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異世界で目が覚めたらゾンビだった、死にたく無いのでお金を貯めて復活したい。  作者: 葵卯一
今度の行き先は塔、ロメ雄はその頂上に待つものに会いに行く。
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ゾンビ村、第一村人発見!

「入り口って言っても・・」

 明らかに怪しい、特に・・この壁の・・


「宝石や!ぴっかピカの宝石が埋っとる!貰っとこ!」

 犬が外の光りに反射して光る宝石に興奮して騒ぐ、

その宝石のうしろに彫られたレリーフには目がいってないように・・・


「よく見ろ犬、その彫刻を。どう見ても罠だろ」

本能的に嫌な予感しかしない、多分アレは取っちゃいけない物だ。


「宝石は駄目だけど、周りの仮面なんかどうだ?ゾンビの顔・・(と不細工な犬の顔)を隠すには丁度いい大きさですよ」


 仮面なんかいるか!

犬が私の体を踏み台に宝石に飛びついた「止めろ!罠だ!」

 犬の足を引っ張る、その反動で私の体が壁に!


 バシュッッゥ!無数のかぎ針が壁から飛び出し、ゾンビボディを絡め取った。

「針が!丁寧に返しまで付いてぬ・・抜けない!」


 壁に手を・・こう言う時は宝石がスイッチだったりするんです!

宝石をグリグリ抜く時間と、体が壁に引き込まれる時間は同時くらいだった。



『ぺっ!』

 上半身・顔の半分まで取り込まれた体がはじかれた。

「・・・・・・」


 そして無言の四角い顔の男が、無言でロメ雄の顔を覗き・・

宝石を取り返して壁に戻って行った。


「・・不味かったんや・・腐った死体は・・」

 ヒドイ侮辱だ!ゾンビだって!ゾンビだって美味いんだよ~食べたら・・

こういっちゃうよ・・・・「Qぅぅぅぅ」


「阿呆か!腐った喰い物・喰ったら腹こわすやろ!だからペッってされたんや!」

「違う!肉は腐りかけが一番美味いんだ!酵素とか発酵でグルタミン酸とか・・・

はじかれたのはアレだ!栄養価・・とか?」


 後は・・ほら、蟹アレルギー的な?美味いけど食べたら痒くなる的な。

・・・・・


「うるさい!お前ら、早く先に行け!『紫外線照射!』」

 犬と私が食べ物談義していると、怒ったひよこちゃんが紫の光りを・・


「ウゴゴゴゴゴ・・」

「うっ眩しい!」


 犬が苦しみ、ロメ雄が目を背ける・・オイ犬!なんでお前が苦しんでいるんだ?

「止めてっ、ゾンビの体が殺菌されて・・・綺麗になっちゃう?」


「ウゴゴゴゴ・・肌荒れが・・染みが・・ワシの可愛い顔がシミとシワで・・」

 犬が光りに悶絶している、いい気味です、少しは獣皮を殺菌して下さいね。


・・・こんがり茶色に焼けた犬、なにが「小麦色のワシ・・いやコレはコレで

モテモテ人面犬か?」ワイルドだろぅ。ですか。


(しかし・・壁の男?・・あっちは生きた人間を吸収?

柱の男は仮面を・・・怪物を吸収してたような・・ウゥッ・・頭が!!!)


 石仮面の穴・・穴の無い石仮面・・なにか思い出すかと思った瞬間、ゾンビ脳が

鎮静化される。

(今ならわかります、死の支配者の気持ちが・・)

と思いましたが、わかる訳ないですよね。だって私、ただのゾンビですから。


 登っているのか・・降りているのか・・今は何階なのか・・

同じような作りと景色で感覚が掴めなくなったころ。

・・・ようやく広場・・集落のような場所に到着。


 塔の真下に村が?・・

・・じぃぃぃぃ・・壁の影から観察しましたが・・なんというか・・


 ニンゲン?・・人型の影がウロウロとしていますが・・生気といいますか・・


(まさか・・ゾンビ?)動きといい、手を前に出し目を開き、口を開けてノロノロと歩く動きといい、数もそうですが、[ゾンビ村]です!


「うぅぅぅうぁ?」第1村人発見!

「大丈夫です、怪我をしているとかお腹が空いているわけではありません」


 第1村人はきょとんとした表情?で首を折り顔を肩に乗せる。

「うぁぁぁああ」口からもれる声をそのままに、どこかへ歩いていきました。


「おい、ロメ雄。アレがなに言ってたのかわかるのか?」

「わかる訳ないでしょう?」フィーリングとソウル[魂]で感じるんだ!


 しかし、予想通りです、ゾンビはゾンビを襲わない!

 ラクーンシティでも、さっさとゾンビ化していれば謎は直ぐに解ける!

犯人は!「※※※だ!」ネタバレ禁止なのです。


さぁ彼について行けば、休憩くらいは出来るはず。


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