最強のゾンビ長老!そのレベルは幾つ?
「そんなに強いなんて・・どんなステータスしてるの!?」
・・?ステー・・たす?、なんですかそれは?
「ロメ雄さんのレベルはいくつなの?筋力は?魔力は?」
・・レベ?筋力は普通だと思いますが・・ふんぬっと腹筋に力を入れて見た。
あっ・・「そうよね、あったばかりの相手にステータスは教えないわよね・・」
「いや・・こうかな」今度は上腕二頭筋をグイッっと、ゾンビの筋肉は生き生きして無いから硬化も膨らみもしなかった。はははは・・
フフフフッッッ、冗談だと思われたのか、彼女がつられてわらう。
「そう、上の階層にそんな生物が」
「上司の命令でね、ああ私もここに永住し・・よ・・ぐっ・!グゲッ!」
のどにしまるアッパク感と沸き上がるおう吐の感覚。
(無理矢理の契約でしたが・・神の命令に逆らうとこうなるって事ですか)
「首根っこ、引っこ抜かれるコケッ!やっとこばさみでグリッとされるコケッ!」
物理的・かつ現実的に首を抜かれるのでしょう。
ゾンビでなくても死んでしまう! オオ!神よ!なんてヒドイ仕打ちを!
・・・とか悲嘆[ひたん]にくれていてもしかたない。
「大丈夫・持病のかっけが出ただけです、心配はいりません・・・それより・・」
村を案内して下さい、と言うわけで薄暗い村を見て回る事にしました。
(武器とか・・内部の情報とかがあれば・・)
「なにか・・お探しか?」
暗い通路に浮かぶ複数の人影、身長は高く無いですが・・全員が両腕を構えて戦闘態勢、殺気立っている感じも見て取れます。
「おめぇ・・どこもんだ?都会から来たんじゃねぇのんか?」
「よそもんかぁ?へんな病気運んできたんじゃねぇだろな?」
・・・・大陸カゼじゃあるまいし、陸の孤島の住人みたいに言わないで欲しいですよ。
「村長さま!・・この人は・・下から来た、今日初めて村に来たばっかりの人で・・上を目指していて・・村に大陸風邪を感染させるような事はありません・・・」
村長?最初に話かけてきたゾンビでしょうか、今もグルーブの真ん中に立って私をにらんで・・怒りっぽいのは性格それとも年?
「おめぇ、お上に行け(Go)つーか、イーつーかしろ!つてわれたのけ?」
やっばり・・いーとけ・いーとけだ・んだんだ・・
後を向いて三人のゾンビが何かをはなし、ロメ雄の背後に立つゾンビは棒立ち。今なら後のゾンビを殴り倒せば逃げられるが。
「村長さんって偉いの?みんな同じに見えるけど」
偉そうには見えるが、偉さの基準が私にはわからない。
「村長さまは、村で一番長生きの・・古いゾンビなの。それにレベルだって」
「んぁ?ワシの話け?余所者にゃわからんだろうが、ワシは・・強いぞ?
なんせこの塔の中にはスライムが山程おる、そいつらを毎日毎日・・・・10~2年くらい退治しまくって、最後にゃあ、ドラゴン相手に生き残ったんだ」
顔に深く刻まれた二すじの爪痕、ゾンビがそこまで強くなれるのかわからない、
ただ吐き出す息はとてつもなく臭さかった。。[臭い息]だなぁもう。
・・びびっとるビビッとる、新入りにガツンと言ってやるには顔の傷を見せるに限る。確かにワシは、ここのソンビで一番古いが強さは・・まあこの村じゃあ一番じゃ。
塔を徘徊して緑のスライムを何匹も倒していた事も事実よ。
だが十年もスライムばかり倒せるかい、あんなもん直ぐに飽きたわ。
最初は・・3匹・5匹と倒してステータスも上がったな、じゃがその内スライムていどでは頭打ちじゃ、だからといって・・鎧のやつとか魔法使いとなんぞ戦えるか!
そんで、緑と黒じゃったか?少し強いスライムのやつを狙っておったら・・
緑のドラゴンのヤツが火を吹いて来やがって、ほうほうのていでようやく逃げ延びた。
顔の傷?自分で付けたに決まっておる!
ゾンビじゃからって、スライムばっかり倒して何十年もやってられるか!
経験値も最高レベルで5000万とかじゃね?しらんけど、スライム5000万も倒してらえるか!馬鹿じゃねえの?
・・大体だ、ゾンビのワシが最高レベル(99くらい?)になったとて・・ドラゴンのレベル30に勝てるか!種族が!能力が!元々のステータスが違うわい!
まぁこの村のゾンビどもより強い、その事実だけで十分じゃ。
最強のゾンビ、その強さは怪物の中ではどのくらいなのでしょうか。




