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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
次の舞台は多分海、きっと海になると思う。
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焼鳥派?いいえ彼女は揚げ鶏派です。

「ゴホッ!ゲホッ!何がおこった!」

 まぶたを焼く炎、ロメ雄の反射神経でもかわせなかった熱の暴走。


「・・一回は一回だ・・コケッ、お前達はお前達で戦ってコケッ」

 真っ赤に焼けたニワトリ・・でないモノが大きく翼を広げ、入り口に立つ。


 見ませんよ?私は何も見ていません!赤い・燃えるように赤く炎を纏う鳥なんて

見ていませんからね!なにが不〇鳥のマルコですか!


「なに!なにがあったんや!」

「聞かない方がいい事ですよ、知らない方が身のためって事もあるんです!」


 不死の鳥と滅びかけた時間神の戦いに、巻き込まれたく無ければ知らない聞かないを

勧めします。


(しかし・・ここまでのバトル展開はマズイ、私好みでは無いです)

「よし、犬!自爆して空気を変えろ!」

「無茶言うな!自爆特攻はゾンビの十八番やろが!」


 そうだよね?やっぱりね?なら私の仕事を見せてやる!

ギア3[ゾンビ爆弾!]ゾンビの肺に空気を取り込み・更に空気を取り込み・

体が巨大なゾンビ風船になって爆発させる。


 空気を吸って巨人になれるなんて思うんじゃない!ただ膨らむだけだ!

「この体は針1本でも刺されば爆発するぞ、か弱いゾンビの自爆特攻、お前に躱せるか?無理だろ?この場にいる全員がゾンビウイルスに感染するんだ!」いやなら、負けをみとめるんだ!


 殺したく無ければ降参しろ!でなければ私は死ぬぞ!

(どうです?この最悪な脅しは!)


「駄目!ソレは!ロメ雄、死んじゃう」

 屍食鬼さんの[死亡日記]に私の死が記入されたようでです。


(死んだ死体、ゾンビが死ぬとかね。しかしそれも折り込み済み!)

「逝くぞ!ゾンビ爆弾!」

 ソンビの能力を覚醒させれば周囲の生物は全てゾンビだ!


 ここで自爆してでもヤツの寿命を削れば、結果的にヤツを倒した事にも繋がる。

そうなればゾンビ化しても生き残った誰かが神になれる。


 ・・・・少なくとも来世的には真っ当な人生を送れるはず。頼みましたよ仲間達。


「阿呆か!ワシらを巻き込むんやない!」犬が!犬が!棒を!棒に!

うぐっ・・「この馬鹿!、その穴は違う!」

 空気がもれる、風船のように膨らんだ体から空気が抜ける。


  犬の咥えた棒が刺さり、体に溜めた空気が穴から抜け出して音を立てる。

「・・おっと失礼、いやー最近植物繊維が少なくてね」


 取りあえず一撃して撤退したら、結果的に倒した・・とかにはならないですかね?


 私の思考を読んだように入り口が瓦礫でふさがれる、まるで時間通りに崩れる壁に行動・

思考の全てがヤツの作った盤上の戦いだと理解した。


(勝てない・・か、こちらを勝たせるつもりも無いのか?)

だとすると、後継者うんぬんは偽りではないでしょうか。


 なにかを待っている?壁・天井の崩れを考えると、

経過する時間は私達に味方しているはずですが。


「オイ!神さま、こんな話を知っているか?」

 神の知識、演算能力を超える情報を与えて時間を稼ぐ!


「お前の次ぎの言葉は『死神は・・林檎しか食べない』だ」


 それも先読みか、ですがそんな常識でヒトを驚かせる事なんて出来る筈が無いでしょう・・

いいですか?


『皆さん知らないと思いますが・・プラスチックは石油から出来ているんですよ?』


「なん・・だと・・」

 その驚いた顔、そうですよ。一国の大臣クラスでないと知らない情報です。驚かないはずはない!


「そんな事・・小学生だって・・×××」

 未来の総理を馬鹿にするな!首相であり国の代表になる御方の言葉だぞ!


「そんな・・『皆さんに知ってほしかった』的な言い訳で、国民の知識量を量りかねているよな

・・国民を何も知らないように思い込んでいるような人間を」大臣に!?


「さらに!かの大臣の方策として、無料袋の配布を禁じました」

「な!?何故?そんな事をすれば・・」


「買い物は不自由になり、仕事帰りの労働者も『あ・・袋忘れた・・カップ麺でいいか』と国民から購買欲を奪い、世の中の物欲を浄化しようとしているのです!」


 当然・・『お弁当暖めますか?』と聞かれたら、熱い弁当を持って帰る事が出来ないので

『ビニール買え!』っと言われているような気がして、二十四時間商店に入りつらくなっているんですよ。


「・・つまり、環境問題か?」

「神クロノス!人間を馬鹿にするな!世界の1%に過ぎない民族が多少住む地域を綺麗にした所で

星の環境がどうにか出来ると、本気で考えるような現代人がいるか!」

 

 かと言って、何もしないというのは間違ってますが。それでもそんな

『部屋のゴミを片付けなさい!』みたいな、お母さんの小言で[地域環境]が整頓されるなんて思う人間はいない。


「範囲が違うんですよ、範囲が。Co2を減らすなら空き地に草でも植えている方がその地域・領土の内で出たCo2を減らせると思いませんか?」


 時間稼ぎも限界か?くそ!手が、手が無い!何か、ズルズル時間を稼げる手は無いのか!?


「ゾンビ?もう手詰まりのようだな、大体天気と環境問題の話が出たら、もう世間話も終りだろう?」


「いや待て!まだ!まだだ!」


「・・・いいよ、もう。これしか無いって・・」

 野球帽さんがバットを振り上げ、クロノスの操るケーブルを打つ。


 やめろ・・やめてくれ、ソレは駄目だ、キミが前に出る必要は無いんだ。

だからやめてくれ、お願いだ。


 神に敵対行動を取った者に与えられるのは天罰、反撃の電流が足元から立上がり

一瞬で彼女を貫いた。

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