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それから
あの冬の出来事の真相を
知りたいというのもあった。
そういった気持ちに
引きずられたのだろう。
彼女の提案を受け入れた。
私は世界を守るための守護者、
最高神直属の組織の末端に加わった。
ただ直ぐに成れる訳ではなく、
守護者として支えるための鍛錬に
数年を費やした。
その間、
四季の神々に仕える巫女を代行しつつも、
季節の巫覡と成れる者を探し
各地を駆け回り育てることもしていた。
休みなどなかった。
その事で妹たちに心配をかけたのは
申し訳なく思う。
どれ程疲れを隠そうとも、
春風がそうならば私も分かる。
私は、春風のように妹たちを
支えられたのだろうか。
導けたのだろうか。
春風の悩みも十分に実感した。
連れて来た責任を十分に果たせただろうか
という悩みは常に付き纏う。
最後まで見られないのは、
不安でたまらない。
でも、未来のことは
あの子たちが決めること。
続けることも辞めることもできる。
だが、必要な役割だ。
誰かがしなければならない。
『自由』と『責任』は
あの子たちも分かっている。
それだけあれば、十分だ。
私は幸福な日々を過ごした家を出た。




