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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
次の舞台は多分海、きっと海になると思う。
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バシュッ!オレじゃなきゃ見逃しちゃう手刀!。情報の本流に流されないで!

「なぁ・・もういいだろ?つ〇・ツル〇ーナ」

 深く被ったフードがゆっくり下り、月明かりすら写す・丸い頭が現れる。


「・・なんで・・わかった、おれが最後の毛刈り隊だと・・」

「わかるさ、だってお前もオレと同じ、ハジケリストなんだから」


「・・ああ、オレも令和に輝きたかったんだ・・」

「ふっ・今でもお前、輝いてるぜ・・・・

と見せかけて!『停戦合意不可非!』」


 バシュッ!オレじゃなきゃ見逃しちゃう手刀!


「ひ・・卑怯な・・合意なのか・・不可なのか・・アラズなのか・・わからないじゃないか」

ガクッ。


 戦乙女との戦いの経験が生かされました。

 私は半裸戦士の、のり突っ込みを受けた結果、

 頭をアフロ爆発させる程度の能力を手に入れたのですよ。


 苅った・・いや勝ったな、少し卑怯な気はしますが・・・致し方なし。

(私が今あなたに殺され無い事は、あの板でわかっていましたからね)


「で・・そっちはどうします?私のハジケに勝てるつもりなら・・」

連戦になりますが・・この勢いなら勝つる!


「ついて行く・・私もついて行く・・」 

 目をギラギラさせた屍食鬼は目元を前髪で隠し、口元の牙を見せました。

(イヤだ!絶対嫌だ!だれが天敵を仲間なんかにするもんですか!)


「まぁまちいな、ロメ雄もそんな嫌な顔せんでも。ちょっとそのスマホ見せてみいや・・フンフン

なるほどなぁ・・こりゃぁアカンわ。ロメ雄あきらめぇ、この子連れていかんとお前さん、

死ぬDIE?」


 ぼくは死にましぇぇぇぇん! よ、死にたく無いから頑張っているのに一〇一回プロポーズしても死なないつもりなんだから!

「なら、見てみい」犬が屍食鬼の持っていた板を渡す。


[スマホのバッテリーが切れて死ぬ]・[画面が割れて死ぬ]・[水に水没して死ぬ]

[落として死ぬ]・[メールを他人に見られて死ぬ]・[ラインを外されて死ぬ]・

[友達のラインに私の悪口が書かれて死ぬ]・それが既読されてて死ぬ

[かの国のスマホで死ぬ]・[アイフォンが出過ぎて死ぬ]・・・・


「死に過ぎでしょう!今の子はどうなってるのさ!」

 自分のフェイスブックに悪口を書かれたくらいで、死にたいとか!

 SNSを止めなさい!


『スマホを捨てろ!自由を拾え!』

 携帯を持っているのか、持たされているのか解りませんね。

まさに着る・裸・切る!ですよ全く!


「つまり・・だ、ここには死ぬ日時と原因が書かれている。しかもお前さんのな」

「私はスマホ無しでも死にませんから!一年・半年ネットに繋がって無くったって生きていけますから!」


 ようやくすると、屍食鬼の持つ[死亡日記]はヤツの獲物、つまり私の未来の死因が書かれ、日記の内容が確定すると私は死ぬらしい。

・・・・


「と言うことはなんですか?ここに書かれている事柄を回避しなければ死ぬって?」

・・つまりこの日記を屍食鬼に渡した何者かは、『このスマホを守れ』と

私に言っているのでしょうか?後・メールは他人に覗かせない・ライン仲間は大事に・

交換機種は慎重に選びましょう・・・ですか・・

(期間はアイホンが出過ぎないまでの間?その頃までゾンビをやってろと?)


 あの神様のしわざ、有り得ますね。

「私の日記・・」爪の長い手を伸ばされるとゾンビ本能がビクッってなります。

「返します、大事にして下さいよ」本当に。


 屍食鬼は[私の死亡日記]を慎重に摘まみどこかへしまう、

落として割れたら死亡確定なんですから・・私が持っていた方が良かったかな?


 ブチッ・・月も星の明かりも消え、換わりに空に緑と紫がにじむ。

いつもの暗転とは違う、それに・・周囲の地面もゴツゴツとした岩肌に。


(転移された?何故?ホワァイ?)


「おのおの一人ずつ、候補を倒したようだな。

ようやくこのゲームを始められる」


 鋼鉄の兜・マスクをかぶった巨大な像が私を見下ろしている。

正に神って感じの・・だれ?


「私はデウス=マキナ=エクス=クロノス。時の管理者である」


 私・・多分[この場所]に集められた者達の疑問にまとめて答えたのだろう。

屍食鬼と私、それ以外にも人型?の影がクロノスを見上げ立っている。


「お前達に与えた物は理解しただろう、お前達はその板で未来を知る事が出来る。

それを使い他の候補者の未来を奪い合え、残った者一人が私の後継者となり

時の管理者となるのだ」


「・・時の管理者だぁ?そんなもんいらねぇよ。コレだけで十分だぜ?」

 頭の尖った影が声を上げる。


「お前達は自分の行動で未来が変化するのを見ただろう、それは私が候補者として

選んだからだ、本来は感じることはない」


 時間軸の跳躍、シュタインズゲートか!リーディングシュタイナーで無い人間は、

世界の変化・改変を異常に思わないって事ですね。


「時の管理者は、世界の未来を自由に改変出来る。その時間軸にいる人間はただ従うだけだ」


「・・・私は遠い過去、一億・・いや一万3千年前か、[彼等]によって作り出された・・月にあるムーンセルの同位体、本来は三つの監視者であった物は二つになり・・・」


 全てを監視し・計算し・未来を予測するクロノス、正確な未来予測は結果的に

現在の行動を変化させる事で、未来を自由に変化させる事が出来るらしい。


『私はラプラスの悪魔であり、蝶の羽ばたきでもある』と。


「そして私は自分の存在の終りを計算した、答えは数日後だ。

故に、後継者を選び私を・時の管理者を移管する事にした。

監理者のいない[時]を作らぬように」


「それは、つまり、生き残った物は、神の・・あなたの力が手に入るって事ですか」

「その通りだ、そしてお前達の一人が監理者となるのだ」



色々詰め込みました・・・大丈夫、まだまだ行ける。

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