オリゴ糖?バビルの塔?いいえ、ドルアーガの塔でした。
でも・・次ぎの階は・・空気が違う。
今までもおかしな空気でしたけど、ここの空気は・・違い過ぎる。
壁を貫通して突然襲う電撃、ピカピカ光る素早い鎧、火を吐くドラゴン。
(くっ、四方から同時攻撃?なんで向こうだけ私の位置がわかるんだ?)
犬が足音を聞きわけ、私が通路の影からの不意伐ち。
ひよこちゃんの魔術士殺し!
腕がもげても盾で電撃を防ぎ、歩いてくるドラゴンを杖で突き刺す。
ゾンビでなければ・・仲間がいなければ扉の鍵も見つけられなかったでしょうね。
・・・・おかしい・・なにかがおかしい。
機械のエレベーター、鉄の扉と侵入者を拒む罠。
放たれた罠と侵入者を試すような状況。
・・・そして仲間には犬と鳥・・
あとは私が超能力に目覚める番じゃないのか?
そうこの塔・オリゴ塔の真実の名は
[バベル!そう、ここはバベルの塔じゃないのか!?]
コーン・ピューターに守られたい~~~バビル3世ィーーイーーー・・・むなしい。
ポセイドンとかロプロスとか、ああああ仲間が強い仲間達との出会いがががが・・
それなのに・・あのうにょうにょとした巨大で速く、貫通する電撃を放つ者。
『ドルアーガじゃねぇか!!!』
どうしよう?最上階にいたのは毛むくじゃらの話す猫ですらなく、邪神でしたって。
・・・
(超神水を使って復活できるかな?とか考えてたころの、自分を殴りたい・・)
「引き返しましょう・・私達にどうにか出来る相手じゃありません」
「・・・それは・あっちが逃がしてくれたらの話やろ、あっちを見て見ぃ」
やる気と書いて、殺る気と読む気配!
生け贄を見つけて喜び、いきり立つ邪神は私達をすでにロックオンしています。
「では犬、アナタが囮となってヤツをまいて下さい、私達は下への階段を探します。」
「それで、わしはお前を囮にして逃げればいいやな?」
?・・「「へっ!」」「「馬鹿な事を」」
「お前が囮になれや!」
「なんで私が、囮になるのはそっちだ!」仲間じゃないか、犠牲になるのはそっちだ!
・・・・取りあえず・・ダッシュだ!私は逃げるぞ!
こんな邪神がウロウロしているような所にいつまでもいられるか!
ドラゴンすら倒す怪鳥・ひょこちゃんも私の前を走っている。犬も走る。
「なにアイツ、めっちゃ速い!」
「振り向くな!死ぬぞ!」
走り回って・逃回って・コソコソ隠れて下階段を探した。
(なんで無いんだ!上には登れても、下には降りれないのか?)
壁は砕かれ、邪神が通路の鎧を踏み潰す。見境なしか、邪神なんてそんなもんなの?
「コソコソ逃げ隠れしても無駄だ、侵入者が潰れたらまた壁も柱も迷宮も元通りだ。
お前達が生きているかぎり、迷宮は復活しない」
(ヤツは私達が消えるまで暴れ回るっていうのですか?)逃げ道も無いのに。
「油断すんな!」犬が吹っ飛び、煙が上がる。
?「おい・・なんでだよ」生き意地汚い犬が、なに勝手に・・
狙われたのか・偶然か・・はずみか・・・巻き込まれたのか・・・・
そんな事はどうでも・・いい、
(迷惑・・そう・・迷惑なんですよ・・・私の目の前で仲間が死なれるのは・・・)
「邪神だろうと、悪神だろうと、人間だろうと、私の仲間をキズ付けるな!!!」
走る私に、笑うような奇声を上げて近づく邪神。
絶対優位・絶対強者、そんなものが、そんな存在が、簡単に弱者を踏み躙るな!
ドルアーガの放った電撃が走り、皮膚が焼け筋肉が強張る。
邪神の足の1踏みで通路がゆれ、拳の一振りが空気を歪め風速だけで、
私の体がはじかれる。
ゾンビの爪も、牙も、人間の限界を超えられる筋力も、なに一つ通じ無いのですか
「本気になった程度で・・邪神が倒せると思ったか?」
・・・・声が衝撃より後に響く・・そうか、私は
・・・邪神の手の平で打たれたのか。
それが、どうした?おれは、ゾンビだぞ?殴ったくらいで・殴られたくらいで死ぬか!
堅い手の平と青銅のような指、(指一つ・指一つくらいは!)
私の噛み付いた歯は砕け、アゴの骨が割れ、振り解く手で壁に体がめり込んだ。。。。
バトル編[起]!




