命力が違う。



だが。


ローガンが笑った。


「十分だ」


次の瞬間。


踏み込む。


床が砕ける。



「終わりだ」


ドゴォォォォッ!!


大剣。


全力。


主級の首へ直撃。


骨が砕ける音が響いた。



静寂。


巨大なロックファングが崩れ落ちる。


完全沈黙。



採掘人達が固まる。


そして。


「……勝った?」


誰かが呟いた。



次の瞬間。


歓声が上がる。


「うおぉぉ!!」


「やった!!」


「助かったぁ……!」


緊張が一気に抜ける。



リナもその場に座り込む。


「疲れたぁ……」


「ブリザード連打しすぎ」


レナが呆れる。


だが、

少し笑っていた。



ローガンが、

ロックファング主の死体を見る。


その後、

セイルへ視線を向けた。


「アイスランス」


「初使用か?」


セイルが少し驚く。


「……分かるんですか?」


ローガンが鼻を鳴らした。


「見りゃな」


完全に鑑定持ちだった。



セイルは少し気になる。


ローガンには、

何が見えているのか。


スキル?


熟練度?


レベル?


でも——


見えない。


セイルには。



(鑑定……)


もし見えれば。


レシピ取得できるんだろうか。


そんな考えが一瞬よぎる。



「おーい!」


ボルトンの声。


完全に復活していた。


「採掘ですぞー!!」


さっきまで怯えていた人とは思えない。



ベルナがため息を吐く。


「切り替え早いね」


「商人ですので!」


「知ってる」



そして。


採掘隊は、

ついに隠し部屋へ到着した。



ランタンの光が、

黒銀色の壁を照らす。


魔鋼鉱脈。


何度見ても異様だった。



採掘人達が息を呑む。


「すげぇ……」


「本当に魔鋼だ……」


「こんなの初めて見た……!」


興奮が広がる。



ローガンは冷静だった。


「浮かれるな」


「まず安全確認」


ギルド長の声で、

空気が締まる。



セイルのサーチ改が広がる。


周囲。


通路。


奥。


反応なし。


「大丈夫です」


ローガンが頷く。


「試験採掘開始」


その瞬間。


採掘人達が一斉に動き出した。



カンッ——!!


金属音。


火花。


魔鋼が削られていく。



ガンドが鉱石を見て、

低く呟く。


「質がいい……」


ベルナも頷く。


「かなり純度高いね」


職人達の目が変わっていた。



ボルトンはもう止まらない。


「輸送ルート!」


「保管庫!」


「人員増加!」


「夢がありますぞぉ!!」


「うるさい」


ベルナが即斬った。



その時。


セイルのサーチ改が、

微かに違和感を拾う。


奥。


さらに奥。


鉱脈の先。


空洞。


しかも——


大きい。



セイルが目を細める。


(……まだ続いてる?)


魔鋼鉱脈。


その先には、

まだ何かが隠されていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ