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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
今度の行き先は塔、ロメ雄はその頂上に待つものに会いに行く。
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生殺与奪権を他人に握らせるな!

 村長が新入りを囲み、全員でにらみ付ける。


(さて・・どうしましょうか・・完全な村社会、余所者許さじ・・って感じです)

 ゾンビの強みは数の多さです、数の暴力で蹂躙[じゅうりん]するのがゾンビ本来の戦い方ですから・・・・


「少しでもおかしな真似したら、身ぐるみ剥いで叩き出すからな!」


「・・ああ、ウン、それは・・・」無理っぽいです、さっき村人を放り投げたばかりですから。


「村長、こいつさっきスミスをボコボコにしたヤツです、こいつはなにもしていないスミスをいきなり殴って、蹴って・・」


 降り掛かる火の粉を払っただけなのに・・身内ひいきの法廷はロバートの証言で一気にロメ雄不利に傾いた。


(数が多いし・・村長はスミスより強い・・と思う、なら仕方ないよね。アレをするしかない!)


 ロメ雄は村長に真っ直ぐ向き合い、腕・手を胸の前、正面から真上に両手を挙げる。

太股と足の筋肉を使い飛び上がり、体を前転・捻るように二回捻り、膝から崩れるように大地に両膝を打ち付け煙りを上げる。


 (決まったかな?、完璧な先制攻撃でしょう?・・・・)


あ!「あれは!・・・ぜ!前転二回捻り土下座や!」

 土煙が収まった時、そこには額を地面に打ち込むように土下座するロメ雄があった。


「仲間なんです!そこの犬とニワトリは殺していいですが・・どうか・どうかボクは殺さないで下さい!!!!」


「ひとの生殺与奪権を他人に握らせるな!」

犬が吠えた。


「みじめったらしく、うずくまりやがっって!土下座が通じるならだれも殺されやせんわ!奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が!」

 笑止!ゾンビにはなんの権利も選択指も無い!皆ことごとくぶち殺されるのみ!


 ワオーン!!!!


 だってしょうが無いじゃないか・・

「えな〇の真似は止めろ!なにが仲間や!オイそこのゾンビ!こいつは殺していいけどワシは殺すなよ」


 ヒドイ、なんてヤツだ!お前の魂は花京院と大違いだよ!

 いつかこいつの魂を賭けてギャンブルしてやる!「犬の魂を賭ける!」だ。


『おれは犬の魂を賭ける!』お前はディ〇の秘密を賭けてもらおうか!

・・・どうせイカサマなんだから、オラオラ暴力で解決した方が早かったのでは・・


それとも一番最初の賭けで犬に肉を投げるやつ、あれをこの人面犬にさせたら・・

犬が怪し過ぎて無理か?やはり暴力か!暴力がすべてを解決させる?


 イカサマVS暴力、さぁ魂を燃やして殴り合おうぜ!


 ようは自分のテーブル・得意分野に相手を座らせれば勝つるのです!

・・・・・・・


「・・もうええわ・・はよう村から出て行きぃ、それで帰ってくるな。村から追放で許したる・・はよういね」


 私の誠心誠意・土下座のお陰だ、感謝して下さいね犬!

グッタリと疲れた顔?の村長が指で村の出口を指した。


 それにしても・・ピラミットパワーがゾンビを作る・・か、

塔を登っていけばゾンビより恐ろしいモノも蘇っているでしょう・・・ですが、

どれだけ高い塔でも星空までは届かない。

 

 いつかは終わると信じて、塔の扉を開きましょう。


勝手に生殺与奪の権をあげてはいけません!

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