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全部無駄だった……。

 《対魔王十一魔導部隊(アルゴノーツ)》が魔王の首を取る最終決戦のあの日。

 ロウが俺に殺される限り、何度でも世界が巻き戻り、十年間がひたすらに繰り返される。

 こんなことになってしまったのは全て俺のせいだ。

 俺は取り返しのつかない間違いを冒してしまった。

 俺さえ間違えていなければ、きっとこんなことにはならなかったはずだ……。

 ――俺は強くなるべきじゃなかった。

 ――俺はロウと一緒にいるべきじゃなかった。

 ――きっと俺はあの時、父さんと母さんと姉さんと一緒に死ぬべきだったんだろう。

 それなのに俺は親父の手をあの時取ってしまった。

 親父に拾われてあの家で暮らし、(みじ)めにも生き延びてここまで来てしまった。

 俺は全てを間違えた……。

 あの日々が……。

 身近にいる天才に打ちひしがれながらも必死にもがき苦しみ、努力していたあの日々が……こんな結果になるなんて誰が思う……。

 無能ながらも何かを成そうとして必死に積み上げてきた結果がこれだ。

 あの日々は決して死んではならない、死なせたくない人をこの手で殺すことになっただけだった……。

 俺が強くなろうとしたことも、……俺がサラを好きになったのも、……俺なんかがロウを守りたいと思い上がったことも……本当に全てが間違いだった……。

 俺がこれまでにしてきたことは全部……全部……全部…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………全部無駄だった……。

これから第二章が始まります。


これからも引き続き更新していくので、気長によろしくお願い致します!

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