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冬花  作者: 忘憶却
第三章 守護者(序)
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使命の交渉

「出会って一年というのに、

 随分とたくましくなったようですね。

 この話をするかどうか判断するために、

 あなたの本意を知ろうとしただけです。」


「いいでしょう。」

 姿勢を正し、真剣な眼差しを向ける。


「私の元に来ませんか。」


 この魔法使いは、

 全て知っていて言っている。

 しかし、それは真実か尋ねる。


「私は一度巫女の使命を放棄しました。

 事件後から翌年まで、

 私はお役目を放棄していたのです。

 もう、神々に仕える資格はないのでは。」


 相変わらずあの時と変わらず、交渉の時、

 疑問を投げかけられれば、

 この人は柔和な笑みを浮かべて返答する。


「本来はそうですが、先ほど述べた通り、

 現在、四季を司る神々は居りません。

 従って、

 あなたの処遇しょぐうはどうとでもなります。」


「どうですか。

 神々の元に仕え、

 その使命を果たしませんか。」

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