表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/61

Ⅰ 1-6

 自身の気付きに自然、貴教の表情は綻んだ。

「ビックリさせんなよ。も〜、まーじでビビったわ」

 貴教は辺りをキョロキョロと見回して、

「カメラどこ? カメラ? ドッキリでしょ?」

 と、“テ〇アイ”一行の方に近付いていった。

「何を言ってるんだ? お前は?」

橋下〇というよりもやはり兵〇和也がようやくここで口を開いた。

「またまた~。もう、イジワルなんだから~」

 貴教はポンポンと“和也”の肩を叩いた。

「もういいから。ほら、いつもみたく、もう、♪ジャッジャジャーンって、あのエフェクトかまして、『ドッキリカ〇ラ』って看板持った人出しちゃっていいから。はいはい、ネタバレネタバレ。もう本っ当。完全に騙されちゃったよ」

「だから、何を言っているんだ? 貴様は?」

「いいからいいから。それともこれ人間性クイズの方? 『お笑いウルトラク〇ズ』? た〇しさんとこの。お笑いは心外だなあ。これでも僕はミュージシャンなんだけどなあ」

 貴教は笑顔で更にポンポンと“和也”に「甘える力」を発揮したのであるが…。

「よせって云ってんのが解かんねえのか! 草が!」

そう言って“和也”は頬杖を付いていない方の手で貴教の手を叩き落とした。

(マジか)

 背筋が凍りつく様な感覚を覚えた。同時に脳内が無数のクエッションマークで溢れかえる。

(えっ? ちょっと待ってよ。こんな芝居じみたのがドッキリでも人間性クイズでもないってどういうこと? 帝〇の構成員はギリ普通に黒服でOKとしたって、いや、ちっともOKじゃないけど、わざわざ担がせて運んできたバカでかい籐の椅子に“徹”、もとい“和也”って、もうこれギャグ以外の何ものでもないじゃん。これがおふざけとか悪戯とかじゃないって、どういう世界線なんだよ)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ