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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
次の舞台は多分海、きっと海になると思う。
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次回!ゾンビの賭博黙示録!

 武器を奪ったロメ雄の横を風がすり抜ける、獣のような素早い動きと真っ直ぐに敵を襲う正確性。

モンスターですか貴女は。


 屍食鬼はロメ雄をにらむ野球帽の腹を殴り、倒れた所に頭を蹴飛ばし、

のし掛かって顔の殴り・・・って

「待ちなさい!殺す気ですか!」


「どいてお兄ちゃん!こいつ!殺せない!」

だれがお兄ちゃんですか、私は自分の肉を食うような妹を持った覚えは・・・多分ありません。


・・・?

「そちらも殴ったから、おあいこと言う事で・・立てますか?

あとね、後の屍食鬼さん?、イグイと押さないで下さい」


 手を伸ばし、野球帽の彼を・・?

 帽子を押さえていた手を、私が掴んだせいで長い黒髪がこぼれ流れた。


「・・取りあえず、顔の血を拭いて下さい。暴力は好みません、

それと後のキミも、帽子をかぶりなさい。太陽が私達を焼きますよ」


 グールに渡した、彼女の髪と合わせた大きめの白い帽子、赤い目を隠す眼鏡、

見た目だけ美少女進化したのですが、服に返り血が・・・


「ひよこさん・・返り血の洗濯もお願いします」血塗れの屍食鬼とか、駄目でしょう?

返事はケッ!だった。


・・「どうですか?まだ死の未来が記入されてますか?」

 多分私の想像が正しければ・・・・


「消えてる・・」「それは良かった」

 彼女を殺すのは私ではなかったんですよ、殺人なんて私の好みではないのでね。


「お前達が[日記]の所有者と判断したのは、[平・J・ロメ雄]達と遭遇、

私が殺される未来が現れたから・・」


・・・・なまえねぇ?


「犬、お前、名前はなんていうんだ?」

「人面犬やな、犬は自分で名前を付けんもんや」


 魔物に名前を付ける、授ける事は配下に置く事らしい。

(・・犬と屍食鬼は名前が無い、だから私の名前だけが記入されたのか)

?私いつの間にかアノ神様の配下になってる!!!!

 気が付けば、あの神様に名前・付けられているじゃないですか!


 暗黒鎧とか、神さまの事が禁則事項になっているのもそのせいか!

・・ま・・まあ・・仕方無し、生きる為です。信仰も改宗もしましょう。


(だから私を敵視していたのですか、

私が生きていたら自分の死の原因になると思って)


 そろそろ犬に名前を付けるべきか?なんだかいつのまにか仲魔状態ですし。


「ワシを名付けるなら[ハチ公」[パトラッシュ][銀牙][ケルベロス」以外は認めんからな?

どうしてもっていうなら・・[ウィドウ]でもいいで?」


 なにがパトラッシュですか![おっさん]か良くて[ししまる]でしょうが、犬の名前はしばらくは必要ないようですね。

 そして屍食鬼はグールです、天敵の名前は・・・

 少しくらい可愛くなったくらいで知らないんだからね!


「元々それほど人付き合いが得意じゃなくて・・それで学校でも無視とかいじめとか、

会社に勤めても・・営業とか出来なくて・・」

「それで[復讐日記]ですか」復讐なんて出来る性格じゃないくせに。


「だって!虐められ続ける人生なんて・・仕返しくらい考えてないと・・頭の中くらい仕返ししていないと・・・生きていられないじゃない!」

 考えるだけなら自由ですからね、行動に出ないかぎり・・バレない程度の、少しくらいの仕返し

しても多分いいと思いますが。


「異世界に来たら少しは変ると思ったのに、こんな戦いに巻き込まれて!私は・・・私は健康な体で田舎のんびり農家生活するだけでよかったんだ!」


・・・異世界のんびり農家は、それだけでも大変そうですよ?とは口には出さず。

「誰にも迷惑をかけない生き方を望むくらいは、許されていいと思いますよ。

でもそれには、金・腕力・権力・知力、それらの物が必要です」


 世の中は厳しい、たとえ異世界でもしょせんはその程度の物。あとは[運]しだいですが・・

(いじめられっこ人生を送ってきた人が、急に剛運・強運に恵まれるはずも無く・・)

神様はほん・・・・・当に不平等なんですから。


「お金なんか有るわけないでしょ!この金属棍棒[バット]だってようやく手に入れたのに・・」

 

 それで武器がバットで、装備が皮の胸当てと布帽子ですか。

 人付き合いが苦手な彼女は、それでも異世界で頑張ったのでしょうね。



・・・ザワ・・ザワザワザワザワザワ・・・

(アレ?もしかして・・イヤ?・・)アレをこうして・・こうすれば・・


『直感、その時、ロメ雄の脳細胞に電流流れる!

 閃き、発想、悪魔的発想!そしてはまりだす、思考の歯車』


「もし・・私を信じてくれるなら、私は貴女に人生をやり直す程度のお金を用意できます・・それを使って田舎で農家を始めるなり・・商売を始めるなり・・当然技能を得る為に使う事も自由です・・私を信じてくれますか?」


 真っ直ぐ見つめる彼女は「・・無理・・ソンビ恐いし・・キモイ」

 ロメ雄は酷くキズ付いた!

サブタイトルが次回予告ってのは、どんな感じでしょうか?

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